スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2007年02月03日

なぜ弁護士は忙しい(そうにしている)のか?

従来、弁護士とあまり接触がなかった人でも、弁護士は忙しいというイメージを持たれていることが多いようです。

何故、弁護士は忙しいのか、本当に忙しいのかというところに今日はお答えしたいと思います。



世の中には、いろいろな商品やサービスが提供されていますが、そのうち、属人的な商品、サービスはあまりありません。
属人的とは、その人や物でなければ、意味のない商品やサービスです。



一番分かりやすいのは、芸能人ですね。
その人でなければ、意味がありませんから、仕事の依頼が来ても代わりの人を派遣して、収入を得ることができません。
これが、非属人的な物やサービスであれば、代わりの人を採用すれば、どんどん派遣できますし、商品であれば、大量に作れば作るだけ、売れるということになります。



弁護士も代替が効かない、属人的なサービス業といえます。
相談者からの相談を直接自分が聞かないと、問題の本質が把握できませんし、本質を掴まないと、有効な戦略も立てられません。
裁判所に書類を提出するくらいなら、別の人でもいいのですが、実際の裁判では、弁護士以外を行かせる訳にはいきません。


そういう訳で、普通のサービス業であれば、社長として足りない時間は、人を雇って代わりにさせることができますが、弁護士ではほとんど自分でしなければなりません。

そのため、時間が足りない、→ 忙しい。ということになりがちです。

また、費用に関しても、それが反映されてしまいます。

弁護士が業務に割ける時間が、いわば弁護士が報酬を得られる最大の枠となります。
自分が遊んだり、寝たら、その分報酬を得る機会(時間)がなくなる訳です。
工場で生産する商品を売っている会社の社長は、機械を買い、人件費を払えば、自分が寝ていても収入が増えていきます。多くの会社経営者は、そうして自分の時間を買っているとも言えますね。


したがって、単位時間あたりの金額は、他のサービス業や、士業と比べて高くなりがちという訳です。
(例えば、他の士業の場合、どうしても当該資格者でなければならないという仕事はそんなにないはずです)



今日は、弁護士に対する素朴な疑問(?)に対して、お答えしてみました。

他にもこんなことを聞いてみたいというのがありましたら、ぜひぜひメールください。
  

Posted by たばやん at 17:42Comments(0)一般