2006年11月01日
法律相談
こんにちは。
今日は、午後から福岡市福祉センターで法律相談をしてきました。
普段、弁護士に相談することが、ほとんどないでしょうから仕方ないかもしれませんが、皆さん緊張して、上手く話せないという方が多いです。
そこで正しい?(得する)法律相談の仕方をお教えします。相談にいくときは参考にしてみてください。
①まずは自分で事件の内容を整理しておく 相談時間は大体どこでも、30分しかありません。その時間の中で、相談者の問題になんとか解決の道筋をつけてあげたいと弁護士は思っています。しかし、当の相談者が、何で困っているのかはっきり伝えてくれないことがままあります。自分の中で混乱したままでは、時間と費用がもったいないですね。
一番聞きたいこと、次に聞きたいこと、時間があれば聞きたいこと、と順番に紙に書き出して、自分の頭の中を整理しておきましょう。
②事件の時系列表を作って、もっていく。 大事な問題だから、はじめから順番に説明しようとされる方がいます。残念ながら、それでは時間内に解決へのアドバイスまで行きません。でも、弁護士は、文章を速く読むのは得意です(笑)。
時系列にそって、出来事をならべておけば、数分で事情を把握できます。疑問に思ったところは、弁護士が質問しますから、そこをしっかりと話しましょう。
③関係書類は全て持って行っておく
裁判所に呼ばれたので、どうしたらいいですかと言いながら、その呼び出しの書類を持ってきていない方が、結構います。必要があるかどうかは弁護士が判断しますから、関係ある書類は全て持ってきておいて下さい。
④要点をまとめてもらい、それだけをメモする
相談中、熱心に何もかもメモしようとされる方も多いです。しかし、肝心なことを聞き逃してしまいます。ある程度、話が進んだら、弁護士に「メモしたいので、要点をまとめてください」と言ってみて下さい。ちゃんとした弁護士なら、本件の問題点と、その解決法を整理してまとめてくれるはずです。それだけをメモしましょう。
⑤メリット、デメリットがあることを理解する。優先したい価値を決める。
全てが思い通りになる解決方法はまずあり得ません。それぞれの解決方法には、メリット、デメリットがあります。例えば、速く解決するけど、費用がかかる等です。
あらかじめ、自分で優先したい価値を決めておくと、一番いい解決方法を示してもらいやすいです。
以上のような準備をするだけで、ある程度、自分の気持ちも落ち着かせて相談することができると思います。参考になれば幸いです。
ところで、ほとんどの法律相談というのは、公共施設で日中に行われることがほとんどです。
お仕事を持たれている方は、ほとんど利用できないように思います。
そこで、企業の福利厚生等として、定期的に弁護士が会社にやってきて、社員の法律相談を行うようなサービスができないかと考えています。
興味を持たれた企業の総務、人事の方がおられましたら、一緒にはじめてみませんか。
会社に対する相談・苦情ばかりだと困る(笑)かもしれませんが、コンプライアンスツールとしてみれば、随時、社内の問題点を改善できる最適な方法かも知れませんね。
今日は、午後から福岡市福祉センターで法律相談をしてきました。
普段、弁護士に相談することが、ほとんどないでしょうから仕方ないかもしれませんが、皆さん緊張して、上手く話せないという方が多いです。
そこで正しい?(得する)法律相談の仕方をお教えします。相談にいくときは参考にしてみてください。
①まずは自分で事件の内容を整理しておく 相談時間は大体どこでも、30分しかありません。その時間の中で、相談者の問題になんとか解決の道筋をつけてあげたいと弁護士は思っています。しかし、当の相談者が、何で困っているのかはっきり伝えてくれないことがままあります。自分の中で混乱したままでは、時間と費用がもったいないですね。
一番聞きたいこと、次に聞きたいこと、時間があれば聞きたいこと、と順番に紙に書き出して、自分の頭の中を整理しておきましょう。
②事件の時系列表を作って、もっていく。 大事な問題だから、はじめから順番に説明しようとされる方がいます。残念ながら、それでは時間内に解決へのアドバイスまで行きません。でも、弁護士は、文章を速く読むのは得意です(笑)。
時系列にそって、出来事をならべておけば、数分で事情を把握できます。疑問に思ったところは、弁護士が質問しますから、そこをしっかりと話しましょう。
③関係書類は全て持って行っておく
裁判所に呼ばれたので、どうしたらいいですかと言いながら、その呼び出しの書類を持ってきていない方が、結構います。必要があるかどうかは弁護士が判断しますから、関係ある書類は全て持ってきておいて下さい。
④要点をまとめてもらい、それだけをメモする
相談中、熱心に何もかもメモしようとされる方も多いです。しかし、肝心なことを聞き逃してしまいます。ある程度、話が進んだら、弁護士に「メモしたいので、要点をまとめてください」と言ってみて下さい。ちゃんとした弁護士なら、本件の問題点と、その解決法を整理してまとめてくれるはずです。それだけをメモしましょう。
⑤メリット、デメリットがあることを理解する。優先したい価値を決める。
全てが思い通りになる解決方法はまずあり得ません。それぞれの解決方法には、メリット、デメリットがあります。例えば、速く解決するけど、費用がかかる等です。
あらかじめ、自分で優先したい価値を決めておくと、一番いい解決方法を示してもらいやすいです。
以上のような準備をするだけで、ある程度、自分の気持ちも落ち着かせて相談することができると思います。参考になれば幸いです。
ところで、ほとんどの法律相談というのは、公共施設で日中に行われることがほとんどです。
お仕事を持たれている方は、ほとんど利用できないように思います。
そこで、企業の福利厚生等として、定期的に弁護士が会社にやってきて、社員の法律相談を行うようなサービスができないかと考えています。
興味を持たれた企業の総務、人事の方がおられましたら、一緒にはじめてみませんか。
会社に対する相談・苦情ばかりだと困る(笑)かもしれませんが、コンプライアンスツールとしてみれば、随時、社内の問題点を改善できる最適な方法かも知れませんね。