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2008年03月27日

弁理士会にまた遅れを取りました・・・

ニュースは、こちら

弁理士会と東京大学が、コンサルティングの出来る弁理士を育てるようです。

目指す方向性は、当然正しいもので、私が前から言っているとおり、ビジネスと法(特許法等)の融合、というか消化できた人材が関わらないと、ビジネスで成功する戦略は立てられないということです。

弁理士会でも、弁理士が明細書だけ書いていてはこの先、職種としての展開がないと切迫した緊張感があるのではないでしょうか。

日本の再生のためには、どんどん進めてもらって、ビジネスの分かる弁理士さんが増えてくれたらと思います。
大事なのは、弁理士か弁護士かとかではなくて、その人が出来るのか、出来ないのか。だけですからね。
バッチにこだわるのはナンセンスです。


とはいえ、弁護士と弁理士は、ライバルになって切磋琢磨していかなければならない訳で、そういう点では、弁護士会のあまりに鈍い対応が目立ちますね。

弁護士は、資格上、何でもできると思って、のんきに構えているのか、もしくは、顧客のニーズをつかまえるのが相当下手なのか、知りませんが、目立つような動きはなさそうです。


ちょっと、困ったものですね(汗)。

弁理士登録も真剣に検討しようかな。
弁理士会に所属していた方が、メリットありそうですもん(笑)。
  

Posted by たばやん at 16:48Comments(1)経営

2008年03月18日

初、太郎源!

昨日は、QBS小西先生が定年退官されるということで、QBSの1期生から5期生までの有志が集まりました。

私は、小西先生の授業を取ってはいなかったのですが、別の行事でお話しする機会があり、感銘を受けていたため、参加させてもらいました。


1期から5期まで集まる機会は、めったになく、しかも小西先生の授業を取っていたり、縁のある方ばかりでしたので、メンバーは、濃ゆい、濃ゆい(笑)。

久しぶりに「濃い飲み会」を見ましたね。


一旦、QBSからは形式的には離れてしまいますが、福岡・九州との縁は切れることがないようで安心しました。


小西節を聞ける機会が、またすぐにやってくるはずです。
それを楽しみにしています。

そして、その会場は、「太郎源」。

噂に聞いていましたが、やっぱりおいしかった。

また改めて、ゆっくり(笑)行きたいと思います。  

Posted by たばやん at 13:45Comments(0)経営

2008年03月06日

キーマンはだれだ?

弁護士をしていると、様々な紛争が持ち込まれる訳ですが、その多くは、その紛争の中身というか内容を、例えば、法的な解釈や、それに基づくこちらの主張が、裁判になった場合に通る割合等々を相談されに来られます。

それは、それで大事な問題で、法的に争っても勝ち目が全くないのなら、早めに落としどころを見つけた方がいいですから、きちんと検討しなければなりません。

一方、その紛争を「交渉」と捉えたときには、それだけでは検討として不十分です。

こちらが、100%正しい、どう考えても何ら非を問われることがないというのは極々まれで、紛争になるからには、相手にもそれなりの言い分があるはずです。

したがって、紛争の解決を、「交渉」で行おうと思ったときは、紛争の論点、中身もさることながら、誰を相手にするのか、その相手とどれくらい交渉すべきなのかといった、交渉技術、交渉能力も重要になってきます。

その辺を理解せずに、こちらの法的な主張を一方的に言い続けるようでは、結局裁判所まで行かないといけないということになりがちです。

もちろん、裁判所まで行って、きちんと白黒つけるべき事件や紛争もありますので、一概に「交渉」で終わらせることを勧めている訳ではありません。

しかし、時間や費用等、その紛争にかかるコストを考えた場合に、訴訟ではなく、なんとか交渉で決着をつけたいということがあるはずです。


そんなときは、やはり、交渉能力が重要になってくるのです。

交渉においては、キーマンが誰かを見極める必要があります。
こう書くと、すぐにそのキーマンと直接、すぐに話しをしようとする、すればいいと考えがちですが、そうではありません。

キーマンとは、しかるべき時に、しかるべき内容で、話をしないといけないのです。


例えば、こちらが何らかの商品を買った側で、その商品にトラブルがあり、損害を賠償してもらいたいと思ったとき、すぐに「責任者をよべ、支店長を、社長をよべ」と言いがちではないですか?

しかし、それでは、相手の提案の余白というか余地を全く奪ってしまうことになり、呼ばれた支店長や社長からは、通り一遍の回答しか引き出せません。

決裁権を持つ人物と会って、話をするには、地ならしをしてからの方が得策です。

決裁権者に、「仕方ないですね、分かりました」と言わせる工夫が、交渉をまとめるためには必要なのです。
逆に、自分が求められる立場に立った場合には、いきなり決裁権者を出しては、いけないということになります。
弁護士を代理人に立てるのも、決裁権者の前にワンクッションを置くという意味があるのです。

それから、会社での立場が上でも、その人物には、意外に実際の決裁権限がないということもよくあります。

例えば、大企業では、本社のヒラ常務より、営業部隊の九州支社長の方が、現場の問題の決裁権限が大きいということもあり得ます。


相手のキーマンをいつ、どのタイミングで呼び出すか。
これが、交渉のキモといってもいいでしょう。


弁護士に相談・依頼にいくときは、これは裁判にしたくないなあと思ったら、その辺の機敏が分かる人に依頼するといいでしょうね。  

Posted by たばやん at 17:10Comments(0)経営

2008年03月04日

カリスマと独善

優れた経営者の条件のひとつに「カリスマ性」をあげる論者がいます。

先の見えない状態で、明確に将来の画を描き、それを現実化するためには、人を惹き付けてやまない「カリスマ性」が必要ということです。

カネなし、ヒトなしの中小企業やベンチャーであれば、必然的に経営者に負う部分が大きいですから、成功した会社では、逆に経営者のそのような魅力が前面にでてくるのかも知れません。


ところが、ある程度、経営が軌道の乗ると、今まで会社を引っ張ってきた「カリスマ性」があだとなり、「独善」にすり変わることも、これまたよくあります。

経営者が、会社の成長のステージが変わったことに気付かず、自らの手から権限と裁量を手放さず、自身の判断を過信してしまうのです。

そうなると、今までの成功の蓄積がウソのように、会社の業績は傾いていきます。

すべてが悪い方向に回り出すのです。


どうしようもなくなった頃、経営者は2つのタイプに別れます。

一つは、潔く諦めるタイプ。
もう一つ、ほとんどのタイプは、最後まで、のたうちまわりながら、頑張るタイプです。

たいてい、会社がどうしようもなくなった頃、弁護士に相談に来るのですが、私は、個人的には、後者ののたうちまわるタイプの経営者が嫌いではありません(笑)。


彼らも、私達の話には、耳を傾けてくれます。

でも、どうしても、なぜもっと早く聞く耳をつくってくれなかったのか。と思います。

彼らは、復活を諦めていません。

いかんせん、心と行動が一致していません。

経営者は孤独といいます。
しかし、孤独にしているのは案外自分自身かも知れません。

自分に、小言をいってくれるヒトを、知らず知らずに遠ざけているはずです。


最近、人生の大先輩の何名かに、立て続けに、相談中、「まともに叱られたのは久しぶりだ」(笑)と言われました。
私は、おべんちゃらを全く言わずに、言いたいこと(言わないといけないこと)だけ言うので、びっくりされたようです(笑)。

経営者の皆さん、自分に小言をいってくれる人ほど、近くに置いておいて下さいね。
耳の痛い話こそ、聞いて下さい。
  

Posted by たばやん at 00:04Comments(0)経営

2008年02月25日

「杜の蔵」さん、酒蔵見学

先週の土曜日に、70会という団体のイベントで、株式会社「杜の蔵」さんの酒蔵を見学させてもらいに行きました。

杜の蔵さんのHPは、こちら

日本酒の製造過程をみるのは、全くの初めてで、驚きの連続でしたね。

ほとんど人力、手作業ですので、大変な仕事です。


日本酒の試飲もさせてもらいましたが、飲み方で全然味が違います。

温度はもちろん、飲む時の器によっても、口当たりが異なり、味が違うのです。
奥深いですね。


日本酒は、敬遠されがちですが、本当の「日本酒」=米と米麹と水だけで作ったお酒は、飲みやすくていい感じです。

私も、日本酒は、飲むとゾクゾクっとする感じがして、あまり好きではなかったのですが、試飲させてもらった本当の日本酒は、どれもそんな感じはありませんでした。

添加物や化合物が、ゾクゾクっとさせるのかも知れません。
だとすると、我ながら、身体反応としては、なかなかいい線いってますね(笑)。


どこでも売っている訳ではないようですが、見つけたらぜひ手にとってもらいたいと思います。

私は、「特別純米 荒走り(あらばしり)」がおすすめです!  

Posted by たばやん at 19:18Comments(0)経営

2008年02月18日

次世代戦争、終結?

ニュースはこちら


今年のお正月に、DVDレコーダーが壊れていたので、思い切って、ブルーレイを買いました。
HDの方が安かったのですが、なんとなくベータのにおいがしたので、やめたのですが、正解だったかもしれません。

まあ、一番大きな決めては、ソニーのブルーレイを買うと、もれなくスパイダーマン3等のブルーレイソフト1本がもらえたからですが(笑)。


ブルーレイで、映画を見ると、DVDではもう映画は見れませんね。画質が圧倒的です。

しかし、思いのほか、両者の決着が早く着きそうです。

やはり、ソフトの力が大きいようですね。
ソフトを出す方も、両方に対応するのはコストがかかるだけですから、やむを得ない選択です。

とはいえ、VHSからDVDが取って代わって、そんなに時間がたっていませんが、ブルーレイはもっと短いかもしれません。

顧客からすれば、みたい「モノ」がきれいな映像で見られれば、DVDだろうがブルーレイだろうが何でもいいわけで、この先、ネットにつなげば、ハイビジョン画質で見られるようになれば、再生装置そのものが不要になるでしょうね。

マイケルポーターが、代替サービスの脅威を競争要因のひとつにあげていますが、この業界は、まさにそれがあてはまっているといえ、この業界での企業の舵取りは、とても難しいと思います。


東芝には、他の土俵、次の土俵で、巻き返しを図ってもらいたいですね。  

Posted by たばやん at 22:14Comments(0)経営

2007年12月13日

甲子園優勝監督は宣伝文句になる?

今日は、午前中から、熊本に出張でした。

その帰り、市電で熊本駅に向かっていると、その途中に店の壁に、「甲子園優勝監督の店」と書いた店舗が目に入ってきました。

どうやら地元のスポーツショップのようです。

甲子園優勝経験のある監督がオーナーなんでしょうね。


しかし、オーナーが甲子園優勝監督だということは、スポーツ店の広告になるのでしょうか?
ちょっとよく分かりません。

ただ、こうして気になる、目に付くというだけで、広告効果があるという狙いなのかも知れませんが。


「甲子園優勝チーム使用グローブ、あります。」
「甲子園まで行けるバット、置いてます。」

とかの方が、野球小僧が集まりそうな気がしますが、それは素人の発想なんでしょうね(笑)。


広告は、難しいですね。
  

Posted by たばやん at 17:41Comments(0)経営

2007年12月03日

ノードストロームと手帳の話



新調した手帳です。
色がバーガンディというそうなのですが、注文した時は、見本がなかったので、私が想像していた色とは違っています(笑)。
まあ、きれいな色でしたので、よかったのですが。

ネットの販売だと、色味が違ったりして、なかなか買うのに勇気が入りますよね。
靴や服だと、サイズの問題があって、尚更躊躇してしまいます。

返品がいつでも可能なら、とりあえず買ってみることもできますが、そう簡単に返品に応じてくれる店はそんなにありません。

アメリカの百貨店のひとつ、ノードストロームという企業は、ネット販売したものでも、いつでも返品可能という姿勢を取っています。
この企業は、自分のところの店で買ってないものでも返品に応じたという逸話のある店で、CSの見本とされる企業です。

先週の土曜にQBSの授業で、プレゼンしたのは、実は、この企業でした。
なので、結構調べたのですが、この企業は、既存店の売り上げ増加率が減少し、ネット販売の売上が伸びています。

ネット販売の弱みである、「返品」問題をこの企業のサービスでは克服しているからです。
ノードストロームで買っておけば、画面と色味が違っていても、返品できます。
サイズが違えば、近くの店舗に持っていけば、ぴったりのサイズに変えてくれるでしょう。

忙しいときに限って何かが欲しくなりません?そんな時、欲しいモノを買うのに、ピッタリですね。

おそらくそんな理由で、ノードストロームの一定の顧客がネットにシフトしているのではないかと思います。

しかし、ネットの弱みを補完できるのも、現実の店舗が「そばに」会ってこそです。
いくら返品自由といっても、商品を送って、新しいのを送ってもらったり、返金処理をしてもらうというやり取りをしなければならないのは、やはり面倒です。
暇な時や別の用事のあるときに、店舗に行って、すっとできなければ意味がありませんよね。

だから、ノードストロームは、来年も新規出店の計画を持っています。
顧客のすぐ近くの店を増やせば、ネットを利用する顧客も相乗的に増えるという算段です。


一見、簡単なビジネスモデルのようですが、他の企業は、おそらくそう簡単には真似できません。
現実社会で培ってきた自社の信用をネットに活かした、よい例だと思います。
  

Posted by たばやん at 21:06Comments(1)経営

2007年11月28日

WACC,EVAなどなど

QBSの授業では、経営を学びます。

企業を分析する際には、財務面からの考察が不可欠ですので、利益率や投下資本の回収率等の数字や割合を出して、投資に値する企業かを検討する訳です。

自社の企業価値を分析する場合にも、同じような手法で投資家がその判断をするのですから、その数値を上げる、維持するためにはどういう手を打てばいいのかという視点で、自社をみていけばいいということになります。

なので、経営戦略を立てようと思ったら、財務面の知識、分析力が不可欠だということになります。

そこで出てくるのが、WACC,EVAといった指標というか数値というか、ツールであります。

この説明、よく分からないですよね?



ええ、分かっています。私自身がまだよく分かっていないことが(笑)。

日本語での説明ですら、上手くできないくらいの理解力なのに、現在、英語での企業分析課題に取り組んでいます。

・・・。

そもそも英語もほとんど理解できてません。
読むのはなんとかなっても、話せません。
プレゼン時に、誰かからの質問に答えることは到底無理です。


無謀です。

チームプレーなので、他のメンバーに迷惑を掛けないように必死でやっとりますが、物事には限界があるんだということを、今、ひしひしと感じています。

う~ん・・・。

チームのみんな、ゴメンナサイ(汗)


来春の卒業が厳しくなってきた気がしますね・・・。


翻訳こんにゃく、密かにお持ちの方、高価買い取り致します(笑)  

Posted by たばやん at 23:14Comments(0)経営

2007年11月22日

白い恋人、販売再開。でも・・・

ニュースはこちら


白い恋人、買います?的な記事になっていますが、それは野次馬的発想にすぎないと思うので、触れないとしても、問題は、最後の方です。

「製造元の石屋製菓は不正発覚後、約10億円をかけて本社工場の衛生管理体制を整備。賞味期限の改ざんを防ぐため個別のパッケージに賞味期限を印字できる機器を導入した。」とのこと。

10億円?

意図的な改ざんを直すのに、なんで10億もかかるのでしょうか?

「人」の問題を「機械や機器」の問題にすり替えても、根本的な解決には絶対ならないはずです。
個別包装に製造年月日を印字したって、その機械そのものを設定し、動かすのは、人間ですからね。

お金を掛けて、改善する話では、そもそもないはずです。

同社は株式を公開していないようですが、公開会社なら、株主代表訴訟が起きてもおかしくないような資金の使い方だと思いますが、どうでしょうか?
  

Posted by たばやん at 17:28Comments(0)経営

2007年11月14日

天神ロフト、プレオープン!

ロフトがいよいよオープンします。

ということで、招待状が来ていたので、今日のプレオープンにちょっと見学に行ってきました。
多いかなと思ったのですが、そうでもなかったです。

異様に店員さんの多さが目立ちましたが、明日以降の練習なんでしょうね。

ソラリアプラザとか、丸善は大変だろうなと思いつつ、頼まれてもいないのに、ソラリアの店長になったつもりで、見てきました(笑)

結論からすると、大丈夫じゃないかなあという印象です。

確かに、多フロアに多くの品揃えがありましたが、「これってロフトでなくてもありそう」という商品が多く目に付きました。

「ロフトじゃないと置いてないよね~」という商品は、そこまで目に付かず・・・。

色々なものが、一度に揃うメリットがあることは間違いないですが、よそにはない商品、探している商品が必ずあるといえるのかどうかは、私の中では、まだ疑問符が付いています。

事実、ちょっと手帳を期待して行ったのですが、特にこれは福岡にはなかった!という商品はあまりありませんでした。普通の手帳が数多く揃っているだけという感じです。

もちろん、普通の手帳が数多く揃っていること自体が、有難いことではあるのですが・・・、でもなあ、という気持ちがどうしても残ります。

期待が大きすぎたのかも知れませんが。


なんていうのか、「圧倒的」ではないんですよね。

例えば、伊勢丹メンズ館って、「圧倒的」なんですよ。

ここでなけりゃ、日本にはないかなって思わせる(実際にはそうじゃないけど、そう思わせるのがミソですな)程の品揃えが、全国から男性客のみならず、相乗効果で女性客も呼んでいるんですね。

だから、他の百貨店からは脅威だし、今もトップランナーで有り続ける訳です。

天神ロフトには、「ここでないなら、他に天神では売っている店はないわな。」と思わせる程の「圧倒的」な感覚を覚える程には至りませんでした。

逆にいうと、ロフトでなければ、ソラリアに行ってみようかと思わせる余地がある。ソラリアは、まだ取るべき戦略が沢山あるから、大丈夫だな。という感想になった訳です。


ロフトさん、もしかして、天神の購買力をなめたのかな?

いずれにしても、開店3年後の勢力図が楽しみです。

既存店の方、がんばれ~!
(注:ロフトも好きですよ。消費者としては、競争してもらうに越したことはないですから、既存店をとりあえず応援します(笑))  

Posted by たばやん at 19:06Comments(2)経営

2007年11月08日

ノーアクションレター

企業を経営していると、なんだかよく分からない、はっきりしない状況に置かれることがあります。

例えば、新規開業で、お客さんがどれくらい来るだろうか?とか、今度の商談はまとまるだろうか?とか。

これらの例えは、残念ながら法律では解決できません。
というか、誰も分かりませんよね(笑)。

そういう漠然とした状況ではなくて、例えば、企業として、こういう処理で何か問題がないだろうか、刑事罰を受けることはないだろうか、行政罰や行政指導を受けることはないだろうかと気になる場面や状況は意外に多くありませんか?

監督官庁らしき役所に聞いても、問題ないと思いますよ。と担当者は答えてくれたけれども、後からやっぱりダメでしたと言われては、投下資本の回収すらままならず、新規事業の立ち上げは困難になってしまいます。

こういう場合、行政のお墨付きをもらいたいですよね。

そういう時には、行政機関による法令適用事前確認手続、いわゆる日本版ノーアクションレター制度を活用してください。
行政がお墨付きをくれる訳ではありませんが、行政庁の解釈が開示されるため、問題になるか否かの判断がある程度、可能になります。


行政と、法令の解釈を争う場合、行政訴訟によることになりますが、それには、多大な手間と時間が掛かります。
そのリスクを残したまま、事業を進めるくらいなら、一手間掛かりますが、ノーアクションレター制度を使っておくべきです。


ところが、この制度、あまり活用されていないようです。
先般、ノーアクションレター制度を利用するため、関係官庁のHP等をみていたのですが、あまり事例がありません。


制度があることが知られていないのか、もしくはそもそもそのようなリスクを把握していない企業が多いのか、分かりませんが、ちょっともったいないように思います。

自分が進む道の先に、大きな石が落ちてないかどうか分かるって素晴らしいメリットなんですけどね。

  

Posted by たばやん at 13:18Comments(0)経営

2007年10月13日

赤福よ、お前もか・・・

ニュースはこちら



こう見えて(どうみえて?)、甘いものが大好きなワタクシは、赤福が大好物で、大阪等の関西方面に行った際は、必ずおみやげで買ってました。

しかも、おみやげで買ったのに、途中の新幹線で、少なくとも3つは我慢できずに食べてしまっていた程です(笑)。


最近は、さすがにメタボリックまっしぐらとなりつつあり、妻からも厳重な監視の目がありますので、大きな箱の方を買うことはなくなりましたが、小さい箱の方は必ず買って帰っていたものです。

そんな赤福まで、製造日を偽造です。

冷凍していたそうなので、健康被害はないでしょうが、ニュースによると30年以上も前からやっていたようです。

消費者には、今日中に食えと書いていたのに、そもそも当日作られたものではなかったとは・・・

でも、よくよく考えてみると、前から伊勢で作られている(と思ってました。伊勢名物って書いてあるし・・・)のに、(大阪駅で)よく品切れしないなあ。とか、消費期限が今日のものが(終電間近なのに)こんなに山積みで、売り切れるのかなと思ったりしたことが、確かにありました。

売れ残りは、冷凍していたのか~。
やっぱり不自然でしたよね、あの商品の並び方は。


さて、赤福、今後、買うのをやめるべきかどうか。


次の大阪出張で、自分が試されますね(笑)。
  

Posted by たばやん at 10:06Comments(1)経営

2007年10月11日

九州知的財産マネジメントスクール受講生募集のお知らせ




何度か、お話ししていた知財マネジメントスクールがいよいよ開講となります。

準備に手間取り、直前の案内になりましたが、非常に費用対効果の高いスクールになると自負しております。
本年度は、商標権及び不正競争防止法を取り上げます。
中心は、商標権となりまして、商標の検索方法から、紛争になった場合の注意点等まで、専門の弁護士からの講義及びワークショップを予定しています。

単純な知識ではなく、実務的なノウハウまで得られる内容です。

日程を調整して頂き、多数の皆様のご参加をお待ちしております。

基本的な情報は以下のとおりです。
詳細については、チラシがありますので、お気軽に当職宛てにメール下さい。
PDFファイルをお送り致します。


スケジュール
第1回 10月23日(火)午前10時30分~午後6時
第2回 11月16日(金)       同
第3回 12月19日(水)       同
第4回  1月24日(木)       同

会場 福岡市内会議室(現在、調整中)

主催 九州知的財産戦略協議会、弁護士知財ネット、九州経済産業局

受講対象者 企業関係者(経営者、総務担当者、営業等)
         企業支援専門家 等

定員 30名

受講料 50,000円(全4回・懇親会費込み)


  

Posted by たばやん at 12:37Comments(0)経営

2007年10月02日

借金は返すな!?

最近、借金を返さないでもよいとか、借金をチャラにする方法等、センセーショナルな題名の本が流行ったり、そのように銘打った講演会が少なくないようです。

私自身は、そのような講演会に行ったことはありませんが、その講演の趣旨が、借金が返せなくなっても、自殺とかする必要はなく、法的な整理で、再起が可能だというものであれば、何も文句をいうつもりもありません。

しかし、先日、某県の商工会主催の講演会では、(返せなくなっても構わないの)だから、遠慮無く借金しなさいというような趣旨の話をしているコンサル等がいたそうです。

その講演会を聞いた人から借入の相談を受けた方から、相談を受けた(ややこしいですね・・)のですが、まったくもって、おかしな話です。


そもそもお金は借りたら、返さないといけません。
約束事は果たさないと、社会が維持できませんよね。

返せないなら、お金を借りてはいけないのです。

昨今の、過払い金ブームで、その辺の借り手の責任がうやむやになりつつありますが、そもそもは、それが大原則です。

返せそうにないかどうかを見極めるのは、これは貸し手の責任となりますが、借り手がそれ(返すつもりがあること)を偽ってはいけません。
返済意思を偽るのは、立派な詐欺です。

返すつもりがないとは言わないけれど、万が一、返せなくなってもいいから、お金を借りようという発想には、経営者の意思決定としての覚悟が全く感じられません。

よく、活きたお金、死んだお金といいますが、何のためにお金を借りるのか、よく考えてから借入をして下さい。


安易な借入は、必ず自分自身の信用不安となって、返ってくることが多いです。
経営者ならば、よく考えて、行動しなければ、なりません。

無責任な話には、くれぐれも気をつけてほしいものです。
  

Posted by たばやん at 00:22Comments(0)経営

2007年09月11日

おかしいぞ!(怒)財団法人財務会計基準機構

温和な性格で、いつもニコニコしている私ですが(?)、財団法人財務会計基準機構については、かなり怒っています!!

先ほどまで、明日、事務所内で朝の勉強会があるので(明日は私が担当なのです)、会社法改正に絡んで、会計・税務の変更点等をチェックしていました。

会社法は、今回、結構大幅に資本の部(もうこう言わないのですが)を、いじってますので、それに従って、会計上の処理も変わる、また税務上の処理も変わるということになっています。

我々、弁護士も会計や税務は専門外ということで全く知らないという訳にはいきませんから、勉強する必要があります。

ところで、会社法では逐一、会計基準を規定しているわけではそもそもなく、日本では、2001年頃から、財団法人財務会計基準機構内の企業会計基準委員会が、各種基準を制定しているようです。
会計ビックバンの関係だそうですが、詳しいことは私はよく分かってません。

なので、今回のこの怒りの矛先もまったく見当違いということもありえます。
その時は、すいません。先に謝っておきます。

今度、本等で調べておきたいと思います。


で、企業人(会社法を使う側)にとって、誰がそれを制定したのかは、あまり大した問題ではなくて、どういう基準が定められたのか、どういう基準に沿って、自社の会計を処理していけばいいのかが重要な訳です。

しーかーし、基準を作った財団法人財務会計基準機構のHPにいっても、2ヶ月以上前に出された各基準は、会員(会員になるのは、個人で5万円も出さないといけません!)しか見られないようになっているのです。


こんなことってあるのでしょうか?
自分でルールを決めておいて、そのルールは会員じゃないと見せないと。
だけど、ルールは守ってね。

って、どう考えても、おかしいでしょう?

意味が分かりません。
公表し続けないなら、何で出す必要があるのか?
自分達の存在意義を何と考えているのか?


自分の仕事がはかどらない。という極めて個人的な感情が多少入っていることは否めませんが(笑)、財団法人財務会計基準機構のやり方は、企業人をバカにしているとしか思えません。

いわゆるサプライサイドからの思考に凝り固まってしまっています。
どうせまた、官僚の天下り先だろうとしか思われませんよね。
あるいは、公認会計士会の策略でしょうか?(笑)


誰のための会計基準か、もう一度よく考え直してほしいものです。


まったくもう!
ちゃんとせい(笑)
  

Posted by たばやん at 20:13Comments(0)経営

2007年09月06日

国際ライセンス契約実務講座

を受けるため、昨日は東京出張でした。

東京まで行かないと、専門的な講義やセミナーが受けられないのは忸怩たる思いのあるところですが、現状は致し方ないですね。

福岡市のサイバー大学にはぜひ頑張ってもらって、色々な勉強が、自宅や会社にいながら学べるようになるといいですね。


さて、肝心の講義の内容ですが、とてもよかったです。
これで、国際ライセンス契約はバッチリです(笑)

冗談はさておき、講師の弁護士の方の話が上手でしたので、講義時間の3時間半があっという間でした。
自分で講演する機会もありますので、その意味でもためになりましたね。

国際ライセンスというと一昔前は、海外からの権利を買うばっかりでしたが、最近は、ジャパニメーションはじめ、J-POP、ゲームソフト、漫画と日本の知財が評価され、海外へ権利を売る、あるいは向こうが買いに来るという時代になってきています。

買い手から売り手へと変化しているにも関わらず、日本人の交渉下手は相変わらずで、向こうの出した書式に何も言わず、印鑑を押しているようです。

もっとも私も、何度か、自分が作った契約書を渡しても、相手方から何も言われずに調印できたため、すんなり契約書作成業務が終了したことがあります。
国内外を問わず、契約について、何か主張するというのは日本では好まれないのでしょうね。


しかし、嫌いだろうと何だろうと、ビジネスであれば、交渉が何よりも大事です。
時折、話が決まってから、相談に来られる方がいますが、相手と合意してから、契約書で文言を変えてくれといっても無理です(笑)。

その辺の意識を変えていかないと、ダメだと昨日の講師の弁護士もおっしゃってましたが、私も全く同感です。

タフネゴシエーターにならないと、経営はつとまりません。

いきなり、大幅ディスカウントせい!とかは言い切らん方、今度、居酒屋に行ったら、「値段の割に、量が少なくない?」とやさしく言ってみることから始めてみましょうか(笑)
  

Posted by たばやん at 14:59Comments(0)経営

2007年08月17日

サブプライムローン

最近、TV、新聞をにぎわす、「サブプライムローン」ですが、なんだかアメリカらしい制度ですね。

ニュースはこちら

今回の話題で、彼の地での消費者金融事情がどうなっているのか、意外に何も知らないことに改めて驚きました。

日本と同じような過払い金問題はなかったのでしょうか。イメージとしては、なさそうですが(誰かがすぐに訴訟にしてそうですもん)



今回の問題は、土地・不動産に関わるもので、バブルのおそれが、以前から指摘されていたように思います。
ようやくその危険性が、本格化、現実化してきたというところなのでしょうか。
対岸の火事という訳にはいきませんから、心配ですね。


今回も、金融当局による金融引き締めが発端のようで、国の金融政策によって、状況が一変してしまうのは、どこでも一緒のようです。


日本のようにならず、傷が浅いうちに、沈静化するとよいのですが、どうなるのでしょうか・・・  

Posted by たばやん at 11:41Comments(0)経営

2007年07月26日

三越+伊勢丹

びっくりするニュースですね。

しかし、両社とも、何も言ってないのに、どこからバレるのでしょうか。
株価対策等もあるでしょうから、合併・統合等の情報管理は、厳重にしていると思うのですが、今回は、ライバルを牽制するための、「わざと」でしょうかね。

そんな詮索は置いておくとして、百貨店業界の情勢から、消費者の傾向等、社会的な方向をマーケティングすることが可能ですから、これらの動きは、百貨店に直接関係なくても、気になるところです。


一消費者としてみると、伊勢丹と三越が一緒になると、福岡では、岩田屋と三越の靴売り場のラインナップが同じような感じになりそうで、もったいないなあと思っています。

最近の岩田屋は、伊勢丹メンズ館の商品も置いていたので、センスがよかったですし、三越も独自の感覚がある構成なので、それぞれバッティングしてなかったのです。


三越にも伊勢丹の靴が並ぶようになると(おそらく、そうするでしょう。伊勢丹メンズ館の商品は、三越から見ると、のどから手が出る程欲しいはずです)、それぞれのカラーが消えてしまうことになりかねません。


それぞれの優位性を保ちながら、スケールメリットを求めるのは、意外に難しいことであり、多くの統合後の企業が苦慮している点ですね。


三越+伊勢丹=どうなるのでしょうか。
  

Posted by たばやん at 10:10Comments(0)経営

2007年06月29日

類は友を呼ぶ?

昨日は、夕方から福岡県弁護士会天神センターで、法律相談を担当してきました。

現在、福岡県弁護士会では、多重債務に関する法律相談を無料で実施しています。
http://www.fben.jp/

電話予約が必要ですが、少しでも心配するところがあれば、利用してください。


さて、1コマ30分で、6回の枠があるのですが、昨日はそのうち、半分の3回の相談者の方が、アパレル関係のお仕事をされていました。

相談の内容は、それぞれ異なっていましたが、同じ日に3人も同じ業種の方が揃うというのは、私も初めての経験です。

さすがに、3人目の方には、思わず、「アパレル業界では木曜が休みですか?」と聞いてしまいました(笑)。(木曜が休みという習慣は特にないそうです。散髪屋さんとは違うみたいですね。)


昨日の相談とは関係がないですが、一般論として、アパレル、ファッション関係では、メーカーと小売店の関係が、シビアで一方的な契約内容になっていることが少なくありません。

やはり、洋服を売るという仕事に憧れる方が多く、小売店やショップ開店の希望者がいくらでもいることが原因のひとつなのかも知れません。

特に福岡は、小売店を通した、メーカー間の競争が激しいですから、そのしわ寄せが小売店にきやすいこともあるのでしょう。

それに加え、流行の流行すたりがありますから、ショップ経営というのは、見た目以上に相当大変な商売といえます。

仕入れに関する契約、支払い条件ひとつとっても、しっかり交渉して契約書を結べば、それなりのリスクヘッジになるのですが、わざわざ弁護士に契約書をみてもらうことも少ないのが、現実のようです。

しかし、誰でも、人生と有り金全てを賭けて、開業する訳ですから、失敗をする訳にはいきません。
出来るだけ、最初から、リスクを把握して、できる限りの回避策をとっておくべきです。(それはアパレル業界だけに限りませんが)

業界のルール、常識に沿っていては、数多くの失敗例と同じ罠に陥ることがあるのは、先日紹介した、島田紳助の本で指摘しているとおりです。

やるからには、成功する方法と、それを実行する方策を持たなければなりません。

知恵を借りるべき時に、その作業を怠らないことが、息の長い成功を得るための秘訣かも知れませんね。  

Posted by たばやん at 09:24Comments(0)経営