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2008年03月28日

「タダ」の考え方

仕事柄、講演を頼まれることがありますし、色々な方の講演を聴くこともあります。

聴く側としては、講演会として、きちんと会費を払う時もありますし、無料なときもありますよね。

講師を呼ぶ方も、謝礼をきちんと出せるときと、お車代として交通費実費程度しか払えないときもあります。

私は、講演をビジネスモデルとしている訳ではないので、単純に講演を「仕事」としてみた場合には、ほとんどというか、全くペイしない、ボランティアベースになることがほとんどです。

私以外でも、「講演師」という職業といえる人や芸能人以外は、ほとんど仕事としてはペイしないのではないでしょうか。

それでも、私は、講師を頼まれたら、喜んでお引き受けすることにしていますし、私が聞きに行く多くのベンチャー関連の経営者や大学教授、関係者等は、講師や、スピーカーとしてボランティアベースでも喜んで話してくれているように思います。
話を聞いていたら、その辺は、わかりますよね。

それは、「お金」という目に見える交換価値に捕らわれるのではなく、その「時間」や「意見交換」という目に見えない価値に、大きな価値を見出しているからではないでしょうか。

自分の経験や意見を誰かに伝える。それに対して、フィードバックがもらえる。この時間や経験は、単純にお金には変えられないものです。
聞きに来ている方も、お金は払っていないけれども、時間は払っているのですよね。

話す方、聞く方双方にその時間を過ごすことで、前の自分にはなかった知識や知見、新しい見方が得られれば、経済的には無ではないはずです。

ブログも同じようなものかも知れません。


ですから、無料だから、費用はもらっていないからという理由で、やっつけ仕事的な講演やセミナーを受けると悲しくなります。

話す方に、時間や価値の意識がないのだろうなと思います。

そういう時は、関係者として参加していないときは、すぐに帰るのでいいのですが、関係者だと帰る訳にもいかず、「呼ぶ人間違えた~」と後悔の嵐です(笑)。

「タダ」だからどうでもいい。ということなんて、世の中にはどこにもないと思います。

いつだって、お金(費用)に関係なく、誰かの時間をもらえば、その責任が生じます。
もらった時間以上のもの(価値)を、その人に返せれば、そこに信用が生まれます。

「私は、この人達から時間をもらう価値がありますか?」、これを講師等をする時には、いつも頭に置いて臨みたいと思っています。  

Posted by たばやん at 10:58Comments(1)経営