2011年04月01日
無事1周年!
ご無沙汰しております。
久しぶりの更新です。
今回の地震のことをどう書こうかと思い悩んでいるうちに、あっというまに時間が過ぎてしまいました。
地震や津波について、言いたいことは「いろはにホーリツ」でしゃべっていますので、よかったらアーカイブで確認して頂ければ幸いです。
URL http://ustre.am/961T
ブログがちょっと遠のいてしまったのは、ユーストリームをやっていると、そこでしゃべった方が早いとどうしても思ってしまうからかも知れませんね。
文字の力と、映像の力、それぞれありますから、ブログもできるだけ更新していきたいと思います。(ブログもちょっとお引っ越ししようかと思っています・・・)
さて、今日は入社式、エイプリールフールですが、経営法律事務所北斗の設立記念日でもあります。
去年の今日から、相方の濵地さんと二人で立ち上げて、今では山口先生も入った3人体制となりました。
12月には、新人弁護士さんに入ってもらえればいいなあと思っています(絶賛、募集中なので、司法修習生の方、既弁護士の方、まずはご連絡下さい~!)
本当に、思っていた以上に順調に成長させてもらっています。
これもひとえに我々に依頼してくれるクライアントの皆様や、ご紹介して頂ける関係者の皆様のおかげだと感謝して、今日の日を迎えております。
4月からは、経営法律事務所の名にようやく追いつき、経営コンサルタントとして、かなりクライアント企業さんの中に入って、企業価値向上のための各種業務をさせてもらう案件を持つことになりました。
ただの法的な助言ではなく、実働のところで、一緒に考え、行動していくことにより、法的な押さえはもちろん、経営的に一番いい選択肢を見つけるお手伝いができると思っています。
従前からのベンチャー企業さんのサポートと合わせて、私がやりたかったリーガルサービスの形になりつつあります。
それも裏を返せば、期待して頂いてのこと。
自分が関与した全ての会社、経営者さん、従業員さんに頼んでよかったと言ってもらえるように、どの案件も自分のもつ最大限の能力と努力を注ぎ込みたいと思います。
前から言っているように、今年は、私がサポートしているほとんどの企業さんが、勝負の年になってます。
(震災の影響で、ほとんど全ての企業がそうなってしまった感もありますが。)
今年をどう過ごすかで、僕らのこれから先の数年がどうなるか決まってしまうと言っても過言ではありません。
私は、負けず嫌いですから、「全部、勝ちます、勝たせます。」的な勢いでクライアントさんと一緒に突っ走り、気がつけば、2周年を迎えてたというのがいいかなと思っております。
そんなこんなで、今後とも、経営法律事務所北斗をよろしくお願い致します!!!!!
久しぶりの更新です。
今回の地震のことをどう書こうかと思い悩んでいるうちに、あっというまに時間が過ぎてしまいました。
地震や津波について、言いたいことは「いろはにホーリツ」でしゃべっていますので、よかったらアーカイブで確認して頂ければ幸いです。
URL http://ustre.am/961T
ブログがちょっと遠のいてしまったのは、ユーストリームをやっていると、そこでしゃべった方が早いとどうしても思ってしまうからかも知れませんね。
文字の力と、映像の力、それぞれありますから、ブログもできるだけ更新していきたいと思います。(ブログもちょっとお引っ越ししようかと思っています・・・)
さて、今日は入社式、エイプリールフールですが、経営法律事務所北斗の設立記念日でもあります。
去年の今日から、相方の濵地さんと二人で立ち上げて、今では山口先生も入った3人体制となりました。
12月には、新人弁護士さんに入ってもらえればいいなあと思っています(絶賛、募集中なので、司法修習生の方、既弁護士の方、まずはご連絡下さい~!)
本当に、思っていた以上に順調に成長させてもらっています。
これもひとえに我々に依頼してくれるクライアントの皆様や、ご紹介して頂ける関係者の皆様のおかげだと感謝して、今日の日を迎えております。
4月からは、経営法律事務所の名にようやく追いつき、経営コンサルタントとして、かなりクライアント企業さんの中に入って、企業価値向上のための各種業務をさせてもらう案件を持つことになりました。
ただの法的な助言ではなく、実働のところで、一緒に考え、行動していくことにより、法的な押さえはもちろん、経営的に一番いい選択肢を見つけるお手伝いができると思っています。
従前からのベンチャー企業さんのサポートと合わせて、私がやりたかったリーガルサービスの形になりつつあります。
それも裏を返せば、期待して頂いてのこと。
自分が関与した全ての会社、経営者さん、従業員さんに頼んでよかったと言ってもらえるように、どの案件も自分のもつ最大限の能力と努力を注ぎ込みたいと思います。
前から言っているように、今年は、私がサポートしているほとんどの企業さんが、勝負の年になってます。
(震災の影響で、ほとんど全ての企業がそうなってしまった感もありますが。)
今年をどう過ごすかで、僕らのこれから先の数年がどうなるか決まってしまうと言っても過言ではありません。
私は、負けず嫌いですから、「全部、勝ちます、勝たせます。」的な勢いでクライアントさんと一緒に突っ走り、気がつけば、2周年を迎えてたというのがいいかなと思っております。
そんなこんなで、今後とも、経営法律事務所北斗をよろしくお願い致します!!!!!
2011年02月23日
QBS博多駅サテライトオープニングイベントのお知らせ
いよいよ九州新幹線も開通し、QBSの教室も新博多駅に移転します。
そのオープニングイベントのお知らせです!
「ビジネス教育が拓く新しい地域イノベーション」と題して、
博多駅サテライトのオープニングイベントを下記の通り開催します。
(なお参加には事前申し込みが必要です。先着180名まで。)
【日時】
3月16日(水) 18:30~19:55
【場所】
JR博多シティ アミュプラザ博多10F 大会議室
【プログラム】
開会
有川総長挨拶
川波研究院長挨拶
JR石原会長ご挨拶
村藤専攻長によるQBS紹介
QBS学生・卒業生による事例紹介「学びを実践に」
コーディネーター:段野陽輔(QBS8期生)
事例1「九州縦断産学ホットライン ~鹿児島地場企業とのコラボレーション」
発表者:秦秀和(QBS7期生)
事例2「釜山~福岡MBAネットワークの取り組みについて」
発表者:宣虎長、岡本洋幸(QBS6期生)
事例3「QBSネットワークを活用しての創業 ~地域発技術の事業化」
発表者:井上聡志(PicoCELA株式会社代表取締役、QBS3期生)
閉会
【申し込み先】
九州大学総務部総務課総務第一係
Fax; 092-642-2113
E-mail; hakataoffice@jimu.kyushu-u.ac.jp
そのオープニングイベントのお知らせです!
「ビジネス教育が拓く新しい地域イノベーション」と題して、
博多駅サテライトのオープニングイベントを下記の通り開催します。
(なお参加には事前申し込みが必要です。先着180名まで。)
【日時】
3月16日(水) 18:30~19:55
【場所】
JR博多シティ アミュプラザ博多10F 大会議室
【プログラム】
開会
有川総長挨拶
川波研究院長挨拶
JR石原会長ご挨拶
村藤専攻長によるQBS紹介
QBS学生・卒業生による事例紹介「学びを実践に」
コーディネーター:段野陽輔(QBS8期生)
事例1「九州縦断産学ホットライン ~鹿児島地場企業とのコラボレーション」
発表者:秦秀和(QBS7期生)
事例2「釜山~福岡MBAネットワークの取り組みについて」
発表者:宣虎長、岡本洋幸(QBS6期生)
事例3「QBSネットワークを活用しての創業 ~地域発技術の事業化」
発表者:井上聡志(PicoCELA株式会社代表取締役、QBS3期生)
閉会
【申し込み先】
九州大学総務部総務課総務第一係
Fax; 092-642-2113
E-mail; hakataoffice@jimu.kyushu-u.ac.jp
2010年10月28日
知財マネジメントスクール2010開催します!!
今年も、知財マネジメントスクールの季節がやってきました。
毎年、これの準備が大変なのです(汗)。
ですが、それだけ準備していますので、提供できる内容は、結構レベルが高い(難しいという意味ではありませんよ~)ものになていると思います。
ご興味のある方、ぜひぜひお申し込み下さい!
2010年10月20日
ホームページができました!
4月からはじめました北斗ですが、ついにホームページが始動しました。
待ちくたびれた(?)皆様、お待たせ致しました(笑)。
アドレスは、
http://www.hokuto-law.co.jp
です。
1度、のぞいてみて下さい。
まだ、完成にはほど遠いですが、コンテンツを充実させて、顧問弁護士を探している方や、法律知識を得たい方のお役に立つようなホームページにしていきたいと思います。
今後とも、よろしくお願い致します~!!
待ちくたびれた(?)皆様、お待たせ致しました(笑)。
アドレスは、
http://www.hokuto-law.co.jp
です。
1度、のぞいてみて下さい。
まだ、完成にはほど遠いですが、コンテンツを充実させて、顧問弁護士を探している方や、法律知識を得たい方のお役に立つようなホームページにしていきたいと思います。
今後とも、よろしくお願い致します~!!
2010年08月11日
中国キーマンとの交流会のご案内
中国でのビジネスを考えておられる企業さんは多いと思いますが、なかなか向こうの実情は日本では掴みにくく、二の足を踏んでいる方も少なくないと思います。
当事務所においても、中国進出を考えているクライアントは複数ありますが、現地とのパイプ作りはやはり懸案事項で、一朝一夕に進む話ではないですね。
今回、そのような中国現地でのキーマンといえる人と接点を持つ機会を得ることが期待できる交流会のご案内を頂きましたので、告知させて頂ければと存じます。
申込みは下記のHPから可能です。
http://www.wadakazuo.com/
□■中国キーマンとの交流会■□
《日時》 2010年 8月27日(金) ※ 開場受付16:30~
交流会:17:00~19:10(予定)
懇親会:19:30~21:30(予定)
《会場》 福岡ガーデンパレスホテル
《住所》 〒810-0001 福岡市中央区天神4-8-15
《TEL》 092—713-1112
《アクセス》「天神駅」下車 → 天神地下街 「東1b」 出口より 徒歩5分
http://www.hotelgp-fukuoka.com/access/index.html
《参加費》 交流会のみ参加 10,500円(税込)
おすすめ⇒ 交流会&懇親会参加 18,900円(税込)
更なるオプション 懇親会のみ参加 10,500円(税込)。
《最大参加人数》 交流会120名 懇親会120名
《主催》 株式会社和田総研
《連絡先電話番号》 0948-26-3800 (株式会社ハウインターナショナル内)
《連絡先メールアドレス》 info@wadakazuo.com
申込みは下記のHPから可能です。
http://www.wadakazuo.com/
・中国でのビジネス展開をお考えの方々へ。
この度和田総研では、中国政府、民間企業トップの方々を日本に招聘し、ビジネス交流会を実施する事となりました。
私共と致しましては、本交流会により、中国キーマンからの現地情報の取得、人脈づくりに繋げ、皆様の中国ビジネス展開の効率的な支援にお役立てできるものと考えております。以下ご参照の上、皆様のご参加をお待ちしております。
■交流会ご参加のメリット・・・
1. 上海栄誉市民和田一夫と中国政府・中国民間企業トップとの人脈により、中国ビジネスのキーマン的存在の方たち (中国キーマンのご紹介参照) が、この交流会に中国から海を渡って御参加いただけるようになりました。今後も和田一夫とこのキーマンとのパイプはますます太くなっていきます。
2. 中国政府主導の大型プロジェクト情報の詳細や中国企業のトップからの耳寄りな情報が手に入ります。
3. 今回のゲストの皆さんは中国ビジネス界のトップであり、要を握るキーマンの方たちです。中国ビジネスにおける要所・ポイントなど、他では聞くことの出来ない貴重な話が飛び出します。
4. 中国は広く、その地方によってもかなりの違いがあり、地方性とニーズの関係や、人間の気質も地方性があることがだんだんわかってきます。
5. 中国市場を感覚的に知っているような人だけが持っている、新しいニーズに対しての発想の着眼点についても学ぶことが出来ます
6. 日中ビジネスをキーワードに集まってきた日中の経営者同士が語り合うことで、それぞれに触発し合い、勉強し合い、啓発しあいながら、新しい信頼関係を作っていきます。
7. 一方通行の勉強会ではなく、意見交換しながら参加者誰もが話し、他の方々の意見を聞く形式の相互通行の勉強会です。先生も生徒も参加者お一人お一人という方式です。
本交流会は、小グループディスカッション形式で相互通行の意見交換にて進行致しますので、通常の交流会では得られない、ビジネス展開に直結したより深い交流が可能になります。
◆福岡交流会概要◆
【中国キーマンとの交流会】
中国キーマンの方たちからの紹介コーナー【中国キーマンの詳細情報はトップページから】
このイベントのために遠路はるばる中国からご参加くださった中国キーマンの方々から自己紹介・自社紹介・プロジェクト紹介を含めたPRをしていただきます。
金会慶氏・鄭勝濤氏・馬世侠氏・王政氏・韓偉勇氏・杉山 拓氏・宋掦氏・望月一央氏・李濛氏・無錫市恵山区政府O-Park管理委員会のPJリーダーたち
全体での質疑応答のあと、小グループに分かれ、ディスカッションタイムに移ります。
テーマは各グループで決めていきますが、中国キーマンからの中国の諸々話と、現状日本人経営者各自が抱えている問題点が中心になります。
a) 中国キーマンから提供された情報について意見交換
b) 具体的な中国側のプロジェクトについての意見交換
c) 日本人経営者が抱えている問題について意見交換
交流会終了後、参加者全員での写真撮影
懇親会は立食形式ではなく一卓8人~10人の着席式のお食事をご用意し、交流をさらに深めていきます
当事務所においても、中国進出を考えているクライアントは複数ありますが、現地とのパイプ作りはやはり懸案事項で、一朝一夕に進む話ではないですね。
今回、そのような中国現地でのキーマンといえる人と接点を持つ機会を得ることが期待できる交流会のご案内を頂きましたので、告知させて頂ければと存じます。
申込みは下記のHPから可能です。
http://www.wadakazuo.com/
□■中国キーマンとの交流会■□
《日時》 2010年 8月27日(金) ※ 開場受付16:30~
交流会:17:00~19:10(予定)
懇親会:19:30~21:30(予定)
《会場》 福岡ガーデンパレスホテル
《住所》 〒810-0001 福岡市中央区天神4-8-15
《TEL》 092—713-1112
《アクセス》「天神駅」下車 → 天神地下街 「東1b」 出口より 徒歩5分
http://www.hotelgp-fukuoka.com/access/index.html
《参加費》 交流会のみ参加 10,500円(税込)
おすすめ⇒ 交流会&懇親会参加 18,900円(税込)
更なるオプション 懇親会のみ参加 10,500円(税込)。
《最大参加人数》 交流会120名 懇親会120名
《主催》 株式会社和田総研
《連絡先電話番号》 0948-26-3800 (株式会社ハウインターナショナル内)
《連絡先メールアドレス》 info@wadakazuo.com
申込みは下記のHPから可能です。
http://www.wadakazuo.com/
・中国でのビジネス展開をお考えの方々へ。
この度和田総研では、中国政府、民間企業トップの方々を日本に招聘し、ビジネス交流会を実施する事となりました。
私共と致しましては、本交流会により、中国キーマンからの現地情報の取得、人脈づくりに繋げ、皆様の中国ビジネス展開の効率的な支援にお役立てできるものと考えております。以下ご参照の上、皆様のご参加をお待ちしております。
■交流会ご参加のメリット・・・
1. 上海栄誉市民和田一夫と中国政府・中国民間企業トップとの人脈により、中国ビジネスのキーマン的存在の方たち (中国キーマンのご紹介参照) が、この交流会に中国から海を渡って御参加いただけるようになりました。今後も和田一夫とこのキーマンとのパイプはますます太くなっていきます。
2. 中国政府主導の大型プロジェクト情報の詳細や中国企業のトップからの耳寄りな情報が手に入ります。
3. 今回のゲストの皆さんは中国ビジネス界のトップであり、要を握るキーマンの方たちです。中国ビジネスにおける要所・ポイントなど、他では聞くことの出来ない貴重な話が飛び出します。
4. 中国は広く、その地方によってもかなりの違いがあり、地方性とニーズの関係や、人間の気質も地方性があることがだんだんわかってきます。
5. 中国市場を感覚的に知っているような人だけが持っている、新しいニーズに対しての発想の着眼点についても学ぶことが出来ます
6. 日中ビジネスをキーワードに集まってきた日中の経営者同士が語り合うことで、それぞれに触発し合い、勉強し合い、啓発しあいながら、新しい信頼関係を作っていきます。
7. 一方通行の勉強会ではなく、意見交換しながら参加者誰もが話し、他の方々の意見を聞く形式の相互通行の勉強会です。先生も生徒も参加者お一人お一人という方式です。
本交流会は、小グループディスカッション形式で相互通行の意見交換にて進行致しますので、通常の交流会では得られない、ビジネス展開に直結したより深い交流が可能になります。
◆福岡交流会概要◆
【中国キーマンとの交流会】
中国キーマンの方たちからの紹介コーナー【中国キーマンの詳細情報はトップページから】
このイベントのために遠路はるばる中国からご参加くださった中国キーマンの方々から自己紹介・自社紹介・プロジェクト紹介を含めたPRをしていただきます。
金会慶氏・鄭勝濤氏・馬世侠氏・王政氏・韓偉勇氏・杉山 拓氏・宋掦氏・望月一央氏・李濛氏・無錫市恵山区政府O-Park管理委員会のPJリーダーたち
全体での質疑応答のあと、小グループに分かれ、ディスカッションタイムに移ります。
テーマは各グループで決めていきますが、中国キーマンからの中国の諸々話と、現状日本人経営者各自が抱えている問題点が中心になります。
a) 中国キーマンから提供された情報について意見交換
b) 具体的な中国側のプロジェクトについての意見交換
c) 日本人経営者が抱えている問題について意見交換
交流会終了後、参加者全員での写真撮影
懇親会は立食形式ではなく一卓8人~10人の着席式のお食事をご用意し、交流をさらに深めていきます
2010年06月16日
手法は任せる
知り合いの経営者さんに、従業員一律に同じような営業手法をさせようとする方がいました。
例えば、スーパー営業マンさんの営業手法をみんなで共有しようと、社内で発表会をしたり、勉強会をしたりしているところは少なくないですね。
大企業の保険会社とかはしょっちゅうそんなことばかりしているようなイメージがあります。
他の人のやり方を学ぶのはとても大事なことであり、それ自体は否定しません。
だけど、そのスーパー営業マン、スーパー販売員のやり方をまねた他の従業員がみんな、スーパーに進化しているのかというとほとんどまずない。というのが実情ではないでしょうか。
なぜか?
やり方は、やっぱり人それぞれなんだから。これに尽きますね。
それぞれが持つパーソナリティー、例えば、声質、話し方、性格等、どれをとっても同じ人はいません。
それを無理矢理合わせたところで、上手くいくはずがない。
最初の何ヶ月かは無理が利いても、いずれぼろがでます。続きません。
ですから、手法をまねる、統一するというのはあまり有効な方法ではないと思います。
それ以上に、そういう方法をとる経営者の方が気づいていないのが、方法を決めることによって、従業員の言い訳を用意してしまうことになることです。
そもそも営業であれば、注文を取ってくること(しかも、一回こっきりではなく、できればリピート客をたくさん)が主目的で、なおかつそれ以外の評価の対象はないはず。
ですが、手法をルールにすることで、その手法を守る、実行することが、従業員の目的になってしまいます。
「言われたとおりにやってますが、何か?」というセリフを言わせてはいけません。
それでは、いわば、練習のための練習になるような感じで、ひとつレベルが落ちてしまいますよね。
それに気づかずに、その手法の遵守の管理をしようとしてしまう経営者が少なくないですね。
たしかに、手法を管理するのは楽なんです。嫌なことも言わずにすみますし。
しかし、いくら手法を守っても、肝心の売上が上がらなければ同じこと。
手法を押しつけるのではなく、従業員各人に、それぞれ売上をあげるためには自分なりにどういう方法をとればいいのかを考えさせることがもっとも大事なのではないでしょうか。
例えば、スーパー営業マンさんの営業手法をみんなで共有しようと、社内で発表会をしたり、勉強会をしたりしているところは少なくないですね。
大企業の保険会社とかはしょっちゅうそんなことばかりしているようなイメージがあります。
他の人のやり方を学ぶのはとても大事なことであり、それ自体は否定しません。
だけど、そのスーパー営業マン、スーパー販売員のやり方をまねた他の従業員がみんな、スーパーに進化しているのかというとほとんどまずない。というのが実情ではないでしょうか。
なぜか?
やり方は、やっぱり人それぞれなんだから。これに尽きますね。
それぞれが持つパーソナリティー、例えば、声質、話し方、性格等、どれをとっても同じ人はいません。
それを無理矢理合わせたところで、上手くいくはずがない。
最初の何ヶ月かは無理が利いても、いずれぼろがでます。続きません。
ですから、手法をまねる、統一するというのはあまり有効な方法ではないと思います。
それ以上に、そういう方法をとる経営者の方が気づいていないのが、方法を決めることによって、従業員の言い訳を用意してしまうことになることです。
そもそも営業であれば、注文を取ってくること(しかも、一回こっきりではなく、できればリピート客をたくさん)が主目的で、なおかつそれ以外の評価の対象はないはず。
ですが、手法をルールにすることで、その手法を守る、実行することが、従業員の目的になってしまいます。
「言われたとおりにやってますが、何か?」というセリフを言わせてはいけません。
それでは、いわば、練習のための練習になるような感じで、ひとつレベルが落ちてしまいますよね。
それに気づかずに、その手法の遵守の管理をしようとしてしまう経営者が少なくないですね。
たしかに、手法を管理するのは楽なんです。嫌なことも言わずにすみますし。
しかし、いくら手法を守っても、肝心の売上が上がらなければ同じこと。
手法を押しつけるのではなく、従業員各人に、それぞれ売上をあげるためには自分なりにどういう方法をとればいいのかを考えさせることがもっとも大事なのではないでしょうか。
2010年06月05日
ビジネスを創る
経営法律事務所北斗も、今月でまる二ヶ月が過ぎようとしています。
もうすぐ港はでれそうかなという感じですかね。
おかげさまで、順調な滑り出しとなっています。
ありがたいことです。
うちの事務所の特色は、通常の法律事務業務ももちろん行いますが、それと同じくらい(気持ち的にはこっちが中心にしたいくらいですが)経営コンサルティングに力を入れていきたいと思っています。
弁護士が経営コンサルティング?といってもなかなか想像がつかないかもしれませんが、実態は極めて単純明快。
クライアント企業と一緒に、売上になりそうな市場がどこにあるかを考え、そこにどのように提案すれば受注できるかを練り、営業活動をかける。というだけです。
ビジネスを創る。という一番大事な仕事を一緒にやりますということですね。
今までの弁護士のイメージだとビジネスを守るため、あるいはビジネスを閉めるためという感じが強かったと思うのですが、そもそも創る時点で、強いものを創ってしまえば、守るのも簡単ですし、ましてや閉めることなんて、そう簡単にはいかないはずです。
その大事なスタート時に、活躍すべきなのが本来の弁護士の任務だと思っています。
そんなん言っても、お客さんのところにはいかないんでしょう?と思われた方、残念。
すでに営業マンとして、何度も私のクライアントのクライアント先に行っていますよ(笑)。
例えば、めでたく契約が成立しそうな時でも、お互いどのような契約にしたらいいのか、分からないことってあるんです。
例えば、請負契約がいいのか、売買契約がいいのか。とか。
買い主、売り主、委託者、受託者でそれぞれ立場が違う訳ですから、双方の立場からみれば、メリットデメリットはあります。
そんなとき、交渉中に、それぞれの条件をすりあわせて、それに一番沿った形の契約体系にすれば、後に紛争にもなりにくいですし、何よりもまとまります。
それを、お互いが自己に一方的に有利なひな形の契約書を、うちのフォーマットなんで、これを使って下さい、とか、ここはこう修正してくださいなんて、やっているのでは、まとまるものもまとまりません。
かといって、営業マンに一番いい契約体系を考えて、条件まとめてこい!と言っても、それは無理な話。
だったら、うちの弁護士を連れてってくださいな。ということになるのです。
今は、某クライアントで、ちょっとおもしろい商談を進めています。
もちろん私も打ち合わせには同席して、クライアントのみならず相手方双方の利益が最大限になる落としどころを模索しています。
それって双方代理じゃないの?と思われた同業ないし法律に詳しい方。
私は、クライアントの顧問ないし委任を受けた弁護士です。あくまでクライアントのために動くのです。
ですが、結局、ビジネスでは、一方だけが儲かる内容では続きません。
双方の利益が最大限になるところで落ち着くのが、いいビジネス。ありていにいえばwinwinですかね。
なので、結局、私の出す提案が、相手にとってもうちにとってもいい内容だということが多いのです。
相手も当然、自社の弁護士にチェックさせてますからね。
そんなことなので、営業マンや営業部長となって、我がクライアントのクライアント先にいくこともあるのです。
今の案件は、内容が知財関係なので、当事務所を使う本質的な意義が、もっともっとでてくるだろうと思っています。
うまくいけば、私も楽しくなりそうです。
もうすぐ港はでれそうかなという感じですかね。
おかげさまで、順調な滑り出しとなっています。
ありがたいことです。
うちの事務所の特色は、通常の法律事務業務ももちろん行いますが、それと同じくらい(気持ち的にはこっちが中心にしたいくらいですが)経営コンサルティングに力を入れていきたいと思っています。
弁護士が経営コンサルティング?といってもなかなか想像がつかないかもしれませんが、実態は極めて単純明快。
クライアント企業と一緒に、売上になりそうな市場がどこにあるかを考え、そこにどのように提案すれば受注できるかを練り、営業活動をかける。というだけです。
ビジネスを創る。という一番大事な仕事を一緒にやりますということですね。
今までの弁護士のイメージだとビジネスを守るため、あるいはビジネスを閉めるためという感じが強かったと思うのですが、そもそも創る時点で、強いものを創ってしまえば、守るのも簡単ですし、ましてや閉めることなんて、そう簡単にはいかないはずです。
その大事なスタート時に、活躍すべきなのが本来の弁護士の任務だと思っています。
そんなん言っても、お客さんのところにはいかないんでしょう?と思われた方、残念。
すでに営業マンとして、何度も私のクライアントのクライアント先に行っていますよ(笑)。
例えば、めでたく契約が成立しそうな時でも、お互いどのような契約にしたらいいのか、分からないことってあるんです。
例えば、請負契約がいいのか、売買契約がいいのか。とか。
買い主、売り主、委託者、受託者でそれぞれ立場が違う訳ですから、双方の立場からみれば、メリットデメリットはあります。
そんなとき、交渉中に、それぞれの条件をすりあわせて、それに一番沿った形の契約体系にすれば、後に紛争にもなりにくいですし、何よりもまとまります。
それを、お互いが自己に一方的に有利なひな形の契約書を、うちのフォーマットなんで、これを使って下さい、とか、ここはこう修正してくださいなんて、やっているのでは、まとまるものもまとまりません。
かといって、営業マンに一番いい契約体系を考えて、条件まとめてこい!と言っても、それは無理な話。
だったら、うちの弁護士を連れてってくださいな。ということになるのです。
今は、某クライアントで、ちょっとおもしろい商談を進めています。
もちろん私も打ち合わせには同席して、クライアントのみならず相手方双方の利益が最大限になる落としどころを模索しています。
それって双方代理じゃないの?と思われた同業ないし法律に詳しい方。
私は、クライアントの顧問ないし委任を受けた弁護士です。あくまでクライアントのために動くのです。
ですが、結局、ビジネスでは、一方だけが儲かる内容では続きません。
双方の利益が最大限になるところで落ち着くのが、いいビジネス。ありていにいえばwinwinですかね。
なので、結局、私の出す提案が、相手にとってもうちにとってもいい内容だということが多いのです。
相手も当然、自社の弁護士にチェックさせてますからね。
そんなことなので、営業マンや営業部長となって、我がクライアントのクライアント先にいくこともあるのです。
今の案件は、内容が知財関係なので、当事務所を使う本質的な意義が、もっともっとでてくるだろうと思っています。
うまくいけば、私も楽しくなりそうです。
2010年04月28日
和な感じを
新しいこのブログのタイトルは、和魂洋才としたのですが、何故「和」なのか?について、ご説明しておきたいと思います。
基本的に、わたくし、日本という国が嫌いではありません。
特に、今、龍馬伝もやっていますが、戦国時代や幕末のあの時期を駆け抜けている日本人は、魅力的で誇りに思います。
ですから、日本という国に対する誇りを持ち、それを守りたいと思います。
一方で、最近の日本の社会の非合理性あるいは不効率性というべきところ、それは換言すれば仲間意識、島国根性とも言い換えていいのかも知れませんが、一昔前までは「よいところ」、長所だったところが、まるでオセロのように、悪いところ、短所になってきている傾向が見えてきています。
それは、単に食事が欧風になったとか、戦争に負けて、アメリカに憧れたからだ。だとかいう理由ではなく、何かが複合的に揃った結果、導かれてきている結果なようにも思えるのです。
つまり、守るべき日本らしさが消えつつある、またはそれがマイナスの効果が出つつあるという感じがしています。
そして、翻って、自分のことを鑑みるに、合理的かつ効率性の高い思考をよしとする方法論(それをMBAというかはさておき)を身につけ、その手法を駆使して、クライアントと自社をどんどん成功に導こうとスタートしたばかり。
もっとも、費用対効果という一面からは絶対に不正解なことも分かった上で、損得抜きでやることもありますし、江戸っ子の心意気を粋に感じて、一肌脱ぐということもあります。(まったく江戸に住んだことはないですが・・・)
そうすると、どちらか片一方の価値観にまるっきりシフトするには、やっぱり何か心苦しい。
日本人の心、侘び・寂び・粋をもって、でも手法は諸外国からいいものを導入して、競争に勝ち進む。
特に、粋(意気)の部分は大事にしたい。
そういうのが理想かなという思いに至ってきました。
まあ、大概の人は、同じような気持ちや考えに既になっているでしょうから、この考えに特に新規性も、独創性もないんですけどね。
ファンダメンタル、オーソドックスという感じですか。(なぜかしら、使えない英語を使いたがりますね(笑))。
ということで(?)、和の魂をもって、洋の技術を取り入れた、日本らしい新しい弁護士さんになりたいと思っているのです。
まとめが強引ですが、そういう心意気でやっとります!
基本的に、わたくし、日本という国が嫌いではありません。
特に、今、龍馬伝もやっていますが、戦国時代や幕末のあの時期を駆け抜けている日本人は、魅力的で誇りに思います。
ですから、日本という国に対する誇りを持ち、それを守りたいと思います。
一方で、最近の日本の社会の非合理性あるいは不効率性というべきところ、それは換言すれば仲間意識、島国根性とも言い換えていいのかも知れませんが、一昔前までは「よいところ」、長所だったところが、まるでオセロのように、悪いところ、短所になってきている傾向が見えてきています。
それは、単に食事が欧風になったとか、戦争に負けて、アメリカに憧れたからだ。だとかいう理由ではなく、何かが複合的に揃った結果、導かれてきている結果なようにも思えるのです。
つまり、守るべき日本らしさが消えつつある、またはそれがマイナスの効果が出つつあるという感じがしています。
そして、翻って、自分のことを鑑みるに、合理的かつ効率性の高い思考をよしとする方法論(それをMBAというかはさておき)を身につけ、その手法を駆使して、クライアントと自社をどんどん成功に導こうとスタートしたばかり。
もっとも、費用対効果という一面からは絶対に不正解なことも分かった上で、損得抜きでやることもありますし、江戸っ子の心意気を粋に感じて、一肌脱ぐということもあります。(まったく江戸に住んだことはないですが・・・)
そうすると、どちらか片一方の価値観にまるっきりシフトするには、やっぱり何か心苦しい。
日本人の心、侘び・寂び・粋をもって、でも手法は諸外国からいいものを導入して、競争に勝ち進む。
特に、粋(意気)の部分は大事にしたい。
そういうのが理想かなという思いに至ってきました。
まあ、大概の人は、同じような気持ちや考えに既になっているでしょうから、この考えに特に新規性も、独創性もないんですけどね。
ファンダメンタル、オーソドックスという感じですか。(なぜかしら、使えない英語を使いたがりますね(笑))。
ということで(?)、和の魂をもって、洋の技術を取り入れた、日本らしい新しい弁護士さんになりたいと思っているのです。
まとめが強引ですが、そういう心意気でやっとります!
2010年04月23日
経営指針書
3月末にドタバタで、福岡県中小企業家同友会の福友支部に入会しました。
期末の駆け込み需要のような入会になりましたが、4月からは同友会の行事にも参加しています。
同友会といっても、何をするところかよく分からなかったのですが、何度か参加させて頂いて分かったことは、経営指針書の作成をベースに経営者がお互いに切磋琢磨して経営を発展させていこうというのが、会の趣旨のようです。
経営指針書とは、耳慣れない言葉ですが、会社案内と事業計画書と決算書を足して3で割ったような感じですかね。
会社に関わる全ての人に知っておいてもらいたい事項をまとめたものというイメージでもいいかもしれません。
経営者が自身の頭の中に描いている未来像は他人からは全く分かりません。
経営者が常日頃、言葉で言っていても、大局的な説明は受けていないので、従業員からすると断片的な情報でしかなかったりします。
それでは、経営者の思いや方針はうまく伝わらないですよね。
そこで、経営指針書という形で、一度、文章に落として、それからみんなで共有していきましょうということのようです。
いいことだと思いました。
会社は、法人という一つの乗り物、器です。
当初、作った人は行き先を決めているかも知れませんが、運転手が変われば、行き先が変わるかもしれません。
このバスはどこにいこうとしているのか、それを明示するのが、経営指針書なんだろうと思います。
乗客(従業員)として、乗り込むとき、あるいは買い主(出資者、債権者)として、バスを査定するとき、とりあえずこれを読んで、乗るか乗らんか、買うか買わんか決めてつかぁさい!といえるだけのものを作っておけば、みんな安心して、選択することができますよね。
中小企業こそ、作っておくべきフォーマットのひとつでしょう。
だからこそ同友会というものが、長年継続して維持されているんだろうと思います。
うちも早く、作らないといけないと思っています。
期末の駆け込み需要のような入会になりましたが、4月からは同友会の行事にも参加しています。
同友会といっても、何をするところかよく分からなかったのですが、何度か参加させて頂いて分かったことは、経営指針書の作成をベースに経営者がお互いに切磋琢磨して経営を発展させていこうというのが、会の趣旨のようです。
経営指針書とは、耳慣れない言葉ですが、会社案内と事業計画書と決算書を足して3で割ったような感じですかね。
会社に関わる全ての人に知っておいてもらいたい事項をまとめたものというイメージでもいいかもしれません。
経営者が自身の頭の中に描いている未来像は他人からは全く分かりません。
経営者が常日頃、言葉で言っていても、大局的な説明は受けていないので、従業員からすると断片的な情報でしかなかったりします。
それでは、経営者の思いや方針はうまく伝わらないですよね。
そこで、経営指針書という形で、一度、文章に落として、それからみんなで共有していきましょうということのようです。
いいことだと思いました。
会社は、法人という一つの乗り物、器です。
当初、作った人は行き先を決めているかも知れませんが、運転手が変われば、行き先が変わるかもしれません。
このバスはどこにいこうとしているのか、それを明示するのが、経営指針書なんだろうと思います。
乗客(従業員)として、乗り込むとき、あるいは買い主(出資者、債権者)として、バスを査定するとき、とりあえずこれを読んで、乗るか乗らんか、買うか買わんか決めてつかぁさい!といえるだけのものを作っておけば、みんな安心して、選択することができますよね。
中小企業こそ、作っておくべきフォーマットのひとつでしょう。
だからこそ同友会というものが、長年継続して維持されているんだろうと思います。
うちも早く、作らないといけないと思っています。
2010年04月22日
固定観念との戦い
人は誰でも、今まで生きてきて見たり聞いたり、学んだりして経験値として蓄積したものを持っています。
それを、時に常識といったり、暗黙知といったり、ノウハウといったり、経験値と言ったり。
世の中では、結構、貴重なものとして取り扱われています。
過去の経験を覚えているだけで、お金がもらえてる人もいますよね。
今まで経験してきたことを信じることは、行動の裏付けとして安心極まりないので、昨日もできたんだから、今日もできるだろうとわざわざ思わなくても、いつもできることは当然できるものとして、我々は無意識的に行動しています。
(過去の経験に沿うと、今の)自分の考えは間違いなく正しいと断言する人も少なくありません。
私からすると、よほどの自信家か、無邪気な人かのどっちかだとしか思えませんが。
でも、それは本当に必然、正しい、あるいは「常識」なのでしょうか?
何事も、あまりに当たり前のようになっていても、実は、明日も同じようにできるとは限らないのではないでしょうか。それを信じるだけの保証をしてくれているのは、たまたまできていた過去の経験だけなのでは?
例えば、明日、突然、自転車に乗れなくなっていたり、電子メールが届かなくなっていたり、自社の商品が売れなくなっていたり・・・。
それぞれに何らかの原因はあるでしょうから、いつかまたできるようになるかもしれません。
しかし、いずれにせよ、昨日できたからといって、今日もできるという保証は誰もしていないのです。
私は、常識を常識として捉えすぎることが、固定観念だと思っています。
しかし、常識は変わりうるもの、法律も変わりうるもの。です。
固定観念にとらわれて、みるべきものを見ず(見えず?)、その結果、変革のチャンスを逃している企業や個人の方が相変わらず多いように思います。
そして、我々は、「弁護士」という既存のイメージ、固定観念とこれから戦っていくチャレンジをはじめたところです。
この固定観念は極めて頑強かつ広範に浸透しており、いつでもどこでも顔を出してきます(笑)。
いよっ、ミスター常識!と合いの手を入れたいくらいです・・・。
敷居が高い、話が難しい、気むずかしい、費用が高いなどなど。
今まで、どんだけ顧客を無視した商売をしてきとんねんとツッコミを入れずにはいられませんよね。
おかげで、我々の当面の経営課題は、いかに過去の遺物(既存の弁護士イメージ)を打破し、刷新し、我々の提供できるサービスを正確に認知してもらえるかという点に絞られています。
話を戻しますと、(経験に裏付けられていても)自分の考えや正しいと思っていることは、もはや正しくはないかもしれない。
常に自分や社会の常識を疑うことが、経営者にとっては大事だと思います。
といいながら、私は、それ(常識を疑うこと)すら、本当に正しいのかを疑っています。
堂々巡りになりそうですが、それくらい固定観念は取り除きにくいものです。
そもそも思考の枠を設定した方が考えはまとまりやすい。
例えば数学の世界で、最初からゼロや虚数の概念を持っていたら、ここまで発展していなかったかも知れません。
ですから、観念を固定することは、時として、有効であることは間違いないのです。(と、断言していいかどうかを疑いましょう(笑))
常識からいかに離れられるか、それが独創性を磨く最初のステップなんでしょうね。
それを、時に常識といったり、暗黙知といったり、ノウハウといったり、経験値と言ったり。
世の中では、結構、貴重なものとして取り扱われています。
過去の経験を覚えているだけで、お金がもらえてる人もいますよね。
今まで経験してきたことを信じることは、行動の裏付けとして安心極まりないので、昨日もできたんだから、今日もできるだろうとわざわざ思わなくても、いつもできることは当然できるものとして、我々は無意識的に行動しています。
(過去の経験に沿うと、今の)自分の考えは間違いなく正しいと断言する人も少なくありません。
私からすると、よほどの自信家か、無邪気な人かのどっちかだとしか思えませんが。
でも、それは本当に必然、正しい、あるいは「常識」なのでしょうか?
何事も、あまりに当たり前のようになっていても、実は、明日も同じようにできるとは限らないのではないでしょうか。それを信じるだけの保証をしてくれているのは、たまたまできていた過去の経験だけなのでは?
例えば、明日、突然、自転車に乗れなくなっていたり、電子メールが届かなくなっていたり、自社の商品が売れなくなっていたり・・・。
それぞれに何らかの原因はあるでしょうから、いつかまたできるようになるかもしれません。
しかし、いずれにせよ、昨日できたからといって、今日もできるという保証は誰もしていないのです。
私は、常識を常識として捉えすぎることが、固定観念だと思っています。
しかし、常識は変わりうるもの、法律も変わりうるもの。です。
固定観念にとらわれて、みるべきものを見ず(見えず?)、その結果、変革のチャンスを逃している企業や個人の方が相変わらず多いように思います。
そして、我々は、「弁護士」という既存のイメージ、固定観念とこれから戦っていくチャレンジをはじめたところです。
この固定観念は極めて頑強かつ広範に浸透しており、いつでもどこでも顔を出してきます(笑)。
いよっ、ミスター常識!と合いの手を入れたいくらいです・・・。
敷居が高い、話が難しい、気むずかしい、費用が高いなどなど。
今まで、どんだけ顧客を無視した商売をしてきとんねんとツッコミを入れずにはいられませんよね。
おかげで、我々の当面の経営課題は、いかに過去の遺物(既存の弁護士イメージ)を打破し、刷新し、我々の提供できるサービスを正確に認知してもらえるかという点に絞られています。
話を戻しますと、(経験に裏付けられていても)自分の考えや正しいと思っていることは、もはや正しくはないかもしれない。
常に自分や社会の常識を疑うことが、経営者にとっては大事だと思います。
といいながら、私は、それ(常識を疑うこと)すら、本当に正しいのかを疑っています。
堂々巡りになりそうですが、それくらい固定観念は取り除きにくいものです。
そもそも思考の枠を設定した方が考えはまとまりやすい。
例えば数学の世界で、最初からゼロや虚数の概念を持っていたら、ここまで発展していなかったかも知れません。
ですから、観念を固定することは、時として、有効であることは間違いないのです。(と、断言していいかどうかを疑いましょう(笑))
常識からいかに離れられるか、それが独創性を磨く最初のステップなんでしょうね。
2010年04月21日
「北斗」の由来
新しく設立した事務所は、「経営法律事務所 北斗」と名付けました。
頭に「経営」をもってきたのは、QBSで学んだ経営知識を最大限生かし、経営コンサルティングをメイン業務とすることを掲げたためです。
もちろん、QBSに行っただけで、経営ができるほど、経営は甘くありません。
ただ、中小どころか零細企業の経営なら、私は、実はもう30年近くやってきています。
私の実家は、日本一のうどん激戦区、さぬきうどんの香川で小さいながらも、うどん屋をやっています。
今まで30年近く、つぶれることなく継続できているのは、両親の力だけではありません。
子供ながらに、明日をもしれぬ危機感を抱きながら、経営改善の方法を考えて、新メニューを投入したり、オペレーションを改善してきたりした、私の試行錯誤の結果も含まれています。
消費税導入、税率の引き上げ、水不足、毎年なんぞかんぞあったのに、よくもったなというのが、正直な実感です。
恐ろしいくらい、新しいうどん屋ができては、つぶれていく状況をつぶさに見てきました。
夏休みは毎日毎日、やってくるお客さんの動向を、観察する癖がついてしまいました。
おかげで、夏休みの絵日記は、店の手伝いしか書くことがなかったですが(笑)。
小学1年生から看板娘ならぬ、看板息子として(笑)、零細企業、スモールビジネスの厳しさ、一方で、楽しさを骨身にしみこませてきました。
私がいつも笑顔なのは、脳天気な性格だからだけではないのかも知れませんよ。
しかも、幸いなことに飲食という水商売には、商売・ビジネスの基本が全て含まれていました。
したがって、私の経験値は、どんな業種、業態であっても、少なからず応用することができています。
そんなバックボーンもあっての、経営サポート、コンサルティングをメインに据えることにしたのです。
今後は、「名は体を表す」の通り、中小企業の経営を法律のみならず、全ての面でサポートできる法律事務所になっていければと思っております。
では、なぜ北斗か?
名前については、相当悩みました。
コピーライターの仕事は、本当に大変でしょうね。
あたれば、相当おもしろいとは思いますが。
で、悩んだ末に、ケンシロウのように世界を変えていこう!と思ったのです。北斗の拳からとりました。
というのは、後付けで、北極星からきています。
大航海時代、大西洋で、アメリカ大陸を目指した船団が北極星を頼りに航海を進めたように、今の経営者の皆さんが、我々を頼りに、あるいは羅針盤として、各自の経営を進めていってもらいたいという思いから、「北斗」とつけました。
経営にまよったら、北斗を探せばいい。
北斗が常に正しい道を指し示してくれる。
ライオンキングの1シーン(「お前の中に生きている」の曲が流れるシーンです。分かりませんね(爆))ような、そんな言葉が頂けるようになりたいなという願いを込めて名づけた次第です。
とはいえ、今は、まさに「北斗丸」自身が、出航したばかり。まだ港すら出ていません。
自らが航路に迷うことのないように、着実に進んでいきたいですね。
頭に「経営」をもってきたのは、QBSで学んだ経営知識を最大限生かし、経営コンサルティングをメイン業務とすることを掲げたためです。
もちろん、QBSに行っただけで、経営ができるほど、経営は甘くありません。
ただ、中小どころか零細企業の経営なら、私は、実はもう30年近くやってきています。
私の実家は、日本一のうどん激戦区、さぬきうどんの香川で小さいながらも、うどん屋をやっています。
今まで30年近く、つぶれることなく継続できているのは、両親の力だけではありません。
子供ながらに、明日をもしれぬ危機感を抱きながら、経営改善の方法を考えて、新メニューを投入したり、オペレーションを改善してきたりした、私の試行錯誤の結果も含まれています。
消費税導入、税率の引き上げ、水不足、毎年なんぞかんぞあったのに、よくもったなというのが、正直な実感です。
恐ろしいくらい、新しいうどん屋ができては、つぶれていく状況をつぶさに見てきました。
夏休みは毎日毎日、やってくるお客さんの動向を、観察する癖がついてしまいました。
おかげで、夏休みの絵日記は、店の手伝いしか書くことがなかったですが(笑)。
小学1年生から看板娘ならぬ、看板息子として(笑)、零細企業、スモールビジネスの厳しさ、一方で、楽しさを骨身にしみこませてきました。
私がいつも笑顔なのは、脳天気な性格だからだけではないのかも知れませんよ。
しかも、幸いなことに飲食という水商売には、商売・ビジネスの基本が全て含まれていました。
したがって、私の経験値は、どんな業種、業態であっても、少なからず応用することができています。
そんなバックボーンもあっての、経営サポート、コンサルティングをメインに据えることにしたのです。
今後は、「名は体を表す」の通り、中小企業の経営を法律のみならず、全ての面でサポートできる法律事務所になっていければと思っております。
では、なぜ北斗か?
名前については、相当悩みました。
コピーライターの仕事は、本当に大変でしょうね。
あたれば、相当おもしろいとは思いますが。
で、悩んだ末に、ケンシロウのように世界を変えていこう!と思ったのです。北斗の拳からとりました。
というのは、後付けで、北極星からきています。
大航海時代、大西洋で、アメリカ大陸を目指した船団が北極星を頼りに航海を進めたように、今の経営者の皆さんが、我々を頼りに、あるいは羅針盤として、各自の経営を進めていってもらいたいという思いから、「北斗」とつけました。
経営にまよったら、北斗を探せばいい。
北斗が常に正しい道を指し示してくれる。
ライオンキングの1シーン(「お前の中に生きている」の曲が流れるシーンです。分かりませんね(爆))ような、そんな言葉が頂けるようになりたいなという願いを込めて名づけた次第です。
とはいえ、今は、まさに「北斗丸」自身が、出航したばかり。まだ港すら出ていません。
自らが航路に迷うことのないように、着実に進んでいきたいですね。
2010年03月25日
サービスとは
久しぶりの更新です。
実は、四月より仕事のステージが変わりまして、このブログも模様替えする予定です。
近日中には、ご報告できるかと思います。
その関係で、設計・施工関係の打ち合わせをしています。
が、担当者のレベルに若干の問題が・・・。
自分がどのようなサービスを提供すべきなのか、よく理解できていないようです。
実は、こういう方が少なくありません。
というか、こういう人ばかりです。
サービス業である専門家はもちろん、営業マンであったり、料理人であったり、おそらくほぼ全ての職業に対して当てはまるのは、顧客の期待を超えるものを提供するということです。
お客さんの期待値を超えて初めて、割安感だったり、価値観を顧客が覚えて、こちらの求める対価を支払ってくれるのです。
ですので、顧客の期待値を正確に認識して、さらにそれを超えていく内容を提供できるスキルがなければ、ビジネスが続いていきません。
しかし、専門家に多いのですが、知識を売ればすむと思っている人がいます。
例えば、内装関係ですと、どのような素材があって、色のバリエーションがどういうものがあるのかというのは知識です。
我々弁護士でいえば、法律の規定や、判例の存在を知っていることが知識になりますね。
だけど、その知識を羅列して、提示したところでお客さんはちっとも納得しません。
それら知識を組み合わせて、創造的な回答を提供できるかどうかが大事なのです。
知識を得るだけなら、もうグーグルさんとHPで無料で知識を提供してくれている親切な人達がやってくれています(笑)。
内装の設計士さんだったら、顧客の期待を超えつつ、イメージ通りのものに仕上げるとか、弁護士だったら、法律を踏まえて、最適な解決策を提案するとか、料理人だったら、食べたことのない味を提供するとか・・・。
そうして初めて、プロとして対価をもらうことができると思うのです。
今回の私のケースだと、結局、それらの知識を聞いて、私が自分で組み合わせていくような形でイメージを具現化していきました。
彼には、私の知識が足りないところを、埋めてもらったにすぎませんでした。
これでは、次は絶対にないですよね。
事実、私は次どころか、今回そこに頼むかどうかすら分かりません・・・。
自分達が提供すべきものは何なのか、それをしっかりと認識することから、ビジネスは始まります。
実は、四月より仕事のステージが変わりまして、このブログも模様替えする予定です。
近日中には、ご報告できるかと思います。
その関係で、設計・施工関係の打ち合わせをしています。
が、担当者のレベルに若干の問題が・・・。
自分がどのようなサービスを提供すべきなのか、よく理解できていないようです。
実は、こういう方が少なくありません。
というか、こういう人ばかりです。
サービス業である専門家はもちろん、営業マンであったり、料理人であったり、おそらくほぼ全ての職業に対して当てはまるのは、顧客の期待を超えるものを提供するということです。
お客さんの期待値を超えて初めて、割安感だったり、価値観を顧客が覚えて、こちらの求める対価を支払ってくれるのです。
ですので、顧客の期待値を正確に認識して、さらにそれを超えていく内容を提供できるスキルがなければ、ビジネスが続いていきません。
しかし、専門家に多いのですが、知識を売ればすむと思っている人がいます。
例えば、内装関係ですと、どのような素材があって、色のバリエーションがどういうものがあるのかというのは知識です。
我々弁護士でいえば、法律の規定や、判例の存在を知っていることが知識になりますね。
だけど、その知識を羅列して、提示したところでお客さんはちっとも納得しません。
それら知識を組み合わせて、創造的な回答を提供できるかどうかが大事なのです。
知識を得るだけなら、もうグーグルさんとHPで無料で知識を提供してくれている親切な人達がやってくれています(笑)。
内装の設計士さんだったら、顧客の期待を超えつつ、イメージ通りのものに仕上げるとか、弁護士だったら、法律を踏まえて、最適な解決策を提案するとか、料理人だったら、食べたことのない味を提供するとか・・・。
そうして初めて、プロとして対価をもらうことができると思うのです。
今回の私のケースだと、結局、それらの知識を聞いて、私が自分で組み合わせていくような形でイメージを具現化していきました。
彼には、私の知識が足りないところを、埋めてもらったにすぎませんでした。
これでは、次は絶対にないですよね。
事実、私は次どころか、今回そこに頼むかどうかすら分かりません・・・。
自分達が提供すべきものは何なのか、それをしっかりと認識することから、ビジネスは始まります。
2010年03月16日
知財戦略コンサルティングシンポジウム2010
先日の土曜日、東京は、六本木ヒルズまで、シンポジウムを拝聴しにいってきました。
知財戦略コンサルティングシンポジウム2010と題したものです。
これは、各地方経産局の肝いりの事業であった、知財戦略コンサルティング事業について、各地での結果報告を基調としたものでした。
内容的には、どの企業さんの結果も興味深く、わざわざ東京まで行った甲斐がありました。
とはいえ、課題も明確に分かりましたね。
今回のコンサルティング事業では、各企業に弁理士、弁護士、中小企業診断士等の専門家を5~6名派遣して、半年間くらいかけて知財戦略の立案、実行を行っています。
これは、結局、経産局の予算措置があってこそ実行できるものと言わざるを得ません。
そこそこの企業が、社外の専門家を5人も6人も雇っていては、戦略のまえに会社が潰れかねません・・・。
1人の専門家に複数の専門的視点をもたせることと、企業の負担を軽減することのバランスを上手くとる方法を考えないと、とてもじゃないですが、どの企業さんもぜひ真似て下さいなんて、言えないでしょうね。
多くの中小企業の実態からすれば、専門家を雇うとしても、せいぜい1人です。
その人でおよそ全てのことを決めていってくれないと、あまり役には立たないでしょうね。
そういう意味では、実験としては意味があったと思いますが、事業としての広がりについては、疑問符を付けざるを得ませんね。
横断的知識とノウハウを有した専門家の養成、または専門家同士の有機的ネットワークの構築の方が、先決のような気がします。
実は、その候補一番手にいるのが、我々弁護士だと思うのですが、残念ながら多くの弁護士はそのことに気付いていないようで、今回のシンポジウムに参加した弁護士は、少なかったのではないでしょうか。
もったいないですね。
ちょっと手前みそですが、私もそのような経営に関する横断的知識とノウハウを企業さんに提供すべく準備してきましたが、いよいよ4月より、具体的に活動の幅を広げることができそうです。
そこでは、新しい弁護士のモデルを作ることができるように頑張りたいと思います。
知財戦略コンサルティングシンポジウム2010と題したものです。
これは、各地方経産局の肝いりの事業であった、知財戦略コンサルティング事業について、各地での結果報告を基調としたものでした。
内容的には、どの企業さんの結果も興味深く、わざわざ東京まで行った甲斐がありました。
とはいえ、課題も明確に分かりましたね。
今回のコンサルティング事業では、各企業に弁理士、弁護士、中小企業診断士等の専門家を5~6名派遣して、半年間くらいかけて知財戦略の立案、実行を行っています。
これは、結局、経産局の予算措置があってこそ実行できるものと言わざるを得ません。
そこそこの企業が、社外の専門家を5人も6人も雇っていては、戦略のまえに会社が潰れかねません・・・。
1人の専門家に複数の専門的視点をもたせることと、企業の負担を軽減することのバランスを上手くとる方法を考えないと、とてもじゃないですが、どの企業さんもぜひ真似て下さいなんて、言えないでしょうね。
多くの中小企業の実態からすれば、専門家を雇うとしても、せいぜい1人です。
その人でおよそ全てのことを決めていってくれないと、あまり役には立たないでしょうね。
そういう意味では、実験としては意味があったと思いますが、事業としての広がりについては、疑問符を付けざるを得ませんね。
横断的知識とノウハウを有した専門家の養成、または専門家同士の有機的ネットワークの構築の方が、先決のような気がします。
実は、その候補一番手にいるのが、我々弁護士だと思うのですが、残念ながら多くの弁護士はそのことに気付いていないようで、今回のシンポジウムに参加した弁護士は、少なかったのではないでしょうか。
もったいないですね。
ちょっと手前みそですが、私もそのような経営に関する横断的知識とノウハウを企業さんに提供すべく準備してきましたが、いよいよ4月より、具体的に活動の幅を広げることができそうです。
そこでは、新しい弁護士のモデルを作ることができるように頑張りたいと思います。
2010年02月04日
どうした!?トヨタ
皆さんもご存じのとおり、トヨタが揺れています。
それも企業としての本質的な価値、柱とも言うべき、「品質」で揺れています。
GMを追い抜こうとして、拡大路線を急ぎすぎたのか、あるいはプラットフォームの共通化等、設計効率の追求が行き過ぎたのか、はたまたカンバン方式のデメリットといえるような過度の分業化が招いたエアポケットなのか、今のところ、何が原因かははっきりしません。
経営の教科書的には、またひとついいお手本が出来たことには間違いないのでしょうが、日本という国、国民という狭い視点に落としてみれば、やっぱり他人事とは思えないですよね。
これでトヨタも傾くとすれば、日本企業は、大企業も中小も総崩れという印象が拭えなくなってきます。
なんとか踏ん張ってほしいものです。
注目して事態の推移をみていくべきニュースになりましたね。
個人的には、車の買い換えの際に、プリウスに試乗した時に感じた違和感が当たっていたというのがちょっとショックです。
試乗車のブレーキはしっかり効いていましたが、全体的な印象から、これは買いたい!という感じがしなかったのです。
デザインはともかく、中の内装の作りや、部品の質感がちょっと雑というか、チープというか。
それなり、値段なりなんですよね。
ハリヤーのハイブリッドにも乗りましたが、そちらもそれなり、値段なりなんです。
たしかにハイブリッドシステムにお金を掛けた分、どこかでコスト削減しなければならないのは分かっていますが、安い車でも1クラス上の品質の車を作り、市場にぶつけてこれたのがトヨタの優位性だったと思っていますので、違和感があったのです。
レクサスのハイブリッドがいいのは当たり前。プリウスでどこまで高品質が出せるかがトヨタの矜持の見せ所だと思うのですが、もはや普通の自動車メーカーになっていたのでしょう。
どこかで「トヨタ」であることよりも、「世界一の自動車メーカー」になることに目標が変わっていったのかも知れませんね。
そうなると、本来持っていた自己の競争優位性を伸ばすことではなく、他の弱点を補強するような戦略にシフトすることが多い。
海外メーカーに比べて、高級車マーケットが弱いと、レクサスブランドの確立を目指した点は、まさに弱点補強のための戦略だったといえそうです。しかし、「比較的安いのに、相当高品質な車」が売りのメーカーが、「高くて高品質な車」を売っても、そりゃ当たり前なだけです。
で、その結果、本来の特徴が消えてしまっていたとすれば・・・。
もしかしたら、トヨタにとっては、起こるべくして起きたリコール問題なのかも知れません。
それも企業としての本質的な価値、柱とも言うべき、「品質」で揺れています。
GMを追い抜こうとして、拡大路線を急ぎすぎたのか、あるいはプラットフォームの共通化等、設計効率の追求が行き過ぎたのか、はたまたカンバン方式のデメリットといえるような過度の分業化が招いたエアポケットなのか、今のところ、何が原因かははっきりしません。
経営の教科書的には、またひとついいお手本が出来たことには間違いないのでしょうが、日本という国、国民という狭い視点に落としてみれば、やっぱり他人事とは思えないですよね。
これでトヨタも傾くとすれば、日本企業は、大企業も中小も総崩れという印象が拭えなくなってきます。
なんとか踏ん張ってほしいものです。
注目して事態の推移をみていくべきニュースになりましたね。
個人的には、車の買い換えの際に、プリウスに試乗した時に感じた違和感が当たっていたというのがちょっとショックです。
試乗車のブレーキはしっかり効いていましたが、全体的な印象から、これは買いたい!という感じがしなかったのです。
デザインはともかく、中の内装の作りや、部品の質感がちょっと雑というか、チープというか。
それなり、値段なりなんですよね。
ハリヤーのハイブリッドにも乗りましたが、そちらもそれなり、値段なりなんです。
たしかにハイブリッドシステムにお金を掛けた分、どこかでコスト削減しなければならないのは分かっていますが、安い車でも1クラス上の品質の車を作り、市場にぶつけてこれたのがトヨタの優位性だったと思っていますので、違和感があったのです。
レクサスのハイブリッドがいいのは当たり前。プリウスでどこまで高品質が出せるかがトヨタの矜持の見せ所だと思うのですが、もはや普通の自動車メーカーになっていたのでしょう。
どこかで「トヨタ」であることよりも、「世界一の自動車メーカー」になることに目標が変わっていったのかも知れませんね。
そうなると、本来持っていた自己の競争優位性を伸ばすことではなく、他の弱点を補強するような戦略にシフトすることが多い。
海外メーカーに比べて、高級車マーケットが弱いと、レクサスブランドの確立を目指した点は、まさに弱点補強のための戦略だったといえそうです。しかし、「比較的安いのに、相当高品質な車」が売りのメーカーが、「高くて高品質な車」を売っても、そりゃ当たり前なだけです。
で、その結果、本来の特徴が消えてしまっていたとすれば・・・。
もしかしたら、トヨタにとっては、起こるべくして起きたリコール問題なのかも知れません。
2010年01月26日
自社ブランド・・・
先日、あるメルマガを読んでいますと、うち(メルマガ発行会社)もいつかは自社ブランドで商品を出したい旨の記述がありました。
たしかに、自社の名前や自社のブランド名が付いた商品が市場に出回るとなると感慨無量でしょうね。
そこをひとつの目標とするのも悪くありません。
一方、先日のNHKスペシャルでは、液晶テレビのOEM製造を行っている会社が取り上げられていました。
その会社は、一日数万台のテレビを製造していますが、そのいずれも自社のブランド名は付けられていません。
黒子に徹することによって、その会社は巨額の利益を上げています。
単純にどちらがいい悪いをいうつもりはありません。
どちらもそれなりのメリット、デメリットがあります。
問題なのは、それらを検討することなく、あるいは検討しても最終的には感覚的に判断してしまって、自社の方向性を見誤ることです。
自社の利益を最大化するためには、自社ブランドにこだわる必要がない場合も少なくありません。
特にベンチャーの場合は、アイデアを売ることが一番の利益を最大化する方法で、自社の名前がでるかどうかは問題外ということもあり得ます。
また、そこまでは考えつくとしても、本当に「売って」終わってしまう会社も多いような気がします。
売ってしまえば、1回の商売で終わります。
いかに継続的に売上が立つ仕組みをつくるのかが、重要なのにそこまで考えが及ばない経営陣もいますが、残念と言わざるを得ないですね。
誰もが右肩上がりで成長はできないからこそ、知恵を総動員して、企業を成長させる方法を考え抜かないといけません。
その時に、感情的には惹かれるけれども、合理的な判断の際には邪魔なものって意外に多いものです。
「自社ブランド」という魅惑的な言葉も、そのひとつかも知れませんね。
たしかに、自社の名前や自社のブランド名が付いた商品が市場に出回るとなると感慨無量でしょうね。
そこをひとつの目標とするのも悪くありません。
一方、先日のNHKスペシャルでは、液晶テレビのOEM製造を行っている会社が取り上げられていました。
その会社は、一日数万台のテレビを製造していますが、そのいずれも自社のブランド名は付けられていません。
黒子に徹することによって、その会社は巨額の利益を上げています。
単純にどちらがいい悪いをいうつもりはありません。
どちらもそれなりのメリット、デメリットがあります。
問題なのは、それらを検討することなく、あるいは検討しても最終的には感覚的に判断してしまって、自社の方向性を見誤ることです。
自社の利益を最大化するためには、自社ブランドにこだわる必要がない場合も少なくありません。
特にベンチャーの場合は、アイデアを売ることが一番の利益を最大化する方法で、自社の名前がでるかどうかは問題外ということもあり得ます。
また、そこまでは考えつくとしても、本当に「売って」終わってしまう会社も多いような気がします。
売ってしまえば、1回の商売で終わります。
いかに継続的に売上が立つ仕組みをつくるのかが、重要なのにそこまで考えが及ばない経営陣もいますが、残念と言わざるを得ないですね。
誰もが右肩上がりで成長はできないからこそ、知恵を総動員して、企業を成長させる方法を考え抜かないといけません。
その時に、感情的には惹かれるけれども、合理的な判断の際には邪魔なものって意外に多いものです。
「自社ブランド」という魅惑的な言葉も、そのひとつかも知れませんね。
2009年11月27日
企業会計基準の変更
常日頃、会社を経営する中では、ほとんど意識されませんが、実は経営上、重要なウオッチング対象として、自分の業界を取り巻く法改正の他に、会計基準の変更というものもあげることができます。
このブログでは、以前から法律は経営というゲームのルールであるということを説明してきましたが、法律が経営というゲームの進行上のルールであるとすると、会計基準は、経理上のルールであるということができるかも知れません。
いずれも重要なルールであり、経営者が日頃から知っておくべきルールです。
もっとも、会計基準については、企業としてある程度の規模になるまでは、自社の問題としては、特段影響を受けることではないため、あまり興味がない経営者がほとんどだと思います。
しかしながら、会計基準の変更で、現実のお金の流れが変わることがあります。
ここで注意しておかなければならないのは、「会計」と「税務」は異なるということですね。
会計基準が変わることイコール税制や課税基準が変わることではありません。
税金の方は、毎年・毎月のキャッシュフローにも影響しますから、詳しい経営者の方が多いですし、税金関係の基準が変われば、お金の流れが変わるということも実感しやすいですよね。
例えば、消費税が上がりそうになれば、特需と買い控えが起こるのは誰にでも予想できます。
しかし、会計基準ではその辺が、直接的、直感的にはリンクしてきません。
ちょっと遠い分、じわじわ~と影響がでてきます。
今回取り上げる基準の変更は、「収益認識」に関してのものです。
詳しい話は、こちらをみてください。
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/documents/summary_issue/revenue_recognition/
ざっくり話すと、いままでは、工事の出来高で売上として計上したり、商品を工場から出荷した時点で売上として計上していたものを、顧客の手元に着いた時点(財に対する支配が移転した時点というように表現しています。)にしようということで、工事だと完成後、引渡時で、商品だと顧客の引き取りまたは、検収時等で売上(収益)として認識することになりそうです。
難しいですね(笑)。
詳しくは、私も会計士さんに聞きたいくらいです。
だいたいの感覚でいうと、たいがいの企業で売上の計上の基準時が遅くなるということです。
そうなると、どうなるのか?
期毎で考えると、まず会計上の売上が減ります。一方、費用については発生主義を維持すれば、減りませんから、結局、利益が減ることになりそうです。
もっとも、それは結局、見かけ上の数字が移動するだけですから、変更前後の2年の間で落ち着きます。
本当の影響は、その後出てくるはずです。
具体的な予想は、まだ変更が決まってませんので、なんとも言えませんが、世界的に会計基準が統一される方向に進んでいる中、日本は会計基準と税務基準が結構、乖離してきています。今回の意見照会も、世界基準に合わせる方向であると思います。
まさか、税理士さんと会計士さんが棲み分けできるようにあえて難しくしているとは思いませんが、会計基準とともに税制関係も一緒に考えていってもらいたいところです。
このブログでは、以前から法律は経営というゲームのルールであるということを説明してきましたが、法律が経営というゲームの進行上のルールであるとすると、会計基準は、経理上のルールであるということができるかも知れません。
いずれも重要なルールであり、経営者が日頃から知っておくべきルールです。
もっとも、会計基準については、企業としてある程度の規模になるまでは、自社の問題としては、特段影響を受けることではないため、あまり興味がない経営者がほとんどだと思います。
しかしながら、会計基準の変更で、現実のお金の流れが変わることがあります。
ここで注意しておかなければならないのは、「会計」と「税務」は異なるということですね。
会計基準が変わることイコール税制や課税基準が変わることではありません。
税金の方は、毎年・毎月のキャッシュフローにも影響しますから、詳しい経営者の方が多いですし、税金関係の基準が変われば、お金の流れが変わるということも実感しやすいですよね。
例えば、消費税が上がりそうになれば、特需と買い控えが起こるのは誰にでも予想できます。
しかし、会計基準ではその辺が、直接的、直感的にはリンクしてきません。
ちょっと遠い分、じわじわ~と影響がでてきます。
今回取り上げる基準の変更は、「収益認識」に関してのものです。
詳しい話は、こちらをみてください。
https://www.asb.or.jp/asb/asb_j/documents/summary_issue/revenue_recognition/
ざっくり話すと、いままでは、工事の出来高で売上として計上したり、商品を工場から出荷した時点で売上として計上していたものを、顧客の手元に着いた時点(財に対する支配が移転した時点というように表現しています。)にしようということで、工事だと完成後、引渡時で、商品だと顧客の引き取りまたは、検収時等で売上(収益)として認識することになりそうです。
難しいですね(笑)。
詳しくは、私も会計士さんに聞きたいくらいです。
だいたいの感覚でいうと、たいがいの企業で売上の計上の基準時が遅くなるということです。
そうなると、どうなるのか?
期毎で考えると、まず会計上の売上が減ります。一方、費用については発生主義を維持すれば、減りませんから、結局、利益が減ることになりそうです。
もっとも、それは結局、見かけ上の数字が移動するだけですから、変更前後の2年の間で落ち着きます。
本当の影響は、その後出てくるはずです。
具体的な予想は、まだ変更が決まってませんので、なんとも言えませんが、世界的に会計基準が統一される方向に進んでいる中、日本は会計基準と税務基準が結構、乖離してきています。今回の意見照会も、世界基準に合わせる方向であると思います。
まさか、税理士さんと会計士さんが棲み分けできるようにあえて難しくしているとは思いませんが、会計基準とともに税制関係も一緒に考えていってもらいたいところです。
2009年11月16日
事業仕分け
お陰様で、インフルエンザは、すっかりよくなりました。
1週間寝込んでしまうと、健康であることの貴重さが身に沁みますね。
健康でないと、何もできないなと痛感しました。
とはいえ、ご迷惑をお掛けした方もいるので、頑張って遅れを取り戻しています。
民主党の目玉企画(?)の事業仕分けですが、賛否両論色々あるようです。
仕分け人が、質問ばかりで、意見や気持ちを聞いていないとか、仕分け人の口調が厳しいとかいう論調もあるようですが、そもそもの前提が分かっていない意見と言わざるを得ないですね。
今回の場合、判断権者は仕分け人で、なんとか財団の理事長はその判断材料の提供者な訳です。
判断に用いる材料に、客観的データに基づかない憶測であるとか、事業に対する個人的な情熱なんてものはそもそも入らないのですから、それを言わせてくれないと言っても、そもそもそういう場ではないというだけです。
裁判でも、そういう方はよくおられまして、証人尋問の際に、裁判官に発言を止められ、言いたいことも言わせないと怒っている方を見ますが、「証人」という自分の役割を分かっていないようです。弁護士が付いている場合は、その弁護士の説明不足と言わざるを得ないのですが。
証人尋問では、証人として、事実は、どういうものであったと(自分なりに)記憶しているのかが問われます。逆にいうとそれだけしか必要がありません。
でも、関係者や当事者として、言いたいことは山ほどある。それは分かります。でも、それは聞かれていないのです。
判断権者である裁判官に、必要な情報を与えずに、他のことばっかり喋ったのでは、勝てるものも勝てません。
同じように、いくら、いかに自分の財団の事業が重要だと思っているのかを言ったところで、現実に客観的にその事業が機能しているのかという情報を伝えなければ、事業としては廃止せざるを得ないでしょう。
あとはどうしてもやりたかったら、税金以外のお金でやってくださいと言わざるを得ません。
今回の事業仕分けは、国のお金の使い方の優先順位をつけるという極めてビジネスライクなお話しです。
申し訳ないけども、データ等必要な情報以外の話を聞いている時間はないという仕分け人の姿勢は、間違っていないと思います。
あの程度の議論で、口調が厳しいと言われては、ちょっと困りますね。
遊びじゃないんですから。仕分けを受ける方も、真剣に客観的な存在価値を議論してもらわないと困ります。
やってる方が、本当に必要だと思っているなら、やまほどのデータが出てきて、本来、それらデータの取捨選択と評価を巡って、激論になるはずですよ。
今回は、そのデータすらまともにでてこない事業がくさる程あるようですから、相当、無駄遣いをしてきたようです。
判断基準があいまいであるとか、そもそも優先順位が決まってない等、仕分け前の問題点は少なくなく、というかむしろ大きいんですが、議論そのものについては、仕分け人に「分」がありそうな感じがしています。
頑張って、しっかり仕分けてもらいたいですね。
1週間寝込んでしまうと、健康であることの貴重さが身に沁みますね。
健康でないと、何もできないなと痛感しました。
とはいえ、ご迷惑をお掛けした方もいるので、頑張って遅れを取り戻しています。
民主党の目玉企画(?)の事業仕分けですが、賛否両論色々あるようです。
仕分け人が、質問ばかりで、意見や気持ちを聞いていないとか、仕分け人の口調が厳しいとかいう論調もあるようですが、そもそもの前提が分かっていない意見と言わざるを得ないですね。
今回の場合、判断権者は仕分け人で、なんとか財団の理事長はその判断材料の提供者な訳です。
判断に用いる材料に、客観的データに基づかない憶測であるとか、事業に対する個人的な情熱なんてものはそもそも入らないのですから、それを言わせてくれないと言っても、そもそもそういう場ではないというだけです。
裁判でも、そういう方はよくおられまして、証人尋問の際に、裁判官に発言を止められ、言いたいことも言わせないと怒っている方を見ますが、「証人」という自分の役割を分かっていないようです。弁護士が付いている場合は、その弁護士の説明不足と言わざるを得ないのですが。
証人尋問では、証人として、事実は、どういうものであったと(自分なりに)記憶しているのかが問われます。逆にいうとそれだけしか必要がありません。
でも、関係者や当事者として、言いたいことは山ほどある。それは分かります。でも、それは聞かれていないのです。
判断権者である裁判官に、必要な情報を与えずに、他のことばっかり喋ったのでは、勝てるものも勝てません。
同じように、いくら、いかに自分の財団の事業が重要だと思っているのかを言ったところで、現実に客観的にその事業が機能しているのかという情報を伝えなければ、事業としては廃止せざるを得ないでしょう。
あとはどうしてもやりたかったら、税金以外のお金でやってくださいと言わざるを得ません。
今回の事業仕分けは、国のお金の使い方の優先順位をつけるという極めてビジネスライクなお話しです。
申し訳ないけども、データ等必要な情報以外の話を聞いている時間はないという仕分け人の姿勢は、間違っていないと思います。
あの程度の議論で、口調が厳しいと言われては、ちょっと困りますね。
遊びじゃないんですから。仕分けを受ける方も、真剣に客観的な存在価値を議論してもらわないと困ります。
やってる方が、本当に必要だと思っているなら、やまほどのデータが出てきて、本来、それらデータの取捨選択と評価を巡って、激論になるはずですよ。
今回は、そのデータすらまともにでてこない事業がくさる程あるようですから、相当、無駄遣いをしてきたようです。
判断基準があいまいであるとか、そもそも優先順位が決まってない等、仕分け前の問題点は少なくなく、というかむしろ大きいんですが、議論そのものについては、仕分け人に「分」がありそうな感じがしています。
頑張って、しっかり仕分けてもらいたいですね。
2009年08月26日
シンプルイズベスト。
最近、めっきり朝晩が涼しくなりましたね。
秋の気配を感じます。
うっかり窓を開けっ放しだと風邪を引きそうです。
新型インフルエンザも流行中ということで、季節の変わり目でもあり、体調管理には気をつけたいですね。
今日は、単純なメッセージしか顧客には届かないというお話しを。
先日、経営支援をしているクライアントと打ち合わせをしていました。
経営者が、悩みを話してくれました。
が、話を聞いていても、何に悩んでいるのか、さっぱり分かりません。
よくよく聞いてみると、どの程度、商品のパッケージ等の表示を詳しくしたらいいのか、分からないというのです。
あ~~。
なるほど。職人気質の方に多い間違いです。
自分の得意なもの、専門的なものを商売にしようとして、独立したりすると、その専門知識をそのまま全てお客さんに伝えないといけないと思い込んでいる経営者が少なくありません。
自分の知識をより多く、より正確に。
その気持ちは十分分かりますし、大事にしてもらいたいところです。
しかし、素人のお客さんに、いきなりそんなことをしても、その知識の1%も伝わらないでしょう。
そもそも素人だから、プロのお店で商品を買ったりするのでしょうから。
お客さんからすると、その商品は他と比べて、何が一番いいのか?くらいしか聞いても見ても分かりません。
それは値段なのか、品質なのか、デザインなのか。
他の商品との違いについて、その全てを何もかも説明しようとしても、意味がありません。
値段で勝負なら、○○円!と目立つように書けばいいし、品質で勝負なら、その一番のポイントだけを目立つようにしないと伝わらないのです。
100言いたいことがあれば、ぐっと押さえて、絞りに絞りこんで、1にする。
その「1」をまずはお客さんにきちんと伝わるようにする。
それが最初のステップです。
それで関心を示してくれたお客さん(リピーター)に、他の情報を5、10と伝えていけばいいのです。
そうすれば、リピーターがファンになり、新しいお客さんも連れてきてくれるはずです。
この段階を踏む必要があることを理解しない、できていない経営者は少なくありません。
技術系の経営者で、「うちの商品のよさをお客さんが分かってくれない」なんていう愚痴をこぼしている人も、同じ間違いを犯しています。
最初は、機能も性能も絞り込んで、分かりやすくしないと、伝わらないですよ。
相手は、素人なんですから。
こんなことを言うと、「いや、うちはいいんだ、玄人向けだから」という人もいます。
しかし、商品をみると、玄人向けにしては甘かったりするんですよね。
ターゲットは、誰なのか、どこなのか。
そのターゲットに対するアピールはどうすれば、的確に届くのか。
ヒントは、いつも「シンプルイズベスト。」だと私は考えています。
秋の気配を感じます。
うっかり窓を開けっ放しだと風邪を引きそうです。
新型インフルエンザも流行中ということで、季節の変わり目でもあり、体調管理には気をつけたいですね。
今日は、単純なメッセージしか顧客には届かないというお話しを。
先日、経営支援をしているクライアントと打ち合わせをしていました。
経営者が、悩みを話してくれました。
が、話を聞いていても、何に悩んでいるのか、さっぱり分かりません。
よくよく聞いてみると、どの程度、商品のパッケージ等の表示を詳しくしたらいいのか、分からないというのです。
あ~~。
なるほど。職人気質の方に多い間違いです。
自分の得意なもの、専門的なものを商売にしようとして、独立したりすると、その専門知識をそのまま全てお客さんに伝えないといけないと思い込んでいる経営者が少なくありません。
自分の知識をより多く、より正確に。
その気持ちは十分分かりますし、大事にしてもらいたいところです。
しかし、素人のお客さんに、いきなりそんなことをしても、その知識の1%も伝わらないでしょう。
そもそも素人だから、プロのお店で商品を買ったりするのでしょうから。
お客さんからすると、その商品は他と比べて、何が一番いいのか?くらいしか聞いても見ても分かりません。
それは値段なのか、品質なのか、デザインなのか。
他の商品との違いについて、その全てを何もかも説明しようとしても、意味がありません。
値段で勝負なら、○○円!と目立つように書けばいいし、品質で勝負なら、その一番のポイントだけを目立つようにしないと伝わらないのです。
100言いたいことがあれば、ぐっと押さえて、絞りに絞りこんで、1にする。
その「1」をまずはお客さんにきちんと伝わるようにする。
それが最初のステップです。
それで関心を示してくれたお客さん(リピーター)に、他の情報を5、10と伝えていけばいいのです。
そうすれば、リピーターがファンになり、新しいお客さんも連れてきてくれるはずです。
この段階を踏む必要があることを理解しない、できていない経営者は少なくありません。
技術系の経営者で、「うちの商品のよさをお客さんが分かってくれない」なんていう愚痴をこぼしている人も、同じ間違いを犯しています。
最初は、機能も性能も絞り込んで、分かりやすくしないと、伝わらないですよ。
相手は、素人なんですから。
こんなことを言うと、「いや、うちはいいんだ、玄人向けだから」という人もいます。
しかし、商品をみると、玄人向けにしては甘かったりするんですよね。
ターゲットは、誰なのか、どこなのか。
そのターゲットに対するアピールはどうすれば、的確に届くのか。
ヒントは、いつも「シンプルイズベスト。」だと私は考えています。
2009年08月06日
自力再生
仕事柄、打ち合わせ中に、楽しい報告や明るい報告を受けることはあまりないのですが、今週は2つ明るく、嬉しい報告を受けることができました。
一つは、会社が破産したところの社長さんが、再起して再び事業が軌道に乗りつつあること。
破産は、失敗しても、リスタートを認める制度ですが、現実には、リスタートはなかなか難しいのが現状です。
特にある程度年齢を重ねた後に、事業を畳むとなると、従業員としてリスタートすることはかなり難しいですね。
この方は、ある完全出来高の請負業務で意地を見せ、自分で従業員を雇えるところまで、成長させてきました。
今後の発展が楽しみです。
一度失敗したからこそ、見えてくるものもあるはずです。
失敗を許容しない社会は、大きな価値を失ってしまいます。
もう一つは、民事再生も難しく、破産を検討していた会社が再建の目途がついてきたという報告でした。
この会社は、打ち合わせの結果、どうせ破産してしまうのならと社長さん以下、経営陣が腹をくくり、できる限りのことをしてから、破産したいということで、最後まで自力再建を目指すことになりました。
再建できるとすれば、積み上がった在庫を処分するとともに、昨今の情勢では売上を急激に伸ばすのは難しいでしょうから、できる限り経費を圧縮して、利益を増やし、それにより、銀行等の負債を返済できるようにならなければなりませんでした。
私からは、まずは凝り固まった経営陣の考えを変えてもらうために、以前紹介した「会計天国」を、社長をはじめとする経営層の皆さんに読んでもらい、何が本当のコストで、何が本当の利益かを再定義してもらうことから、始めました。
ほとんどの会社は、そもそも本当の経費としては、どこにどれだけ掛かっているのか把握すらできていないです。
この会社も同じでした。
経費の認識を改めてもらった後、その上で、事業構成・内容の大幅見直し、それに伴う人員削減・給与体系の見直し等を行いました。
その際、辞めてもらう方々には多大な犠牲を払いましたが、それをしなければ、早晩会社全部が沈没するはずでした。
社長さんは、体重が数キロ減ったと言いました。
そのような苦渋の決断をしながら、1ヶ月半駆け抜けてもらうと、経営陣に、利益の生み方・育て方が見えてきたのです。
まだまだ黒字化にはほど遠く、場合によってはいつ破産申立となるか分からない状態ではありますが、一筋の光がはっきりと見えてきました。
そうすると、貸してくれないはずの銀行も、つなぎの融資をしてくれました。
社長さんは、奇跡が起きたと言いましたが、奇跡ではありません。
固定観念に凝り固まって、本来得るべきはずの利益を捨ててきていただけでした。
それに一度気が付くと、社内のありとあらゆるところに利益が隠れていることに気が付きました。
経費削減といいますが、それは利益の仮の姿です。
もっとも、経費削減は本来、それが目的ではありません。あくまでも利益を生むための業務改善・効率化を実施したら、結果的に経費も削減されたという形で付いてくるのです。
ライバルが、次々と倒れていく、倒れかけている中、この会社は、筋肉質になる方法を見つけることができました。
嵐が去った後、とんでもない収益を生み出す地力がつくはずです。
こちらもまた楽しみです。
潰れる会社もあれば、なんとか立て直せる会社もあります。
経営者の頑張り次第というだけでは、どうにもならない問題もあり、潰れるか再生するかは、前もって一概には決められません。事業内容にもよりますし、その時の運ということもあるでしょう。
しかし、どちらにせよ、やり方が正しければ、結果が付いてくるはずであることを今週、2人のクライアントから、教えてもらいました。
もっと、もっと結果を出してもらえるように私も万全のサポートをしていきたいと思います。
一つは、会社が破産したところの社長さんが、再起して再び事業が軌道に乗りつつあること。
破産は、失敗しても、リスタートを認める制度ですが、現実には、リスタートはなかなか難しいのが現状です。
特にある程度年齢を重ねた後に、事業を畳むとなると、従業員としてリスタートすることはかなり難しいですね。
この方は、ある完全出来高の請負業務で意地を見せ、自分で従業員を雇えるところまで、成長させてきました。
今後の発展が楽しみです。
一度失敗したからこそ、見えてくるものもあるはずです。
失敗を許容しない社会は、大きな価値を失ってしまいます。
もう一つは、民事再生も難しく、破産を検討していた会社が再建の目途がついてきたという報告でした。
この会社は、打ち合わせの結果、どうせ破産してしまうのならと社長さん以下、経営陣が腹をくくり、できる限りのことをしてから、破産したいということで、最後まで自力再建を目指すことになりました。
再建できるとすれば、積み上がった在庫を処分するとともに、昨今の情勢では売上を急激に伸ばすのは難しいでしょうから、できる限り経費を圧縮して、利益を増やし、それにより、銀行等の負債を返済できるようにならなければなりませんでした。
私からは、まずは凝り固まった経営陣の考えを変えてもらうために、以前紹介した「会計天国」を、社長をはじめとする経営層の皆さんに読んでもらい、何が本当のコストで、何が本当の利益かを再定義してもらうことから、始めました。
ほとんどの会社は、そもそも本当の経費としては、どこにどれだけ掛かっているのか把握すらできていないです。
この会社も同じでした。
経費の認識を改めてもらった後、その上で、事業構成・内容の大幅見直し、それに伴う人員削減・給与体系の見直し等を行いました。
その際、辞めてもらう方々には多大な犠牲を払いましたが、それをしなければ、早晩会社全部が沈没するはずでした。
社長さんは、体重が数キロ減ったと言いました。
そのような苦渋の決断をしながら、1ヶ月半駆け抜けてもらうと、経営陣に、利益の生み方・育て方が見えてきたのです。
まだまだ黒字化にはほど遠く、場合によってはいつ破産申立となるか分からない状態ではありますが、一筋の光がはっきりと見えてきました。
そうすると、貸してくれないはずの銀行も、つなぎの融資をしてくれました。
社長さんは、奇跡が起きたと言いましたが、奇跡ではありません。
固定観念に凝り固まって、本来得るべきはずの利益を捨ててきていただけでした。
それに一度気が付くと、社内のありとあらゆるところに利益が隠れていることに気が付きました。
経費削減といいますが、それは利益の仮の姿です。
もっとも、経費削減は本来、それが目的ではありません。あくまでも利益を生むための業務改善・効率化を実施したら、結果的に経費も削減されたという形で付いてくるのです。
ライバルが、次々と倒れていく、倒れかけている中、この会社は、筋肉質になる方法を見つけることができました。
嵐が去った後、とんでもない収益を生み出す地力がつくはずです。
こちらもまた楽しみです。
潰れる会社もあれば、なんとか立て直せる会社もあります。
経営者の頑張り次第というだけでは、どうにもならない問題もあり、潰れるか再生するかは、前もって一概には決められません。事業内容にもよりますし、その時の運ということもあるでしょう。
しかし、どちらにせよ、やり方が正しければ、結果が付いてくるはずであることを今週、2人のクライアントから、教えてもらいました。
もっと、もっと結果を出してもらえるように私も万全のサポートをしていきたいと思います。
2009年07月15日
中小企業に特許は不要!?
先週末の西日本新聞の経済面に、久しぶりに知財関連の記事が載っていました。
記事では、九州の中小企業の知財関連の現状が報告されており、我らが田中雅敏先生も顔写真付きでコメントを寄せていました。
記事の中でも印象深かったのは、地元企業経営者の声でした。
要約すると、中小企業にとって、特許は取っても意味がない。理由としては、当社も特許取得後、張り切って侵害者に対して警告をしたが、返す刀で、特許無効審判を起こされ、結果的に特許が無効になってしまった。その紛争にかけた弁護士費用(2つの事務所に依頼したそうです。)も莫大なものになったからというものでした。
刺激的な結論ですね。
たしかに、その社長さんの経験は、まさに「特許」の扱い方を間違えるとこうなりますという見本のようなもので、一面は真実を表しています。
しかし、私は、中小企業にとって、特許が不要とは全く思いません。
問題は、中小企業の経営陣において、特許とは単に取ればいいものではなく、その使い方、つまり戦略を持って、取得しなければならないものだという理解が一般的に不足していることだと思われます。
特許には、非常に荒っぽく言って、二通りの使い方があります。
一つは、お金を生むための特許。
もう一つは、お金を守るための特許。
同じ特許でも、使い方や性質が全く異なります。したがって、特許の取り方もだいぶ変わってきます。
しかし、経営者の方々は、とにかく特許が取れればいいと思っている方が多すぎます。
何のための特許かという視点の有無で、明細書に書く内容は大きく異なるはずです。
弁理士さんに頼むと、一枚いくらの世界ですから、とにかく枚数を少なくすることを第一とする経営者の方もいるでしょう。
しかし、費用には注目しても、その辺に無頓着なまま、目的の定まらない明細書にしてしまうと、後で大変なことになるのは当たり前といえば、当たり前なのです。
そして、結果的に、実は、お金を守るための特許としてしか取れていないのに、見誤って、それでお金を生もうとすると、先ほどの話のように、本来のお金を守るという目的を果たすことすら出来なくなるのです。
何のために、どのような特許を取るのか。
この命題なくして、特許を使いこなすことはできません。
命題を間違えて捉えると、せっかくの特許は意味を持たないどころか、経営を危うくすることにもなりかねません。
そのような特許の使い方のキモとなるところを、中小企業の経営者は、マスターするか、アドバイスをもらわないといけないのです。
また、特許だけで考えるのではなく、契約の方法等、トータル的な視点で、その技術を考える必要もあります。
無闇に特許申請して、公開してしまうことが必ずしもベターな方法ではないことは、例えばコカコーラを学べば、すぐ分かることです。
やっぱり、常に目的と手段の関係を忘れてはいけないということです。
特許もあくまでも、利益獲得という目的の一手段にすぎないのですから。
記事では、九州の中小企業の知財関連の現状が報告されており、我らが田中雅敏先生も顔写真付きでコメントを寄せていました。
記事の中でも印象深かったのは、地元企業経営者の声でした。
要約すると、中小企業にとって、特許は取っても意味がない。理由としては、当社も特許取得後、張り切って侵害者に対して警告をしたが、返す刀で、特許無効審判を起こされ、結果的に特許が無効になってしまった。その紛争にかけた弁護士費用(2つの事務所に依頼したそうです。)も莫大なものになったからというものでした。
刺激的な結論ですね。
たしかに、その社長さんの経験は、まさに「特許」の扱い方を間違えるとこうなりますという見本のようなもので、一面は真実を表しています。
しかし、私は、中小企業にとって、特許が不要とは全く思いません。
問題は、中小企業の経営陣において、特許とは単に取ればいいものではなく、その使い方、つまり戦略を持って、取得しなければならないものだという理解が一般的に不足していることだと思われます。
特許には、非常に荒っぽく言って、二通りの使い方があります。
一つは、お金を生むための特許。
もう一つは、お金を守るための特許。
同じ特許でも、使い方や性質が全く異なります。したがって、特許の取り方もだいぶ変わってきます。
しかし、経営者の方々は、とにかく特許が取れればいいと思っている方が多すぎます。
何のための特許かという視点の有無で、明細書に書く内容は大きく異なるはずです。
弁理士さんに頼むと、一枚いくらの世界ですから、とにかく枚数を少なくすることを第一とする経営者の方もいるでしょう。
しかし、費用には注目しても、その辺に無頓着なまま、目的の定まらない明細書にしてしまうと、後で大変なことになるのは当たり前といえば、当たり前なのです。
そして、結果的に、実は、お金を守るための特許としてしか取れていないのに、見誤って、それでお金を生もうとすると、先ほどの話のように、本来のお金を守るという目的を果たすことすら出来なくなるのです。
何のために、どのような特許を取るのか。
この命題なくして、特許を使いこなすことはできません。
命題を間違えて捉えると、せっかくの特許は意味を持たないどころか、経営を危うくすることにもなりかねません。
そのような特許の使い方のキモとなるところを、中小企業の経営者は、マスターするか、アドバイスをもらわないといけないのです。
また、特許だけで考えるのではなく、契約の方法等、トータル的な視点で、その技術を考える必要もあります。
無闇に特許申請して、公開してしまうことが必ずしもベターな方法ではないことは、例えばコカコーラを学べば、すぐ分かることです。
やっぱり、常に目的と手段の関係を忘れてはいけないということです。
特許もあくまでも、利益獲得という目的の一手段にすぎないのですから。