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2006年12月13日

ロボット!!

昨日の綾水会は、QBSの同期生でもあるメカトラックス株式会社CEO永里さんによるメインプレゼンでした。
綾水会については、詳しくは、坂本さんのブログ(http://akarisaka.yoka-yoka.jp/d2006-12-13.html)をみて下さいね。

永里さんのところは、ロボットを作っていて、その新規事業についてプレゼンして頂きました。
詳しい内容は書けませんし、参加者から、色々つっこまれてはいましたが、私は、方向は間違っていないと思います。

今、日本人がロボットに求めている価値(バリュー)は、二つの方向に分かれつつあると思います。
ひとつは、人間の役に立つためのロボットで、掃除ロボとか、介護ロボとかはこちらの方向を向いてます。この方向の最終的なイメージはアトムでしょう。ロボットの判断で、上手くやってくれるというのが最終的な価値になるのでしょう。
もう一つは、娯楽というか趣味的な欲求を満たすバリューを求める方向です。ラジコンとか、車の運転をしたいと思うのと同じ感覚で、ロボットも動かしたいという欲求を満たす方向です。こちらの方向の最終的なイメージは、やはりガンダムでしょう。こちらは最終的に意のままにロボットを操れるようになるのが最終的な価値になってくると思われます。
参加者の中には、このバリューの方向の違いをごっちゃにしてしまっている方も少なくありませんでした。
現状の生活の中で、単に「ロボット」と想定すればそれも仕方のないことなのかもしれません。

メカトラックスは、最終的には、アトムを作りたいのだけど、まずはビジネスとしてプチガンダムを実現するような商品で、ロボット市場を切り開くことに全力を注ぐということになるのだろうと思います。
参加者からも質問がありましたが、方向性の違う2つを同時に追いかけるのではありませんから、軸がぶれない限り、大丈夫だと思います。

ただ、今回進めるプランは、ガンダム方向だということ、ロボットを動かせる感動、楽しさをバリューとして提供するのだということをいつも念頭において、さらにプランを練ってほしいと思いました。
私が、思ったのは、コントローラを工夫する(単に簡単にするべきではないと思います)ことと、1回の時間をよく考えて割り出す必要がある(もう少ししたい!と思う時間であるべきです)ということでしょうか?

まだまだ越えなければならないハードルは多そうですが、個人的には、すごく楽しみです。

いつか、本当の「プラレス三四郎」を作ってくださいね!

  

Posted by たばやん at 10:22Comments(0)ベンチャー

2006年12月13日

事業承継と株主総会

先日、顧問先の会社で、臨時株主総会を行いました。
親族の持っている会社の株式を、会社が自己株買いするためです。

今般の会社法改正で、同族会社の事業承継が簡単になり、この機会に事業承継をしておこうという会社が増えています。

しかし、今まで同族でやってきた会社には大きな問題がある場合が多いです。
それは、株主総会を1回も開催していなかったり、数回しかしたことがないことです。
株主総会による決議を経ていないと、取締役就任の事実すら法的には認められない可能性があります。
単純に今まで問題が生じていなかっただけであり、今後の処理を間違うと、意見を違えた株主(親族)から、株主総会決議不存在として、今までの会社の意思決定を全て争われる可能性があります。
そうすると、怖くて株主総会も開けないということにもなりがちです。

今回の法改正は、会社に自由を与える代わりに、手続きをきちんと踏むように求めています。
事業承継には、議決権制限株式を発行する等、色々な方法が考えられますが、どれも手続きを経ないと、いつまでも不安が残ることになります。

うちは中小だから、ほぼ1人会社みたいなものだから、といった言い訳は、争いになった時には、通用しません。リスクマネジメントの観点からみても、これほどリスクのある経営はありません。
とりあえず、来期の定時株主総会から、はじめてみてはいかがでしょうか?

今回、はじめて株主総会を開いた顧問先社長も、良い経験になったとおっしゃってました。株主総会は、経営者を育てるためにもあるといえるでしょう。  

Posted by たばやん at 07:56Comments(0)法律