2007年06月29日
忘れ物に注意
最近暑くなってきましたので、注意力が知らず知らずのうちに減退しているようです。
皆さんはどうでしょうか?
ちょこちょこした、用事を忘れていたり、バスに乗り間違えたり(関係ない?)、小さなミスが続いてます。
今日は、裁判所に自分の職印を忘れるという大失態をやらかしてしまいました。
幸い、事務所に帰って気付いてから、急いで裁判所に戻りましたので、見つかりましたが、「うっかり八兵衛」にも程がありますね。
自転車を猛ダッシュで漕いでいったので、汗だくもいいところです。
裁判所からの帰りには雨が降り出し、結構濡れてしまいました・・・
ふんだり蹴ったりですね(笑)。
暑くても、気をしっかりと持って、来週は頑張りましょう(さらに暑くなりそうですけど・・・)。
皆さんはどうでしょうか?
ちょこちょこした、用事を忘れていたり、バスに乗り間違えたり(関係ない?)、小さなミスが続いてます。
今日は、裁判所に自分の職印を忘れるという大失態をやらかしてしまいました。
幸い、事務所に帰って気付いてから、急いで裁判所に戻りましたので、見つかりましたが、「うっかり八兵衛」にも程がありますね。
自転車を猛ダッシュで漕いでいったので、汗だくもいいところです。
裁判所からの帰りには雨が降り出し、結構濡れてしまいました・・・
ふんだり蹴ったりですね(笑)。
暑くても、気をしっかりと持って、来週は頑張りましょう(さらに暑くなりそうですけど・・・)。
2007年06月29日
類は友を呼ぶ?
昨日は、夕方から福岡県弁護士会天神センターで、法律相談を担当してきました。
現在、福岡県弁護士会では、多重債務に関する法律相談を無料で実施しています。
http://www.fben.jp/
電話予約が必要ですが、少しでも心配するところがあれば、利用してください。
さて、1コマ30分で、6回の枠があるのですが、昨日はそのうち、半分の3回の相談者の方が、アパレル関係のお仕事をされていました。
相談の内容は、それぞれ異なっていましたが、同じ日に3人も同じ業種の方が揃うというのは、私も初めての経験です。
さすがに、3人目の方には、思わず、「アパレル業界では木曜が休みですか?」と聞いてしまいました(笑)。(木曜が休みという習慣は特にないそうです。散髪屋さんとは違うみたいですね。)
昨日の相談とは関係がないですが、一般論として、アパレル、ファッション関係では、メーカーと小売店の関係が、シビアで一方的な契約内容になっていることが少なくありません。
やはり、洋服を売るという仕事に憧れる方が多く、小売店やショップ開店の希望者がいくらでもいることが原因のひとつなのかも知れません。
特に福岡は、小売店を通した、メーカー間の競争が激しいですから、そのしわ寄せが小売店にきやすいこともあるのでしょう。
それに加え、流行の流行すたりがありますから、ショップ経営というのは、見た目以上に相当大変な商売といえます。
仕入れに関する契約、支払い条件ひとつとっても、しっかり交渉して契約書を結べば、それなりのリスクヘッジになるのですが、わざわざ弁護士に契約書をみてもらうことも少ないのが、現実のようです。
しかし、誰でも、人生と有り金全てを賭けて、開業する訳ですから、失敗をする訳にはいきません。
出来るだけ、最初から、リスクを把握して、できる限りの回避策をとっておくべきです。(それはアパレル業界だけに限りませんが)
業界のルール、常識に沿っていては、数多くの失敗例と同じ罠に陥ることがあるのは、先日紹介した、島田紳助の本で指摘しているとおりです。
やるからには、成功する方法と、それを実行する方策を持たなければなりません。
知恵を借りるべき時に、その作業を怠らないことが、息の長い成功を得るための秘訣かも知れませんね。
現在、福岡県弁護士会では、多重債務に関する法律相談を無料で実施しています。
http://www.fben.jp/
電話予約が必要ですが、少しでも心配するところがあれば、利用してください。
さて、1コマ30分で、6回の枠があるのですが、昨日はそのうち、半分の3回の相談者の方が、アパレル関係のお仕事をされていました。
相談の内容は、それぞれ異なっていましたが、同じ日に3人も同じ業種の方が揃うというのは、私も初めての経験です。
さすがに、3人目の方には、思わず、「アパレル業界では木曜が休みですか?」と聞いてしまいました(笑)。(木曜が休みという習慣は特にないそうです。散髪屋さんとは違うみたいですね。)
昨日の相談とは関係がないですが、一般論として、アパレル、ファッション関係では、メーカーと小売店の関係が、シビアで一方的な契約内容になっていることが少なくありません。
やはり、洋服を売るという仕事に憧れる方が多く、小売店やショップ開店の希望者がいくらでもいることが原因のひとつなのかも知れません。
特に福岡は、小売店を通した、メーカー間の競争が激しいですから、そのしわ寄せが小売店にきやすいこともあるのでしょう。
それに加え、流行の流行すたりがありますから、ショップ経営というのは、見た目以上に相当大変な商売といえます。
仕入れに関する契約、支払い条件ひとつとっても、しっかり交渉して契約書を結べば、それなりのリスクヘッジになるのですが、わざわざ弁護士に契約書をみてもらうことも少ないのが、現実のようです。
しかし、誰でも、人生と有り金全てを賭けて、開業する訳ですから、失敗をする訳にはいきません。
出来るだけ、最初から、リスクを把握して、できる限りの回避策をとっておくべきです。(それはアパレル業界だけに限りませんが)
業界のルール、常識に沿っていては、数多くの失敗例と同じ罠に陥ることがあるのは、先日紹介した、島田紳助の本で指摘しているとおりです。
やるからには、成功する方法と、それを実行する方策を持たなければなりません。
知恵を借りるべき時に、その作業を怠らないことが、息の長い成功を得るための秘訣かも知れませんね。
2007年06月27日
知財経営戦略と知財価値評価シンポジウム
に出席するため、昨日は、東京へ日帰り出張でした。
このシンポジウムは、知財経営戦略を立てる上で、欠かせない知財価値評価について、日弁連、日本弁理士会、日本公認会計士協会の3者共催で行う初めてのシンポジウムでした。
知財価値評価とは、知的財産権(特許、著作権、商標等)の無形的経済価値を金銭的に評価するとどうなるかというものですが、あるいはそもそも金銭的価値を評価できるのか、どういう手法でするかということで、各会がそれぞれ取り組んでいましたが、今回、それを一同に会して、議論しました。
最初に、各会の取組みが研究発表として行われたのですが、日弁連だけ、レベルが違う・・・
弁理士会は、すでに具体的なガイドラインができていましたし、会計士会にいたっては、アメリカの事例研究を相当深くしているようです。
弁護士会は、破産の時には評価にかかる時間を簡易迅速にしないといけないという抽象論程度。
発表者も、他の会は、複数人と気合い入っていましたね。
知財価値評価は、訴訟も視野に入れて考えないといけませんので、本来弁護士がもっと中心的に関与していい分野なのですが、昨日のシンポジウムをみる限り、一番やる気がなかったように思います。
いけませんね。
日弁連のせいにしているのではなく、個々の弁護士にその意識がないからこそ、今の現状があるということですから、各弁護士の意識の昂揚を図らないといけません。
知財価値評価が一番分かりやすく表面にでてくるのは、技術系ベンチャーが自己の保有する特許を武器に創業しようとする際、ベンチャーキャピタル等に出資をつのるための資料として出される場合でしょう。
一つの特許だけで、製品化・商品化までこぎつけることは、現在ほぼ不可能といっていいでしょうから、「特許とりました!」だけでは、誰も出資してくれません。
その特許がどこまで通用するのか、逆に他の特許に抵触する部分がないか等、特許そのものの「価値」を把握しないと、まずい訳です。
そうすると、特許出願時の明細書の記載の程度が問題になることもありますし、周辺特許の取得状況が問われることもあります。
それらを調査して、リスクがある部分については、マイナス評価要因として組み込んだ「価値」を算出します。その算出の正確性をどう担保するのかというもの、これまた一つ大きな問題になるのですが。
このように、知財価値評価は、今後益々重要性を持つようになると思います。
裏返していうと、知財を取得する時は、単純に取得費用がどのくらいかという程度の問題ではなく、取得することによる経済的価値が本当にあるのか、あるとすればどの程度か?ということを評価、吟味した上で、取得に関する意思決定をすべきだということになります。
また特許であれば、今まで以上に、将来を見据えて、明細書の表現に気をつかうべきだということになります。
ところが、これといった価値評価基準が、一般的に合意されているものではありません。
そのため、他の2会は、イニシアチブを握ろうと積極的に研究しているのだろうと思います。
別に弁護士会が、イニシアチブを握る必要もなく、ユーザーにとって、使い勝手のよい基準ができればそれでよいと思うのですが、議論のテーブルにつけなくなっては困ります。
弁護士会も、次回はもう少し具体的な研究成果をだせるようにしてほしいと思いますが、どこかの部門で誰かが議論しているのでしょうか?こういう時は、福岡にいると少々ハンデを感じますね。
このシンポジウムは、知財経営戦略を立てる上で、欠かせない知財価値評価について、日弁連、日本弁理士会、日本公認会計士協会の3者共催で行う初めてのシンポジウムでした。
知財価値評価とは、知的財産権(特許、著作権、商標等)の無形的経済価値を金銭的に評価するとどうなるかというものですが、あるいはそもそも金銭的価値を評価できるのか、どういう手法でするかということで、各会がそれぞれ取り組んでいましたが、今回、それを一同に会して、議論しました。
最初に、各会の取組みが研究発表として行われたのですが、日弁連だけ、レベルが違う・・・
弁理士会は、すでに具体的なガイドラインができていましたし、会計士会にいたっては、アメリカの事例研究を相当深くしているようです。
弁護士会は、破産の時には評価にかかる時間を簡易迅速にしないといけないという抽象論程度。
発表者も、他の会は、複数人と気合い入っていましたね。
知財価値評価は、訴訟も視野に入れて考えないといけませんので、本来弁護士がもっと中心的に関与していい分野なのですが、昨日のシンポジウムをみる限り、一番やる気がなかったように思います。
いけませんね。
日弁連のせいにしているのではなく、個々の弁護士にその意識がないからこそ、今の現状があるということですから、各弁護士の意識の昂揚を図らないといけません。
知財価値評価が一番分かりやすく表面にでてくるのは、技術系ベンチャーが自己の保有する特許を武器に創業しようとする際、ベンチャーキャピタル等に出資をつのるための資料として出される場合でしょう。
一つの特許だけで、製品化・商品化までこぎつけることは、現在ほぼ不可能といっていいでしょうから、「特許とりました!」だけでは、誰も出資してくれません。
その特許がどこまで通用するのか、逆に他の特許に抵触する部分がないか等、特許そのものの「価値」を把握しないと、まずい訳です。
そうすると、特許出願時の明細書の記載の程度が問題になることもありますし、周辺特許の取得状況が問われることもあります。
それらを調査して、リスクがある部分については、マイナス評価要因として組み込んだ「価値」を算出します。その算出の正確性をどう担保するのかというもの、これまた一つ大きな問題になるのですが。
このように、知財価値評価は、今後益々重要性を持つようになると思います。
裏返していうと、知財を取得する時は、単純に取得費用がどのくらいかという程度の問題ではなく、取得することによる経済的価値が本当にあるのか、あるとすればどの程度か?ということを評価、吟味した上で、取得に関する意思決定をすべきだということになります。
また特許であれば、今まで以上に、将来を見据えて、明細書の表現に気をつかうべきだということになります。
ところが、これといった価値評価基準が、一般的に合意されているものではありません。
そのため、他の2会は、イニシアチブを握ろうと積極的に研究しているのだろうと思います。
別に弁護士会が、イニシアチブを握る必要もなく、ユーザーにとって、使い勝手のよい基準ができればそれでよいと思うのですが、議論のテーブルにつけなくなっては困ります。
弁護士会も、次回はもう少し具体的な研究成果をだせるようにしてほしいと思いますが、どこかの部門で誰かが議論しているのでしょうか?こういう時は、福岡にいると少々ハンデを感じますね。
2007年06月25日
結婚式
昨日、事務所の事務員さんが結婚式を挙げました。
結婚式場は、偶然、私も挙げたところで、なんとなく変な感じでした(笑)。
施設の方が、覚えていてくれたがうれしかったです。
もう3年くらい前になるのですが、その施設のオープン直後だったので、印象に残っていたのかも知れません。
まあ、披露宴の内容も若干変わっていたので、そちらの方の印象が強いのかもしれませんが(笑)。
久しぶりに披露宴に出席したのですが、呼ばれても何もしないでいいと、すごく気が楽ですね。
今まで出席したのは、友人がほとんどでしたので、自分たちのする余興のことで頭がいっぱいで、ゆっくりご飯を食べることもままならなかったのです。
昨日も、新郎の友人の方々が、ものすご~く、体を張っていました(笑)。
余興って、やる気をだせばだす程、構成とか衣装とかを考えるので、準備が大変になりますから、難しいし、年をとればとるほど、やりにくくなりますよね。
私の時に余興をしてくれた仲間では、あと2人ほど結婚していないやつがいますので、早く結婚してくれないと、今後、私の弁護士としての信用にも関わる(笑)ので、困ります。
40歳くらいで余興をせい!と言われても、ちょっと無理ですよね~・・・
結婚式場は、偶然、私も挙げたところで、なんとなく変な感じでした(笑)。
施設の方が、覚えていてくれたがうれしかったです。
もう3年くらい前になるのですが、その施設のオープン直後だったので、印象に残っていたのかも知れません。
まあ、披露宴の内容も若干変わっていたので、そちらの方の印象が強いのかもしれませんが(笑)。
久しぶりに披露宴に出席したのですが、呼ばれても何もしないでいいと、すごく気が楽ですね。
今まで出席したのは、友人がほとんどでしたので、自分たちのする余興のことで頭がいっぱいで、ゆっくりご飯を食べることもままならなかったのです。
昨日も、新郎の友人の方々が、ものすご~く、体を張っていました(笑)。
余興って、やる気をだせばだす程、構成とか衣装とかを考えるので、準備が大変になりますから、難しいし、年をとればとるほど、やりにくくなりますよね。
私の時に余興をしてくれた仲間では、あと2人ほど結婚していないやつがいますので、早く結婚してくれないと、今後、私の弁護士としての信用にも関わる(笑)ので、困ります。
40歳くらいで余興をせい!と言われても、ちょっと無理ですよね~・・・
2007年06月25日
ご飯を大盛りにするオバチャンの店
題名に思わず惹かれて、買ってみましたが、いい本です。
最近では、一番よかった本になりました。
島田紳助という人となりもよく分かりますが、ビジネスの本質をしっかり捉えられており、それを分かりやすく説明できているところがすごいですね。
同氏の、自分のアイデアや発想を確認、検証したいという思いは私もよく分かります。
感覚的に同じものを持っているような気がしてなりません。
私もいつか、同じように冒険者を冒険の入口まで連れて行くようになりたいなと思います。
ぜひ一度、読んでみて下さい。
下手な経済学者の本よりも、よっぽどためになりますよ!
2007年06月22日
訴訟リスク
企業(個人もそうですが)のリスクマネジメントを考える上で、訴訟リスクというものは常に考えておかなければなりません。
問題がおきても、話し合いでなんとか片をつけるという時代ではなくなってきています。
いつ自分の会社が訴訟を起こしてもよいように、起こされてもよいように準備しておかなければなりません。
そのために、大企業等は、契約書のチェックや、コンプライアンス体制の充実を図っているし、そのための経費をかけています。
しかし、ベンチャーや中小企業が、そのような体制を常備することはなかなか難しいところがあります。そのため、思わぬところで、紛争に巻き込まれ、訴訟になってから、慌てて、知り合いの弁護士を探すということになりがちです。
転ばぬ先の杖ではないですが、普段から相談できる専門家を身近に作っておくことが大事ですね。
長い目でみると、そちらの方が、安上がりのことが少なくありません。
ところで、訴訟リスクをいくら回避するように契約書や、コンプラ体制を整備しても、訴訟リスクをゼロにすることはできません。
相手方が訴訟を提起すること、裁判に持ち込むこと自体を阻止することは、現実的には不可能です。
契約書に、不提訴条項を入れ込めばいいのでは?と思う方もおられるかもしれませんし、実際にそのような条項が入った契約書も結構みます。
しかし、仮に提訴しないという条項があっても、その条項自体が無効だと争うための裁判を事前に止めることはできません。
裁判を起こされたら、とりあえず対応して、その契約書を示した上で、双方の合意があったことを主張、立証しなければなりません。
したがって、訴訟リスクはどこまでやっても、ゼロにすることはできません。
一方、こちらから見て、全く理由がない裁判、言いがかりのような裁判を受けて立たなければならないことは、今後多くなりそうな気がしています。
こちらが予想もしないような理屈で、何かを請求してくることもあり得ます。
アメリカでは、ドライブスルーで頼んだホットコーヒーを自分でこぼしておきながら、コーヒーが熱すぎて火傷したと訴えて、賠償金を得た有名な事件もありますが、賠償金額は別にして、日本でも同じような請求が起こってもおかしくない時代になりつつあります。
つまり、これからは、紛争が予見できるものに対するリスク回避策だけでなく、予見できない紛争への対応策も講じておかなければならなくなってくるでしょう。
それらのコストは、いずれ顧客である我々にはね返ってくるかもしれません。
各人の法的意識・権利意識が高まるのは、総論としてはよいかもしれませんが、紛争のスクリーニングをもう少し考えないと、社会的コストが非常に高くつく社会になりそうな気がしてなりません。
問題がおきても、話し合いでなんとか片をつけるという時代ではなくなってきています。
いつ自分の会社が訴訟を起こしてもよいように、起こされてもよいように準備しておかなければなりません。
そのために、大企業等は、契約書のチェックや、コンプライアンス体制の充実を図っているし、そのための経費をかけています。
しかし、ベンチャーや中小企業が、そのような体制を常備することはなかなか難しいところがあります。そのため、思わぬところで、紛争に巻き込まれ、訴訟になってから、慌てて、知り合いの弁護士を探すということになりがちです。
転ばぬ先の杖ではないですが、普段から相談できる専門家を身近に作っておくことが大事ですね。
長い目でみると、そちらの方が、安上がりのことが少なくありません。
ところで、訴訟リスクをいくら回避するように契約書や、コンプラ体制を整備しても、訴訟リスクをゼロにすることはできません。
相手方が訴訟を提起すること、裁判に持ち込むこと自体を阻止することは、現実的には不可能です。
契約書に、不提訴条項を入れ込めばいいのでは?と思う方もおられるかもしれませんし、実際にそのような条項が入った契約書も結構みます。
しかし、仮に提訴しないという条項があっても、その条項自体が無効だと争うための裁判を事前に止めることはできません。
裁判を起こされたら、とりあえず対応して、その契約書を示した上で、双方の合意があったことを主張、立証しなければなりません。
したがって、訴訟リスクはどこまでやっても、ゼロにすることはできません。
一方、こちらから見て、全く理由がない裁判、言いがかりのような裁判を受けて立たなければならないことは、今後多くなりそうな気がしています。
こちらが予想もしないような理屈で、何かを請求してくることもあり得ます。
アメリカでは、ドライブスルーで頼んだホットコーヒーを自分でこぼしておきながら、コーヒーが熱すぎて火傷したと訴えて、賠償金を得た有名な事件もありますが、賠償金額は別にして、日本でも同じような請求が起こってもおかしくない時代になりつつあります。
つまり、これからは、紛争が予見できるものに対するリスク回避策だけでなく、予見できない紛争への対応策も講じておかなければならなくなってくるでしょう。
それらのコストは、いずれ顧客である我々にはね返ってくるかもしれません。
各人の法的意識・権利意識が高まるのは、総論としてはよいかもしれませんが、紛争のスクリーニングをもう少し考えないと、社会的コストが非常に高くつく社会になりそうな気がしてなりません。
2007年06月21日
素人という言い訳
裁判をしていると、何かというと、法律は難しいから、素人だからと言って、言い訳の材料にするご本人さんを多く見かけます。
確かに、言いたいことは分かります。
私も日常生活で、コンビニでガムを買ったり、ジュースを買ったりする時に、
「買い入れの黙示の意思表示として、品物を出して、店員さんが、その意思を受領して、バーコードをスキャンした時点で、売渡の黙示の意思表示があり、レジに示された金額で売買契約が成立し、私がお金を払って、店員さんが品物を渡してくれて、双方売買契約に基づく、支払い義務、引渡し義務が履行された。」
と考えている訳ではありません。
自分の行為が、法的な評価として、どういうことになるかというのを常に考えて行動しろと、法律は言っているのではありません。
自分の行為は、どういう結果を求めていたのかを把握しておきなさいと言っています。
そして、それは法律を知っていようと知らない子供であろうと、できることです。
刑法(だけには限りませんが)では、「法の不知は許さず」という法諺がありますが、それはそのことを言っています。
細かい法律の条文を知っていたかどうかは、大した問題ではないのです。
自分がその行動を起こせば、どうなるか、逆にそれをしなかったら、どうなるか、それは分かったでしょう?なのに、なぜそれをしなかったのか、あるはしたのかを問われるのです。
その「なぜ」の部分を説明するのに、法律の知識は必要ありません。素人もへったくれもないのです。
問題は、そういうことなので、自分の行動の責任は、そういう形で問われますよと、きちんとした教育がなされていないことです。
そもそもそこが分かってなかったら、自分の行動に際し、何を注意しておけばいいのかすら分かりませんよね。
日本で、あまりにも法律が別世界の話になっているのは、その辺の法治国家としての前提を押さえるための教育カリキュラムを義務教育はもちろん、高校生段階でも全く組入れていないことにあるように思います。
最近、取組みが活発になってきた「法教育」とは、その辺の前提を押さえてもらうための教育活動を行っています。
今回、日弁連の編著で、「はじめての法教育 みんなでくらすためにひつようなこと」という本が出ました。
http://www.iwasakishoten.co.jp/products/4-265-10409-6.html
小学生高学年からでも分かるように、噛み砕いて書いてあります。
「法」に興味のある方は、ぜひ手にとって、ご覧下さい。
確かに、言いたいことは分かります。
私も日常生活で、コンビニでガムを買ったり、ジュースを買ったりする時に、
「買い入れの黙示の意思表示として、品物を出して、店員さんが、その意思を受領して、バーコードをスキャンした時点で、売渡の黙示の意思表示があり、レジに示された金額で売買契約が成立し、私がお金を払って、店員さんが品物を渡してくれて、双方売買契約に基づく、支払い義務、引渡し義務が履行された。」
と考えている訳ではありません。
自分の行為が、法的な評価として、どういうことになるかというのを常に考えて行動しろと、法律は言っているのではありません。
自分の行為は、どういう結果を求めていたのかを把握しておきなさいと言っています。
そして、それは法律を知っていようと知らない子供であろうと、できることです。
刑法(だけには限りませんが)では、「法の不知は許さず」という法諺がありますが、それはそのことを言っています。
細かい法律の条文を知っていたかどうかは、大した問題ではないのです。
自分がその行動を起こせば、どうなるか、逆にそれをしなかったら、どうなるか、それは分かったでしょう?なのに、なぜそれをしなかったのか、あるはしたのかを問われるのです。
その「なぜ」の部分を説明するのに、法律の知識は必要ありません。素人もへったくれもないのです。
問題は、そういうことなので、自分の行動の責任は、そういう形で問われますよと、きちんとした教育がなされていないことです。
そもそもそこが分かってなかったら、自分の行動に際し、何を注意しておけばいいのかすら分かりませんよね。
日本で、あまりにも法律が別世界の話になっているのは、その辺の法治国家としての前提を押さえるための教育カリキュラムを義務教育はもちろん、高校生段階でも全く組入れていないことにあるように思います。
最近、取組みが活発になってきた「法教育」とは、その辺の前提を押さえてもらうための教育活動を行っています。
今回、日弁連の編著で、「はじめての法教育 みんなでくらすためにひつようなこと」という本が出ました。
http://www.iwasakishoten.co.jp/products/4-265-10409-6.html
小学生高学年からでも分かるように、噛み砕いて書いてあります。
「法」に興味のある方は、ぜひ手にとって、ご覧下さい。
2007年06月20日
上司の選び方
上司と親は選べないのが通説(笑)ですが、その選べない上司と親が、間違った行動をしているときに、どう是正させるかというのは、難しい問題です。
結論からいうと、法的にどうこうするというのはとても険しい道のりを超えないといけません。
親が間違うというのは、児童虐待等を行うのが典型ですが、児童虐待は、けがをしたり、最悪の場合は殺されるまで、外部にはなかなか分かりません。
児童相談所等の公的機関の方々も頑張っていますが、なかなか人手も足りず、後手後手に回ることが多いようです。家庭の中に公的な機関が入ることの是非から問題になりますから、本当に難しい問題ですよね。
一方、会社における上司が、間違った行動をとる場合、これも法的には対応が難しい問題となります。
いわゆるパワーハラスメントがその象徴といえるのでしょうが、パワーハラスメントをした=法的に何ができるか?と考えると、今のところ、その上司と会社に対する慰謝料請求、パワハラ行為の差止めぐらいしか思いつきません。
しかし、それは会社という「小社会」の中で現実的な選択肢かというとそうではありません。
それを選択すれば、遅かれ早かれ会社を辞めざるを得ないというのが、現状ではないでしょうか。
被害を受けた側が、会社を辞めないといけなくなるのは、本当はおかしな話なのですが、現実には、それが一番早い解決方法だったりします。
本来、そのような上司を上司にしてはいけないのですが、上司としての能力の有無は、上司にさせてみないと分からないんですよね。
課長として有能だった人が、昇進して部長になったとたん、そのマネジメントがおかしくなることはよくある話です。
管理職としての容量が、人それぞれであるのでしょう。
もっとも、ヒラ社員ではだめだったけど、社長になったらすばらしいという人は、あまりいません。逆にそういう人は、起業家になっていると思いますが(笑)。
なので、悩める上司に当ったら、運が悪いと思ってあきらめるか、思い切って転職するかという選択肢をとる、あるいはとっている人が少なくないです。
しかし、やっぱりそれでは真の解決になりませんよね。
なので、経営者としては、それらの問題を相談できる人事の人間を置いておく必要があります。
以前は、労働組合がその役割を果たしているところが多かったのですが、最近は、社内組合がないところの方が多いような感じがします。
相談場所も組合もなかったら、組合を作ってもよいのですが、そのためには相当なエネルギーが必要ですから、なかなか行動には移せないことが多いでしょうね。
内部通報制度と趣旨は少し異なりますが、同様の制度を設けて、活用することで、無用の混乱や軋轢がなくなるかも知れません。
なにか、社内がぎくしゃくしているなと感じたら、そういう制度を設けてみると、問題が見えてくるかも知れませんよ。
ところで、パワーハラスメントで相談をしにくる新人さんの話のほとんどは、聞いてみるとパワハラではないそうです。学生の頃から、まともに怒られたことのない人は、ちょっとしたことでヘコむのでしょうね。
もっとも、叱り方の下手な上司も増えているように思います。
人を育てる上で、「叱る」ことは必須だと思いますが、言い方一つで、真逆の効果を生じさせることもありますよね。
難しいですね。
結論からいうと、法的にどうこうするというのはとても険しい道のりを超えないといけません。
親が間違うというのは、児童虐待等を行うのが典型ですが、児童虐待は、けがをしたり、最悪の場合は殺されるまで、外部にはなかなか分かりません。
児童相談所等の公的機関の方々も頑張っていますが、なかなか人手も足りず、後手後手に回ることが多いようです。家庭の中に公的な機関が入ることの是非から問題になりますから、本当に難しい問題ですよね。
一方、会社における上司が、間違った行動をとる場合、これも法的には対応が難しい問題となります。
いわゆるパワーハラスメントがその象徴といえるのでしょうが、パワーハラスメントをした=法的に何ができるか?と考えると、今のところ、その上司と会社に対する慰謝料請求、パワハラ行為の差止めぐらいしか思いつきません。
しかし、それは会社という「小社会」の中で現実的な選択肢かというとそうではありません。
それを選択すれば、遅かれ早かれ会社を辞めざるを得ないというのが、現状ではないでしょうか。
被害を受けた側が、会社を辞めないといけなくなるのは、本当はおかしな話なのですが、現実には、それが一番早い解決方法だったりします。
本来、そのような上司を上司にしてはいけないのですが、上司としての能力の有無は、上司にさせてみないと分からないんですよね。
課長として有能だった人が、昇進して部長になったとたん、そのマネジメントがおかしくなることはよくある話です。
管理職としての容量が、人それぞれであるのでしょう。
もっとも、ヒラ社員ではだめだったけど、社長になったらすばらしいという人は、あまりいません。逆にそういう人は、起業家になっていると思いますが(笑)。
なので、悩める上司に当ったら、運が悪いと思ってあきらめるか、思い切って転職するかという選択肢をとる、あるいはとっている人が少なくないです。
しかし、やっぱりそれでは真の解決になりませんよね。
なので、経営者としては、それらの問題を相談できる人事の人間を置いておく必要があります。
以前は、労働組合がその役割を果たしているところが多かったのですが、最近は、社内組合がないところの方が多いような感じがします。
相談場所も組合もなかったら、組合を作ってもよいのですが、そのためには相当なエネルギーが必要ですから、なかなか行動には移せないことが多いでしょうね。
内部通報制度と趣旨は少し異なりますが、同様の制度を設けて、活用することで、無用の混乱や軋轢がなくなるかも知れません。
なにか、社内がぎくしゃくしているなと感じたら、そういう制度を設けてみると、問題が見えてくるかも知れませんよ。
ところで、パワーハラスメントで相談をしにくる新人さんの話のほとんどは、聞いてみるとパワハラではないそうです。学生の頃から、まともに怒られたことのない人は、ちょっとしたことでヘコむのでしょうね。
もっとも、叱り方の下手な上司も増えているように思います。
人を育てる上で、「叱る」ことは必須だと思いますが、言い方一つで、真逆の効果を生じさせることもありますよね。
難しいですね。
2007年06月20日
ビリーズブートキャンプ
最近、大流行のビリーさんですが、今回もネットから火がついたようで、ネットの社会的影響力がますます大きくなっているようです。
うちも、妻が買え、買えとうるさいのですが、ブームが去ってから、安く買いたいと思います(笑)。
ブームになると、その準備ができてないと、逆に売り上げ総額としては、低くなるような気がしますが、どうなのでしょうか。
統計をとる訳にはいかないので、難しいですが、ロングテール商品を狙うのか、ブームに乗って、さっと引く商品にするのか、今後、ネットを使ったマーケティングを仕掛ける時は、それをしっかり考えておかないと、思わぬ状況になることもありそうですね。
ビリーさんですが、来日するそうです・・・(笑)
うちも、妻が買え、買えとうるさいのですが、ブームが去ってから、安く買いたいと思います(笑)。
ブームになると、その準備ができてないと、逆に売り上げ総額としては、低くなるような気がしますが、どうなのでしょうか。
統計をとる訳にはいかないので、難しいですが、ロングテール商品を狙うのか、ブームに乗って、さっと引く商品にするのか、今後、ネットを使ったマーケティングを仕掛ける時は、それをしっかり考えておかないと、思わぬ状況になることもありそうですね。
ビリーさんですが、来日するそうです・・・(笑)
2007年06月19日
九大伊都キャンパス
今日は、QBSプロジェクト演習のリサーチのため、九大伊都キャンパスを訪ねました。
初めて行ったのですが、現在建築中の建物や場所もあり、まだまだこれからという感じですね。
周りには、何にもなくて、学生や先生達は大変だろうなと思います。
学生達が中庭で、バレーボールをやってましたが、他にすることがないんでしょうね(笑)
今後、大きく変貌していく過程が楽しみではあります。
九大までの道路が、今でも結構、通行量が多かったのが気になりますけど。
初めて行ったのですが、現在建築中の建物や場所もあり、まだまだこれからという感じですね。
周りには、何にもなくて、学生や先生達は大変だろうなと思います。
学生達が中庭で、バレーボールをやってましたが、他にすることがないんでしょうね(笑)
今後、大きく変貌していく過程が楽しみではあります。
九大までの道路が、今でも結構、通行量が多かったのが気になりますけど。
2007年06月19日
全米オープンゴルフと番組の質
ゴルフに興味のない人には、全くつまらない話題で申し訳ありません。
4大メジャートーナメントのひとつ、全米オープンゴルフが終了しました。
我が師匠(笑)タイガー・ウッズは、惜しくも2位です。
優勝したのは、アンヘル・カブレラ。アルゼンチンの選手です。
で、タイガーがいかに凄いかとかいう話をしたら、小一時間かかりますので、今日は置いておきます(笑)。
全米もそうですが、海外のゴルフ中継を見ていて思うのは、画面での引きのショットが多いことです。
なので、選手のスイングや球筋がよく分かります。
それから、必ずしもトップの選手だけを追いかけ続けるのではないという点も違います。
日本だと、特に女子は、人気のある選手を中心に構成して、同組の人は優勝争いから外れると全く映らないこともありますよね。
人気選手になると、無意味に顔のアップが多かったりします。
ゴルフ中継番組に何を求めているのか、視聴者の質が番組の質を決めているとすると、日本のゴルフ番組の視聴者の質は、そんなに高くないのでしょう。
そんなことなので、ケーブルTVに入ってからは、海外の中継を見ることが多くなりました。
インターネットの発展で、テレビのラジオ化が危惧されていますが、番組の質=視聴者の質だとすると、日本の視聴者の質は海外より高いのでしょうか?低いのでしょうか?
見る人間の質が下がると、番組の質が下がるのか、番組の質が下がることで、質の高い視聴者層が、ネットに移り、残りの質の低い視聴者層に合わせて、さらに番組の質が下がるのか?
また、ケーブルTV等の多チャンネル化によって、質も異なってくるのか?
巨大メディアと、社会の関係性を解き明かすと非常に面白い結論が見えてくるような気がします。
結構興味深い問題が、「テレビ」というメディアには、ずいぶん残っていますね。
4大メジャートーナメントのひとつ、全米オープンゴルフが終了しました。
我が師匠(笑)タイガー・ウッズは、惜しくも2位です。
優勝したのは、アンヘル・カブレラ。アルゼンチンの選手です。
で、タイガーがいかに凄いかとかいう話をしたら、小一時間かかりますので、今日は置いておきます(笑)。
全米もそうですが、海外のゴルフ中継を見ていて思うのは、画面での引きのショットが多いことです。
なので、選手のスイングや球筋がよく分かります。
それから、必ずしもトップの選手だけを追いかけ続けるのではないという点も違います。
日本だと、特に女子は、人気のある選手を中心に構成して、同組の人は優勝争いから外れると全く映らないこともありますよね。
人気選手になると、無意味に顔のアップが多かったりします。
ゴルフ中継番組に何を求めているのか、視聴者の質が番組の質を決めているとすると、日本のゴルフ番組の視聴者の質は、そんなに高くないのでしょう。
そんなことなので、ケーブルTVに入ってからは、海外の中継を見ることが多くなりました。
インターネットの発展で、テレビのラジオ化が危惧されていますが、番組の質=視聴者の質だとすると、日本の視聴者の質は海外より高いのでしょうか?低いのでしょうか?
見る人間の質が下がると、番組の質が下がるのか、番組の質が下がることで、質の高い視聴者層が、ネットに移り、残りの質の低い視聴者層に合わせて、さらに番組の質が下がるのか?
また、ケーブルTV等の多チャンネル化によって、質も異なってくるのか?
巨大メディアと、社会の関係性を解き明かすと非常に面白い結論が見えてくるような気がします。
結構興味深い問題が、「テレビ」というメディアには、ずいぶん残っていますね。
2007年06月18日
誘惑
刑事事件をしていますと、覚せい剤事犯の事件に数多く当ります。
それだけ社会に蔓延しているのでしょうね。
事件の現場になっているのは、普通のスーパーとかコンビニです。
そこで平然と覚せい剤の売買がされていることに驚きます。
どの被告人も、覚せい剤が自分の体に悪いことだけでなく、周りの人間に危害を加えかねないことも認識した上で、自ら手を出し、やめられなくなっています。
安易な好奇心からもあれば、仕事が嫌になってという事情、人それぞれです。
しかし、どんなにつらいことがあっても、誘惑に負けないように、自分の心を鍛えておかないと、甘い誘惑はすぐ側で待っています。
誘惑に負けた時点で、多くの困難を、今抱えているトラブル以上に自分に背負わされます。
最近は若い人だけでなく、おじさん、おばさんの年代の人も多いようです。
「覚せい剤やめますか、それとも人間やめますか」キャンペーンが昔ありましたが、もう一度、社会的な注意を呼びかけないといけないように思いますね。
それだけ社会に蔓延しているのでしょうね。
事件の現場になっているのは、普通のスーパーとかコンビニです。
そこで平然と覚せい剤の売買がされていることに驚きます。
どの被告人も、覚せい剤が自分の体に悪いことだけでなく、周りの人間に危害を加えかねないことも認識した上で、自ら手を出し、やめられなくなっています。
安易な好奇心からもあれば、仕事が嫌になってという事情、人それぞれです。
しかし、どんなにつらいことがあっても、誘惑に負けないように、自分の心を鍛えておかないと、甘い誘惑はすぐ側で待っています。
誘惑に負けた時点で、多くの困難を、今抱えているトラブル以上に自分に背負わされます。
最近は若い人だけでなく、おじさん、おばさんの年代の人も多いようです。
「覚せい剤やめますか、それとも人間やめますか」キャンペーンが昔ありましたが、もう一度、社会的な注意を呼びかけないといけないように思いますね。
2007年06月15日
ひらめく?
今週は、あっという間の一週間でした。
最近では、まれにみる忙しさでしたね。
3時間分くらいというと言い過ぎですかね(笑)
こないだ、日曜日と思ったのになあ・・
そんなことなので、思索する時間があまりありませんでした。
皆さんは、思索する時間、きちんと取れていますか?
私は、考えごとがある時は、一日それを頭の片隅にいれた後、ゴルフの打ちっ放しで、何も考えずに50球くらい、連続打ちしていると、ハッとする、ピンとくることがあります。(それって思索かな?)
考え事する時間と、逆に何も考えない時間をつくると、脳が右脳と左脳で頑張ってくれるのかも知れませんね。
今週は、打ちっ放しに行けてないので、ひらめけてません・・・
最近では、まれにみる忙しさでしたね。
3時間分くらいというと言い過ぎですかね(笑)
こないだ、日曜日と思ったのになあ・・
そんなことなので、思索する時間があまりありませんでした。
皆さんは、思索する時間、きちんと取れていますか?
私は、考えごとがある時は、一日それを頭の片隅にいれた後、ゴルフの打ちっ放しで、何も考えずに50球くらい、連続打ちしていると、ハッとする、ピンとくることがあります。(それって思索かな?)
考え事する時間と、逆に何も考えない時間をつくると、脳が右脳と左脳で頑張ってくれるのかも知れませんね。
今週は、打ちっ放しに行けてないので、ひらめけてません・・・
2007年06月14日
グッドウィルにみる危機管理能力
コムスンの問題から飛び火して、グッドウィルの天引き問題もワイドショーに取り上げられましたね。
今朝のワイドショーをみていたら、先日のワーキングプアの番組で、半額近くマージンをとっていたのは、グッドウィルだったようだということが分かりました。
番組に出ている人が同じでしたから(笑)。
グッドウィルグループに今起きている現象は、最近のマスコミや社会の風潮を象徴する出来事といえます。
経営者としては、これからは、ひとつ何か問題を起こすと、周辺や過去のことまで徹底的に調べられ、叩かれるものだと覚悟しておかないといけません。
だから、不祥事を隠せということではありませんよ。
それをすれば、致命傷になることはすでに過去の事象から明らかですね。
問題なのは、経営者からすれば、ともすれば大した問題ではないと思ってしまうこと、つまり、第三者との感覚のずれが生じる危険性を常に意識していないと、対応を誤るということです。
今回も、グッドウィルについて言えば、データ装備費という訳の分からない経費を天引きしていたという事実があって、それはどうしようもない事実なのですが、おそらく経営陣には、たかだか200円じゃないかという認識であったと思われます。
で、記者会見で玉虫色の発言で、返すかのように言ってしまう。
それを翌日には、ワイドショーで元従業員が実際に、返金請求に行く姿を報道され、会社として適当な対応を行っているところを流されてしまっているのです。
客観的には、昨日の今日で、どんな会社であっても、すぐに返金できるはずはないので、ワイドショーの揚げ足取りだということはできるのですが、一観客としてみれば、適当な会社だと言われれば、それもそうだなあと思いますよね。
そこが、(経営陣からみて)怖いとこなのですね。
経営陣の危機管理能力という点から、今回のグッドウィルグループの対応をみると、何も対策はしていなかったのだろうなという感じですね。
おそらく、日常的に、自分達は関係ない、あるいはバレないとたかをくくっていたのでしょう。
ライブドアや、グッドウィルといった新興企業が抱える問題は、経営者の能力と、会社のスピードが一致しない。起業家が経営者として成長するスピードよりも、会社が大きくなるスピードが異常に速いということがあるのかも知れません。
そこで、何で?というような根本的な問題を起こしてしまうのではないでしょうか。
会社の成長に合わせて、起業家は、自分をサポートしてくれる人材を外部から招聘する必要があること、場合によっては、自分が社長を退いた方がよい場合もあるということを知らないといけないのです。
今朝のワイドショーをみていたら、先日のワーキングプアの番組で、半額近くマージンをとっていたのは、グッドウィルだったようだということが分かりました。
番組に出ている人が同じでしたから(笑)。
グッドウィルグループに今起きている現象は、最近のマスコミや社会の風潮を象徴する出来事といえます。
経営者としては、これからは、ひとつ何か問題を起こすと、周辺や過去のことまで徹底的に調べられ、叩かれるものだと覚悟しておかないといけません。
だから、不祥事を隠せということではありませんよ。
それをすれば、致命傷になることはすでに過去の事象から明らかですね。
問題なのは、経営者からすれば、ともすれば大した問題ではないと思ってしまうこと、つまり、第三者との感覚のずれが生じる危険性を常に意識していないと、対応を誤るということです。
今回も、グッドウィルについて言えば、データ装備費という訳の分からない経費を天引きしていたという事実があって、それはどうしようもない事実なのですが、おそらく経営陣には、たかだか200円じゃないかという認識であったと思われます。
で、記者会見で玉虫色の発言で、返すかのように言ってしまう。
それを翌日には、ワイドショーで元従業員が実際に、返金請求に行く姿を報道され、会社として適当な対応を行っているところを流されてしまっているのです。
客観的には、昨日の今日で、どんな会社であっても、すぐに返金できるはずはないので、ワイドショーの揚げ足取りだということはできるのですが、一観客としてみれば、適当な会社だと言われれば、それもそうだなあと思いますよね。
そこが、(経営陣からみて)怖いとこなのですね。
経営陣の危機管理能力という点から、今回のグッドウィルグループの対応をみると、何も対策はしていなかったのだろうなという感じですね。
おそらく、日常的に、自分達は関係ない、あるいはバレないとたかをくくっていたのでしょう。
ライブドアや、グッドウィルといった新興企業が抱える問題は、経営者の能力と、会社のスピードが一致しない。起業家が経営者として成長するスピードよりも、会社が大きくなるスピードが異常に速いということがあるのかも知れません。
そこで、何で?というような根本的な問題を起こしてしまうのではないでしょうか。
会社の成長に合わせて、起業家は、自分をサポートしてくれる人材を外部から招聘する必要があること、場合によっては、自分が社長を退いた方がよい場合もあるということを知らないといけないのです。
2007年06月14日
i Phone
アップルのiPhone、I PODに、電話が付いただけかと思っていたのですが、どうもそれだけではないようです。
人とコンピュータ(ネットも含む)とを結ぶ、新しいインターフェースになるような期待性があるもののようですね。
まだiPhoneを手にとってみたことがないので、少し実感は湧きにくいのですが、筆者がいわんとするところは、分かりました。
とんでもない可能性を持った商品です。
ただ、これが市場の覇権を握った訳ではありません。
日本企業も巻き返しのチャンスはまだまだあるはずです。
昨日のクールビズの話ではないですが、既存の考えから少し離れて、色々なものを見てみると、画期的なインターフェースはまだあると思います。
アップル、嫌いじゃないですが、(というか、結構好きな企業です)日本企業にも頑張ってほしいと思う、大日本人な今日この頃です。
2007年06月13日
ワーキングプア
最近、若者の失業、ホームレスを含めて、ワーキングプアというくくりで、マスコミに取り上げられることが多くなっています。
昨日も、若者の新たなホームレスの形態という視点で、TV番組に取り上げられていました。
問題は、単純ではなくて、若者があまり考えずに都会に出てくることとか、建物賃料が高いとか、労働諸法の規定に抜け道があるとか色々な問題が複合的に生じて、インターネットカフェが寝床になってしまうようです。
あまり人ごとの話ではなくて、ほとんどの人が来月の給料くらいは見通せますが、3ヶ月後も収入があることが確実かと言われれば、そうではないように思います。
私だって、弁護士業は自営業ですから、体を壊してしまえば、翌日からの収入の保証はないのです。保険に入っていたとしても、死ぬまで保証してくれる訳ではないですからね。
だから、今、ワーキングプアと呼ばれている若者のための方策を考えることは、自分たちの「仕事」と「収入」、「保障」を考えることと一緒です。
複雑な問題を整理して、構造的な改革をしないと本当にまずい時期に来ているように思います。
その改革策を練るはずの高級官僚が、ほぼ完全な収入保証を得ていることは、本当に皮肉ですね・・・
ところで、弱い立場にある彼らに全くの問題点がないかというとそうではありません。
彼ら自身も、考えて行動しなければなりません。
昨日の番組では、人材派遣会社への団交を求め、動き始めた若者達を取り上げていました。
何かしなければならないという気持ちをもった人々が増えてきたのは、喜ばしいことです。
不平、不満を持っていただけでは、何も変わりませんからね。
しかし、団交をしても抜本的な解決にはならない気がします。
この問題を解決するのは、ある意味簡単です。(実行するのが大変ですが)。
彼らを日雇いで雇い、労働力の提供を受けている会社(倉庫会社、運送会社)は、人材派遣会社に結構な金額を払っています。
昨日のTVでは、1日12000円だそうです。そうすると、それが1万円程度若者に渡れば、20日勤務で約20万円の収入となり、ネットカフェに泊まらなくてもなんとかなりそうです。
問題は、その12000円が、若者の手元に来た時点で、6000円くらいになってしまう点です。
人材派遣会社が、マージンを取ってしまうのですね。
人材派遣会社も一企業ですから、どの程度のマージンを取るかを、どうこういうことは出来ません。
依頼元の会社は、適正な金額を払っています。労働力の搾取という訳にはなかなか行きません。
だから、人材派遣会社との団交だということになると思いますが、団交したところで、6000円の手取りが、10000円になるとは思えません。
それよりも、自分達で、人材派遣会社を興してしまえば、いいのです。
自分達のための、自分達の会社。それがあれば、少なくとも搾取されることはないでしょう。
団交するエネルギーがあるのなら、自分達が派遣された企業に対して、うちから派遣しますので、変更して下さいという営業をかけた方が、よっぽど効果的なように思います。
誰かに何とかしてくれと声を張り上げるだけではなく、自分達で、自分たちの環境をよりよくするための会社を作る、行動を起こす。
もちろん大変でしょうが、それをしない限り、今の状況が変わらないのであれば、やるしかないですよね。
これが本来の若者のあり方ではないでしょうか。
ワーキングプアと呼ばれる若者が、自ら動き出した時、この国が変わっていくのではないかと期待していますが、まだその大きなムーブメントはないようです。
チャレンジ、チャレンジ!
サポートなら、いつでもしますよ。
昨日も、若者の新たなホームレスの形態という視点で、TV番組に取り上げられていました。
問題は、単純ではなくて、若者があまり考えずに都会に出てくることとか、建物賃料が高いとか、労働諸法の規定に抜け道があるとか色々な問題が複合的に生じて、インターネットカフェが寝床になってしまうようです。
あまり人ごとの話ではなくて、ほとんどの人が来月の給料くらいは見通せますが、3ヶ月後も収入があることが確実かと言われれば、そうではないように思います。
私だって、弁護士業は自営業ですから、体を壊してしまえば、翌日からの収入の保証はないのです。保険に入っていたとしても、死ぬまで保証してくれる訳ではないですからね。
だから、今、ワーキングプアと呼ばれている若者のための方策を考えることは、自分たちの「仕事」と「収入」、「保障」を考えることと一緒です。
複雑な問題を整理して、構造的な改革をしないと本当にまずい時期に来ているように思います。
その改革策を練るはずの高級官僚が、ほぼ完全な収入保証を得ていることは、本当に皮肉ですね・・・
ところで、弱い立場にある彼らに全くの問題点がないかというとそうではありません。
彼ら自身も、考えて行動しなければなりません。
昨日の番組では、人材派遣会社への団交を求め、動き始めた若者達を取り上げていました。
何かしなければならないという気持ちをもった人々が増えてきたのは、喜ばしいことです。
不平、不満を持っていただけでは、何も変わりませんからね。
しかし、団交をしても抜本的な解決にはならない気がします。
この問題を解決するのは、ある意味簡単です。(実行するのが大変ですが)。
彼らを日雇いで雇い、労働力の提供を受けている会社(倉庫会社、運送会社)は、人材派遣会社に結構な金額を払っています。
昨日のTVでは、1日12000円だそうです。そうすると、それが1万円程度若者に渡れば、20日勤務で約20万円の収入となり、ネットカフェに泊まらなくてもなんとかなりそうです。
問題は、その12000円が、若者の手元に来た時点で、6000円くらいになってしまう点です。
人材派遣会社が、マージンを取ってしまうのですね。
人材派遣会社も一企業ですから、どの程度のマージンを取るかを、どうこういうことは出来ません。
依頼元の会社は、適正な金額を払っています。労働力の搾取という訳にはなかなか行きません。
だから、人材派遣会社との団交だということになると思いますが、団交したところで、6000円の手取りが、10000円になるとは思えません。
それよりも、自分達で、人材派遣会社を興してしまえば、いいのです。
自分達のための、自分達の会社。それがあれば、少なくとも搾取されることはないでしょう。
団交するエネルギーがあるのなら、自分達が派遣された企業に対して、うちから派遣しますので、変更して下さいという営業をかけた方が、よっぽど効果的なように思います。
誰かに何とかしてくれと声を張り上げるだけではなく、自分達で、自分たちの環境をよりよくするための会社を作る、行動を起こす。
もちろん大変でしょうが、それをしない限り、今の状況が変わらないのであれば、やるしかないですよね。
これが本来の若者のあり方ではないでしょうか。
ワーキングプアと呼ばれる若者が、自ら動き出した時、この国が変わっていくのではないかと期待していますが、まだその大きなムーブメントはないようです。
チャレンジ、チャレンジ!
サポートなら、いつでもしますよ。
2007年06月12日
クールビズエグゼクティブ
今日の日経新聞の一面広告に、クールビズの宣伝が出てました。
日本を代表する各企業の経営陣が、クールビズのスタイルでポーズを決めるというものです。
企業のトップからクールビズを率先していこうという広告の趣旨だとは思いますが・・・
はっきり言って、逆効果だったと思います(笑)。
どの人も、さすがに白シャツの人はほとんどいませんが、みんな背広を脱いで、ネクタイをはずしただけ。カラーシャツですが、クールビズ・スタイルという意志を全く感じさせるところがありません(笑)。
さすがに、百貨店やスーツ量販店の社長は、自分なりのクールビズでまとめていましたが・・・
彼らは、大企業の社長さんなのですから、海外にもよく出張されているはず。
イタリアとかイギリスのエグゼクティブはもう少し、おしゃれではないでしょうか(想像ですけど)。
いつもいつも気にしろとは言いませんが、新聞に載せるのは分かっていたはずなのですから、ちょっと頑張ってみたら、よかったのにと思います。
例えば、シャツにしても、少し衿が小さめのデザインのノーネクタイを前提にした仕立てのシャツなんかを選ぶだけでも、印象は全然違うはずです。
一面に同じようなノーネクタイのおじさんを並べられても、おれもクールビズで行くかとは思いませんよね(笑)。
何でも人と似たような形にしたがる日本人ですが、大企業のトップもそれでは、日本経済もこの先不安になってしまいますね。
もう少し個性的にいきましょう!
日本を代表する各企業の経営陣が、クールビズのスタイルでポーズを決めるというものです。
企業のトップからクールビズを率先していこうという広告の趣旨だとは思いますが・・・
はっきり言って、逆効果だったと思います(笑)。
どの人も、さすがに白シャツの人はほとんどいませんが、みんな背広を脱いで、ネクタイをはずしただけ。カラーシャツですが、クールビズ・スタイルという意志を全く感じさせるところがありません(笑)。
さすがに、百貨店やスーツ量販店の社長は、自分なりのクールビズでまとめていましたが・・・
彼らは、大企業の社長さんなのですから、海外にもよく出張されているはず。
イタリアとかイギリスのエグゼクティブはもう少し、おしゃれではないでしょうか(想像ですけど)。
いつもいつも気にしろとは言いませんが、新聞に載せるのは分かっていたはずなのですから、ちょっと頑張ってみたら、よかったのにと思います。
例えば、シャツにしても、少し衿が小さめのデザインのノーネクタイを前提にした仕立てのシャツなんかを選ぶだけでも、印象は全然違うはずです。
一面に同じようなノーネクタイのおじさんを並べられても、おれもクールビズで行くかとは思いませんよね(笑)。
何でも人と似たような形にしたがる日本人ですが、大企業のトップもそれでは、日本経済もこの先不安になってしまいますね。
もう少し個性的にいきましょう!
2007年06月12日
断定する危険
先日のQBS、企業倫理の授業からの話です。
企業倫理、企業としてのあり方を考える分野ですから、参加者の価値観等が反映した意見が聞けて、すごく面白いですね。
別に学問として捉えなくても、TVのニュース等から、この企業の対応はどうだろう?といった感じで家族や、友人と話すだけでも、面白いと思います。
意外にこの人は、こんなことを思っていたんだ~と驚くこともあるかも知れませんよ。
さて、今回の授業の対象企業は、「消費者金融」会社。
最近、ニュースでも大きく取り上げられていますから、クラスの意見も活発でした。
しかし、全体的なムードは、貸す方が悪い、もっと借り手の保護を図るべきだという論調です。
しかし、真実はどうでしょうか?
一方的な見方では、本当の判断はできません。
経営者になるのであれば、自分は、借り手に問題がある事案をどれだけ、知っているのだろうかという慎重さ、謙虚さが時には、必要なような気がします。
意見が一方的になったときは、わざと反対側に立って、議論を深めるのが有意義なのですが、1時間半の授業で、知識と議論の深まりの両方を求めるのは、なかなか難しい作業です。
これは、QBSに限らず、授業という形態を取る、学校全ての課題のように思います。
例えば、「1コマ90分」が常に適切とは言えないでしょう。
小学生低学年の算数の計算の授業は、おそらく30分が集中力の限界のように思いますし、討論をさせるのであれば、中学生でも2時間くらいの枠を設けるべきです。
授業時間という一つの枠を、当然の前提として受け止めるのではなく、改めて一から考え直してもいいように思いますが、どうでしょうか。
企業倫理、企業としてのあり方を考える分野ですから、参加者の価値観等が反映した意見が聞けて、すごく面白いですね。
別に学問として捉えなくても、TVのニュース等から、この企業の対応はどうだろう?といった感じで家族や、友人と話すだけでも、面白いと思います。
意外にこの人は、こんなことを思っていたんだ~と驚くこともあるかも知れませんよ。
さて、今回の授業の対象企業は、「消費者金融」会社。
最近、ニュースでも大きく取り上げられていますから、クラスの意見も活発でした。
しかし、全体的なムードは、貸す方が悪い、もっと借り手の保護を図るべきだという論調です。
しかし、真実はどうでしょうか?
一方的な見方では、本当の判断はできません。
経営者になるのであれば、自分は、借り手に問題がある事案をどれだけ、知っているのだろうかという慎重さ、謙虚さが時には、必要なような気がします。
意見が一方的になったときは、わざと反対側に立って、議論を深めるのが有意義なのですが、1時間半の授業で、知識と議論の深まりの両方を求めるのは、なかなか難しい作業です。
これは、QBSに限らず、授業という形態を取る、学校全ての課題のように思います。
例えば、「1コマ90分」が常に適切とは言えないでしょう。
小学生低学年の算数の計算の授業は、おそらく30分が集中力の限界のように思いますし、討論をさせるのであれば、中学生でも2時間くらいの枠を設けるべきです。
授業時間という一つの枠を、当然の前提として受け止めるのではなく、改めて一から考え直してもいいように思いますが、どうでしょうか。
2007年06月10日
週刊パーゴルフ
週刊パーゴルフというゴルフ雑誌がありまして、毎週読んでいる訳なのですが、最新号から、あの行列のできる法律相談所の、北村弁護士の連載がはじまりました。
他のゴルフ雑誌でも、何人か弁護士の連載があっています。
弁護士=ゴルフというイメージは一般的に強いのでしょうね。
私も、「仕事もせずに、ゴルフばっかりしている弁護士」というイメージは、自分が弁護士になる前からありましたもんね。(実際に、そんな弁護士はあまりいないと思います・・・。知らないだけかもという気もしますが・・・)
なんでそんなイメージがついたのでしょうか?
思い当たる節がないのですが、ほとんど誰でもが持っているイメージですよね~
不思議だ。
記事を読むと、北村弁護士、シングルの腕前だそうです。
なんだかTVのイメージとは違いますね。
2007年06月09日
契約書を作成する意味は・・・
このブログでも、契約書の重要性を何度か説明したように思いますが、やっぱり契約書は重要だと何度でも言いたいと思います。
ここ最近、契約書のチェックの依頼が増えてきています。
おそらくちょっと規模の大きい会社との取引を行うときは、相手から契約書の作成を要求される場面も増えているのではないでしょうか。
一方、自分から、常に契約書を交わすようにお願いしている会社の方もおられるでしょうね。
ただ、まだまだ「契約書」という書面を、契約した(取引した)証拠ぐらいにしか見ていない方も少なくなくて、その書かれている内容までしっかり読んでない、読まないで契約しようとする方も結構おられます。
契約前に、我々にみせてもらってますので、事なきを得てはいるのですが、そのまま契約していたとすると、何かの事情で契約関係がコケたときに、どうしようもないということもありえます。
そういう時は、だいたい相手方もあまり「契約書」そのものは、重視していなくて、中身はどこからか集めてきた契約書の文面を切り貼りしたようなものが多いですね。
明らかに本取引では想定できない条項が平気で載ってたりしますから。
たいてい、そういう適当な契約書を作る企業に限って、「うちは契約書の訂正は受けていません。」とか言うことが多いので困ってしまいますが(笑)。
全ての取引先との取引で、画一的な契約書の文面で過不足なく足りるということは、通常考えられません。
支払い条件等、基本的なところは変わらなくても、各取引先の現状に応じて、多少異なる点があるはずです。
それらを無視して、一方的な契約書による調印を迫るような会社は、相手の会社、あるいは、そのひとつひとつの取引を軽視しているとしか思えません。
大手だからと安心していては、こちらが思いもよらない損害を受けることもあり得ます。
契約書を締結するための交渉中は、相手方の本質が分かる、よい機会です。
逆に言うと、こちらの本質、この契約の重要度、やる気、その他色々な情報が相手に伝わる機会でもあります。
双方が、しっかりそれらを見極めて、ビジネスパートナーとして契約に至るのが、建前な訳ですから、当然といえば、当然ですね。
契約書を透かしてみれば、両者の本契約でのビジネスプランが見えるはず。
調印する前に、そのことを思い出して、もう一度、全部を読み返す癖をつけてもらえると、よいなあと思います。
ここ最近、契約書のチェックの依頼が増えてきています。
おそらくちょっと規模の大きい会社との取引を行うときは、相手から契約書の作成を要求される場面も増えているのではないでしょうか。
一方、自分から、常に契約書を交わすようにお願いしている会社の方もおられるでしょうね。
ただ、まだまだ「契約書」という書面を、契約した(取引した)証拠ぐらいにしか見ていない方も少なくなくて、その書かれている内容までしっかり読んでない、読まないで契約しようとする方も結構おられます。
契約前に、我々にみせてもらってますので、事なきを得てはいるのですが、そのまま契約していたとすると、何かの事情で契約関係がコケたときに、どうしようもないということもありえます。
そういう時は、だいたい相手方もあまり「契約書」そのものは、重視していなくて、中身はどこからか集めてきた契約書の文面を切り貼りしたようなものが多いですね。
明らかに本取引では想定できない条項が平気で載ってたりしますから。
たいてい、そういう適当な契約書を作る企業に限って、「うちは契約書の訂正は受けていません。」とか言うことが多いので困ってしまいますが(笑)。
全ての取引先との取引で、画一的な契約書の文面で過不足なく足りるということは、通常考えられません。
支払い条件等、基本的なところは変わらなくても、各取引先の現状に応じて、多少異なる点があるはずです。
それらを無視して、一方的な契約書による調印を迫るような会社は、相手の会社、あるいは、そのひとつひとつの取引を軽視しているとしか思えません。
大手だからと安心していては、こちらが思いもよらない損害を受けることもあり得ます。
契約書を締結するための交渉中は、相手方の本質が分かる、よい機会です。
逆に言うと、こちらの本質、この契約の重要度、やる気、その他色々な情報が相手に伝わる機会でもあります。
双方が、しっかりそれらを見極めて、ビジネスパートナーとして契約に至るのが、建前な訳ですから、当然といえば、当然ですね。
契約書を透かしてみれば、両者の本契約でのビジネスプランが見えるはず。
調印する前に、そのことを思い出して、もう一度、全部を読み返す癖をつけてもらえると、よいなあと思います。