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2006年11月29日

被疑者国選制度、はじまってます

多くの方は、関係がないかも知れませんが、知っておいて損はない制度のひとつに被疑者国選制度というものがあります。(前にもちょっと書いてます)

これは、逮捕された段階(被疑者となります)で、国選弁護人が付けられるというもので、重大犯罪の被疑者について限定して、この10月から始まりました。
今までは、起訴された段階(被告人となります。ちなみにTV・新聞で言っている「被告」という表現は間違いです。「被告」は民事訴訟での呼び方です。)にならないと弁護人が付かなかったのですが、刑事裁判で問題となる自白調書等の作成が、ほとんど捜査段階(被疑者)でなされていることから、問題があるとされてきました。

その点の問題点を解消しようとしたのが、被疑者国選制度です。
ちなみに従来(被疑者国選に該当しない被疑者は現在も)は、被疑者段階では、弁護士会が当番弁護士制度を設けて、問題点の解消に努力していました。
万が一、逮捕されるようなことがあれば、弁護士を呼んでくれと言えば、どちらかの制度で弁護士がやってきますので、必ず弁護士を呼んでくれと言って下さい。
ちなみに、費用は国選の場合、国の負担(最終的に本人が負担することがあります)で、当番弁護の場合、1回目の面会(接見といいます)は、無料です。

先日、私にも、被疑者国選事件が割り当てられまして、今、奔走しているところです。  

Posted by たばやん at 00:30Comments(2)法律