2008年03月28日
「タダ」の考え方
仕事柄、講演を頼まれることがありますし、色々な方の講演を聴くこともあります。
聴く側としては、講演会として、きちんと会費を払う時もありますし、無料なときもありますよね。
講師を呼ぶ方も、謝礼をきちんと出せるときと、お車代として交通費実費程度しか払えないときもあります。
私は、講演をビジネスモデルとしている訳ではないので、単純に講演を「仕事」としてみた場合には、ほとんどというか、全くペイしない、ボランティアベースになることがほとんどです。
私以外でも、「講演師」という職業といえる人や芸能人以外は、ほとんど仕事としてはペイしないのではないでしょうか。
それでも、私は、講師を頼まれたら、喜んでお引き受けすることにしていますし、私が聞きに行く多くのベンチャー関連の経営者や大学教授、関係者等は、講師や、スピーカーとしてボランティアベースでも喜んで話してくれているように思います。
話を聞いていたら、その辺は、わかりますよね。
それは、「お金」という目に見える交換価値に捕らわれるのではなく、その「時間」や「意見交換」という目に見えない価値に、大きな価値を見出しているからではないでしょうか。
自分の経験や意見を誰かに伝える。それに対して、フィードバックがもらえる。この時間や経験は、単純にお金には変えられないものです。
聞きに来ている方も、お金は払っていないけれども、時間は払っているのですよね。
話す方、聞く方双方にその時間を過ごすことで、前の自分にはなかった知識や知見、新しい見方が得られれば、経済的には無ではないはずです。
ブログも同じようなものかも知れません。
ですから、無料だから、費用はもらっていないからという理由で、やっつけ仕事的な講演やセミナーを受けると悲しくなります。
話す方に、時間や価値の意識がないのだろうなと思います。
そういう時は、関係者として参加していないときは、すぐに帰るのでいいのですが、関係者だと帰る訳にもいかず、「呼ぶ人間違えた~」と後悔の嵐です(笑)。
「タダ」だからどうでもいい。ということなんて、世の中にはどこにもないと思います。
いつだって、お金(費用)に関係なく、誰かの時間をもらえば、その責任が生じます。
もらった時間以上のもの(価値)を、その人に返せれば、そこに信用が生まれます。
「私は、この人達から時間をもらう価値がありますか?」、これを講師等をする時には、いつも頭に置いて臨みたいと思っています。
聴く側としては、講演会として、きちんと会費を払う時もありますし、無料なときもありますよね。
講師を呼ぶ方も、謝礼をきちんと出せるときと、お車代として交通費実費程度しか払えないときもあります。
私は、講演をビジネスモデルとしている訳ではないので、単純に講演を「仕事」としてみた場合には、ほとんどというか、全くペイしない、ボランティアベースになることがほとんどです。
私以外でも、「講演師」という職業といえる人や芸能人以外は、ほとんど仕事としてはペイしないのではないでしょうか。
それでも、私は、講師を頼まれたら、喜んでお引き受けすることにしていますし、私が聞きに行く多くのベンチャー関連の経営者や大学教授、関係者等は、講師や、スピーカーとしてボランティアベースでも喜んで話してくれているように思います。
話を聞いていたら、その辺は、わかりますよね。
それは、「お金」という目に見える交換価値に捕らわれるのではなく、その「時間」や「意見交換」という目に見えない価値に、大きな価値を見出しているからではないでしょうか。
自分の経験や意見を誰かに伝える。それに対して、フィードバックがもらえる。この時間や経験は、単純にお金には変えられないものです。
聞きに来ている方も、お金は払っていないけれども、時間は払っているのですよね。
話す方、聞く方双方にその時間を過ごすことで、前の自分にはなかった知識や知見、新しい見方が得られれば、経済的には無ではないはずです。
ブログも同じようなものかも知れません。
ですから、無料だから、費用はもらっていないからという理由で、やっつけ仕事的な講演やセミナーを受けると悲しくなります。
話す方に、時間や価値の意識がないのだろうなと思います。
そういう時は、関係者として参加していないときは、すぐに帰るのでいいのですが、関係者だと帰る訳にもいかず、「呼ぶ人間違えた~」と後悔の嵐です(笑)。
「タダ」だからどうでもいい。ということなんて、世の中にはどこにもないと思います。
いつだって、お金(費用)に関係なく、誰かの時間をもらえば、その責任が生じます。
もらった時間以上のもの(価値)を、その人に返せれば、そこに信用が生まれます。
「私は、この人達から時間をもらう価値がありますか?」、これを講師等をする時には、いつも頭に置いて臨みたいと思っています。
2008年03月27日
弁理士会にまた遅れを取りました・・・
ニュースは、こちら
弁理士会と東京大学が、コンサルティングの出来る弁理士を育てるようです。
目指す方向性は、当然正しいもので、私が前から言っているとおり、ビジネスと法(特許法等)の融合、というか消化できた人材が関わらないと、ビジネスで成功する戦略は立てられないということです。
弁理士会でも、弁理士が明細書だけ書いていてはこの先、職種としての展開がないと切迫した緊張感があるのではないでしょうか。
日本の再生のためには、どんどん進めてもらって、ビジネスの分かる弁理士さんが増えてくれたらと思います。
大事なのは、弁理士か弁護士かとかではなくて、その人が出来るのか、出来ないのか。だけですからね。
バッチにこだわるのはナンセンスです。
とはいえ、弁護士と弁理士は、ライバルになって切磋琢磨していかなければならない訳で、そういう点では、弁護士会のあまりに鈍い対応が目立ちますね。
弁護士は、資格上、何でもできると思って、のんきに構えているのか、もしくは、顧客のニーズをつかまえるのが相当下手なのか、知りませんが、目立つような動きはなさそうです。
ちょっと、困ったものですね(汗)。
弁理士登録も真剣に検討しようかな。
弁理士会に所属していた方が、メリットありそうですもん(笑)。
弁理士会と東京大学が、コンサルティングの出来る弁理士を育てるようです。
目指す方向性は、当然正しいもので、私が前から言っているとおり、ビジネスと法(特許法等)の融合、というか消化できた人材が関わらないと、ビジネスで成功する戦略は立てられないということです。
弁理士会でも、弁理士が明細書だけ書いていてはこの先、職種としての展開がないと切迫した緊張感があるのではないでしょうか。
日本の再生のためには、どんどん進めてもらって、ビジネスの分かる弁理士さんが増えてくれたらと思います。
大事なのは、弁理士か弁護士かとかではなくて、その人が出来るのか、出来ないのか。だけですからね。
バッチにこだわるのはナンセンスです。
とはいえ、弁護士と弁理士は、ライバルになって切磋琢磨していかなければならない訳で、そういう点では、弁護士会のあまりに鈍い対応が目立ちますね。
弁護士は、資格上、何でもできると思って、のんきに構えているのか、もしくは、顧客のニーズをつかまえるのが相当下手なのか、知りませんが、目立つような動きはなさそうです。
ちょっと、困ったものですね(汗)。
弁理士登録も真剣に検討しようかな。
弁理士会に所属していた方が、メリットありそうですもん(笑)。
2008年03月26日
さおだけシリーズ第3弾
久しぶりに本の紹介を。
大分前に読んでいたのですが、紹介がおくれました。
いわずとしれた「さおだけ」ブームの第2弾ですね。
(訂正です。第3弾でしたね。すいません)
あいかわらずネーミングが上手いです。
色々研究しているのが、よく分かります。本当は研究しているのが、よく分かる、伝わると効果半減のような気もするのですが・・・。
内容は、平易な文章で、やはり読みやすい。
端的にいうと、会計とビジネスは、一緒くたにしたらいけないよ。ということだろうと思います。
それはそのとおりなので、その辺の意識がなかった方は、ぜひ読んでもらえるといいですね。
ただ、私からすると、まだ足りない。
法律とビジネスと会計は、三位一体で、三者三様です。
ここを経営者はよく掴んでおいてもらいたいのです。
ビジネスを上手くやろうと思ったら、法律と会計の体系的・学問的な理解よりも、それらの本質的意味を捉えておくことが極めて重要です。
知識は、専門家に聞けばいいのです。
意味は、自分で腑に落としていかないと使いこなせません。
法律と、会計のもつ意味を理解しましょう。
そのヒントが、この本には、詰まっています。
2008年03月25日
公判前整理手続を経た公判、初体験
おそらくタイトルを読んでも、なんのこっちゃ?という方続出だと思いますが、他人事ではありません。もうすぐ始まる、裁判員裁判に関係するお話しです。
裁判員裁判については、折に触れ、話題にしていますが、市民の皆さんの感覚を刑事裁判に取り入れようという趣旨(たぶん)で、今年には、最初の候補者が選ばれるはずです。
もっとも、裁判員の方に、何度も何度も仕事を休んでもらう訳には、行きませんから、手続きそのものも迅速にすることが求められています。
そこで、一足先に公判前整理手続というものが導入されました。
これは、今まで裁判がはじまってから、整理していた争点を思い切って、裁判が始まる前に整理して、争点を明確にした上で、裁判そのものは、短期間で終えようという手続きになります。
起訴状一本主義(公判が始まるまでは、裁判官は起訴状しかみない)という刑事裁判の大前提があるのですが、裁判が始まる前に、争点を絞るとなると、事件の実質に入る訳で、そうなると、起訴状一本主義に反しないのかという問題が出てきます。
そういう意味でもなかなか難しい手続きなのですが、その手続きを経て、公判になった事件がありました。
公判が始まってしまえば、今までの裁判とほとんど変わらないのですが、裁判員裁判を見据えて、検察側はパワーポイントを使ったり、写真をプロジェクターで映したりと、大分分かりやすさを追求する方法を模索しているようです。
弁護側も何か考えないといけないでしょうね。
まだ問題点を把握するまでには至りませんでしたが、なかなか興味深い手続きになりそうです。
裁判員裁判については、折に触れ、話題にしていますが、市民の皆さんの感覚を刑事裁判に取り入れようという趣旨(たぶん)で、今年には、最初の候補者が選ばれるはずです。
もっとも、裁判員の方に、何度も何度も仕事を休んでもらう訳には、行きませんから、手続きそのものも迅速にすることが求められています。
そこで、一足先に公判前整理手続というものが導入されました。
これは、今まで裁判がはじまってから、整理していた争点を思い切って、裁判が始まる前に整理して、争点を明確にした上で、裁判そのものは、短期間で終えようという手続きになります。
起訴状一本主義(公判が始まるまでは、裁判官は起訴状しかみない)という刑事裁判の大前提があるのですが、裁判が始まる前に、争点を絞るとなると、事件の実質に入る訳で、そうなると、起訴状一本主義に反しないのかという問題が出てきます。
そういう意味でもなかなか難しい手続きなのですが、その手続きを経て、公判になった事件がありました。
公判が始まってしまえば、今までの裁判とほとんど変わらないのですが、裁判員裁判を見据えて、検察側はパワーポイントを使ったり、写真をプロジェクターで映したりと、大分分かりやすさを追求する方法を模索しているようです。
弁護側も何か考えないといけないでしょうね。
まだ問題点を把握するまでには至りませんでしたが、なかなか興味深い手続きになりそうです。
2008年03月24日
QBS卒業パーティーとQBSフォーラム
この週末は、QBS卒業関連の行事が続きました。
土曜日は、卒業記念パーティーです。
実は、欠席しようかと最後まで迷っていたのですが、先生方や同級生に謝らないといけないと思い、出席することにしました。
皆さん、気に掛けてもらっていたようで、逆に励まされてしまいました(笑)。
ありがたいことです。
在校生の5期生の方々の味な演出で、鬼軍曹坂本さんの目にも光るものがあり、感動的でしたね。
そのときは、さすがに「ああ~、しまった。」と心から思いました。
で、そのまま2次会に行く予定でしたが、日中に終わらすはずだった準備書面の作成が終わらず、事務所に戻って、仕事しました(涙)。
スルメ会の打ち上げが出来なかったのが残念です。(とはいえ、メンバーの一人が泥酔していたので、打ち上げにならなかったとは思いますが・・・)
で、翌日は、QBSフォーラム。
西新にひっそりとたたずむ、九大の施設で1日かけて、プロジェクト演習の発表会です。
他の人の発表を聞く機会があまりなかったので、非常に面白かったです。
各自、発表者に熱が入り、ディスカッションの時間があまり取れなかったのが残念でした。
素材はいいものばかりですから、議論しないともったいないですよね。
次回以降は、もっと時間をとって、議論を中心にできればなと思っています。
私は、修了生ではないので、午後からの本番には発表できず、午前中の実験台として発表しました(笑)。
それでも、みんなに聞いてもらって、意見を聞くのは本当にいいですね。
参考になることばかりです。
言わないと伝わらないですからね。
夕方には、簡単な懇親会をして、最後、5期生の携帯がなくなるというハプニングもありましたが、無事終了しました。
これで、QBS4期生関連の公式行事は、一応終了ということです。
(4期生ゴルフコンペが今週末に残ってます(笑))
なので帰り道、やっぱり、ちょっと淋しかったのでした・・・。
土曜日は、卒業記念パーティーです。
実は、欠席しようかと最後まで迷っていたのですが、先生方や同級生に謝らないといけないと思い、出席することにしました。
皆さん、気に掛けてもらっていたようで、逆に励まされてしまいました(笑)。
ありがたいことです。
在校生の5期生の方々の味な演出で、鬼軍曹坂本さんの目にも光るものがあり、感動的でしたね。
そのときは、さすがに「ああ~、しまった。」と心から思いました。
で、そのまま2次会に行く予定でしたが、日中に終わらすはずだった準備書面の作成が終わらず、事務所に戻って、仕事しました(涙)。
スルメ会の打ち上げが出来なかったのが残念です。(とはいえ、メンバーの一人が泥酔していたので、打ち上げにならなかったとは思いますが・・・)
で、翌日は、QBSフォーラム。
西新にひっそりとたたずむ、九大の施設で1日かけて、プロジェクト演習の発表会です。
他の人の発表を聞く機会があまりなかったので、非常に面白かったです。
各自、発表者に熱が入り、ディスカッションの時間があまり取れなかったのが残念でした。
素材はいいものばかりですから、議論しないともったいないですよね。
次回以降は、もっと時間をとって、議論を中心にできればなと思っています。
私は、修了生ではないので、午後からの本番には発表できず、午前中の実験台として発表しました(笑)。
それでも、みんなに聞いてもらって、意見を聞くのは本当にいいですね。
参考になることばかりです。
言わないと伝わらないですからね。
夕方には、簡単な懇親会をして、最後、5期生の携帯がなくなるというハプニングもありましたが、無事終了しました。
これで、QBS4期生関連の公式行事は、一応終了ということです。
(4期生ゴルフコンペが今週末に残ってます(笑))
なので帰り道、やっぱり、ちょっと淋しかったのでした・・・。
2008年03月23日
ワークショップ開催
こないだの金曜日は、以前、セミナーの講師をさせて頂いた飯塚のせき損センターで、再びセミナーを行いました。
テーマは、福祉用具に関するリスクマネジメントで変わらないのですが、今回は、趣向を変えて、ワークショップ形式での開催です。
まず4つの題材をつかって、8チーム(概ね6人前後)に分かれてもらいます。
そして、それぞれのチームで、その題材の契約書を作るために弁護士に相談にいくと仮定して、相談メモを起案してもらうことにしました。
ワークショップは、チーム内の討論・議論がどれくらい活発にできるかにかかっているのですが、今回は、その場で初めて会った人達同士、しかも業種がバラバラでしたので、かなり不安でした。
しかし、結果は、どのチームも積極的に発言が飛び出し、予想以上に盛り上がったと思います。
8チームにしては、時間が少なく、各チームの発表に対するコメントや意見をやり取りする時間が取れなかったので、私としてはその点で、満足できたとは言えませんが、受講者の方々の感想は、概ねよかったようで、安心しました。
今回も、福岡・九州以外から関西、関東、石川県の方々にもお越し頂いており、需要の高さが窺われます。
次の機会があれば、もう少し時間をとって、じっくりやってみたいですね。
私自身も、楽しくファシリテーターをさせてもらいました。
こういう飽きない講演なら、いくらでもやってみたいのですが(笑)。
受ける方も、法律の知識ばっかり聞くセミナーや講義は、つまらなくないですか?
まあ、セミナー等の参加・出席にかこつけて、数時間お休みに来られる方も多いので、一方的な話の方が需要があるのかも知れませんが(笑)。
テーマは、福祉用具に関するリスクマネジメントで変わらないのですが、今回は、趣向を変えて、ワークショップ形式での開催です。
まず4つの題材をつかって、8チーム(概ね6人前後)に分かれてもらいます。
そして、それぞれのチームで、その題材の契約書を作るために弁護士に相談にいくと仮定して、相談メモを起案してもらうことにしました。
ワークショップは、チーム内の討論・議論がどれくらい活発にできるかにかかっているのですが、今回は、その場で初めて会った人達同士、しかも業種がバラバラでしたので、かなり不安でした。
しかし、結果は、どのチームも積極的に発言が飛び出し、予想以上に盛り上がったと思います。
8チームにしては、時間が少なく、各チームの発表に対するコメントや意見をやり取りする時間が取れなかったので、私としてはその点で、満足できたとは言えませんが、受講者の方々の感想は、概ねよかったようで、安心しました。
今回も、福岡・九州以外から関西、関東、石川県の方々にもお越し頂いており、需要の高さが窺われます。
次の機会があれば、もう少し時間をとって、じっくりやってみたいですね。
私自身も、楽しくファシリテーターをさせてもらいました。
こういう飽きない講演なら、いくらでもやってみたいのですが(笑)。
受ける方も、法律の知識ばっかり聞くセミナーや講義は、つまらなくないですか?
まあ、セミナー等の参加・出席にかこつけて、数時間お休みに来られる方も多いので、一方的な話の方が需要があるのかも知れませんが(笑)。
2008年03月22日
もう少し学生を
続けることになりました(汗)。
今日は、QBSの卒業式。
4期生の私は、本来、この時間は、卒業式で、マント(?)を翻しているところのはずですが、なぜか事務所で仕事をしています(涙)。
そうなんです。卒業できませんでした(!)。
単位が2単位足りず、もう少し勉強しなければなりません。
QBSの卒業要件は、36単位。
そのうち、英語の単位取得が私の最大の難関だったのですが、それはなんとか規定通り取れました。
プロジェクト演習も色々な人のご縁とご協力を得ながら、完成し、単位を取得しました。
なのに、なぜ?
うっかり八兵衛が原因です(笑)
卒業に必要な36単位を32単位と勘違いしていたのが運のつき。
私が取得した単位は、34単位で、それで余裕を持って卒業できると思っていたのでした。
が、英語の単位が取れたことをネットで確認したときに、虫の知らせがして、改めて、シラバスを確認してみることに。
そこには、1年で取れる最大単位が32単位で、卒業には36単位と書いてあるではないですか!
まさに「なにぃ~、やっちまったな!」(byクールポコ)状態です。
仕方ありません。
「男は、黙って」、「もう1年」(byクールポコ)です(笑)。
在校生の5期生の皆さん、4月から入る6期生の皆さん、来年度も仲良くしてくださいね(笑)
とほほ・・・。
でも、今年卒業しても、なんだかやりきった感がないなと思っていたので、よかったです。(やせ我慢ではないですよ(笑))
来年、やりきった感に満たされて、卒業したいと思います。
もういっちょ!
今日は、QBSの卒業式。
4期生の私は、本来、この時間は、卒業式で、マント(?)を翻しているところのはずですが、なぜか事務所で仕事をしています(涙)。
そうなんです。卒業できませんでした(!)。
単位が2単位足りず、もう少し勉強しなければなりません。
QBSの卒業要件は、36単位。
そのうち、英語の単位取得が私の最大の難関だったのですが、それはなんとか規定通り取れました。
プロジェクト演習も色々な人のご縁とご協力を得ながら、完成し、単位を取得しました。
なのに、なぜ?
うっかり八兵衛が原因です(笑)
卒業に必要な36単位を32単位と勘違いしていたのが運のつき。
私が取得した単位は、34単位で、それで余裕を持って卒業できると思っていたのでした。
が、英語の単位が取れたことをネットで確認したときに、虫の知らせがして、改めて、シラバスを確認してみることに。
そこには、1年で取れる最大単位が32単位で、卒業には36単位と書いてあるではないですか!
まさに「なにぃ~、やっちまったな!」(byクールポコ)状態です。
仕方ありません。
「男は、黙って」、「もう1年」(byクールポコ)です(笑)。
在校生の5期生の皆さん、4月から入る6期生の皆さん、来年度も仲良くしてくださいね(笑)
とほほ・・・。
でも、今年卒業しても、なんだかやりきった感がないなと思っていたので、よかったです。(やせ我慢ではないですよ(笑))
来年、やりきった感に満たされて、卒業したいと思います。
もういっちょ!
2008年03月19日
今日は、盛りだくさん(汗)
今日は、朝から
午前9時 ベンチャー企業の夢のある打ち合わせ
午前10時 私のおばあちゃんのような年齢の方から、弁護士のイメージを変えるための戦略を聞く
午後1時 飯塚法律相談センターで、相談の結果、男性から安堵の涙を受け取る
午後4時 内縁の妻の立場の弱さを改めて感じる
午後6時 若干タチのわるい人と電話交渉
午後7時 IPO詐欺まがいの相談
と弁護士の仕事のバラエティさを絵に描いたような一日でした。
これに飯塚~事務所間の移動が入りますから、今日は忙しかったですね(汗)
しかし、どの相談・依頼者もそれぞれに抱える問題が、人生を悩ます大きな問題です。
ベンチャー経営者は、未来や将来を1人で考えて、夜も眠れないことがあるでしょう。
連帯保証人になった男性は、奥さんに迷惑を掛けないですむ方法を、自分で探していましたが、みつからなかったようです。今日、ようやく見つかっての、「ほっ」とした時にみせた涙でした。
そのような場面に関わることの責任の重さを感じますね。
他の人が言うのと、全く同じ言葉を話しても、我々の言葉となると、受け取る人にとっての重みが全然違うことがあるのかも知れません。
よくよく、心して掛からないといけません。
私は、一度(ではないかもしれません。おそらくもっとあるでしょう)、思慮浅はかな言葉を吐いて、依頼者の信頼を失ったと今でも後悔している一言があります。
「こないだの相談から帰った日は、薬を飲まなくても、7時間も眠れました」と言われたら、まさに弁護士冥利に尽きますが、同時に、改めて、自分の言葉の責任を感じずにはいられなかったのでした。
忙しい時こそ、忘れてはいけないことがありますよね。
基本に戻りたいと思います。
午前9時 ベンチャー企業の夢のある打ち合わせ
午前10時 私のおばあちゃんのような年齢の方から、弁護士のイメージを変えるための戦略を聞く
午後1時 飯塚法律相談センターで、相談の結果、男性から安堵の涙を受け取る
午後4時 内縁の妻の立場の弱さを改めて感じる
午後6時 若干タチのわるい人と電話交渉
午後7時 IPO詐欺まがいの相談
と弁護士の仕事のバラエティさを絵に描いたような一日でした。
これに飯塚~事務所間の移動が入りますから、今日は忙しかったですね(汗)
しかし、どの相談・依頼者もそれぞれに抱える問題が、人生を悩ます大きな問題です。
ベンチャー経営者は、未来や将来を1人で考えて、夜も眠れないことがあるでしょう。
連帯保証人になった男性は、奥さんに迷惑を掛けないですむ方法を、自分で探していましたが、みつからなかったようです。今日、ようやく見つかっての、「ほっ」とした時にみせた涙でした。
そのような場面に関わることの責任の重さを感じますね。
他の人が言うのと、全く同じ言葉を話しても、我々の言葉となると、受け取る人にとっての重みが全然違うことがあるのかも知れません。
よくよく、心して掛からないといけません。
私は、一度(ではないかもしれません。おそらくもっとあるでしょう)、思慮浅はかな言葉を吐いて、依頼者の信頼を失ったと今でも後悔している一言があります。
「こないだの相談から帰った日は、薬を飲まなくても、7時間も眠れました」と言われたら、まさに弁護士冥利に尽きますが、同時に、改めて、自分の言葉の責任を感じずにはいられなかったのでした。
忙しい時こそ、忘れてはいけないことがありますよね。
基本に戻りたいと思います。
2008年03月19日
著作権セミナー
先日の17日に、著作権セミナーに行ってきました。
主催は、福岡コンテンツ産業拠点推進会議です。
福岡は、言わずと知れた(?)コンテンツ産業のメッカになりつつあります。
その福岡をもっともっと盛り上げようというのが、趣旨だろうと思います。
で、その事業のひとつに著作権セミナーがあります。
コンテンツビジネスとは切っても切れない著作権ですが、著作権そのものを理解するのがまず大変です。
ですので、昨日の講師は東京の弁護士さんでしたが、基本的な説明に大半を費やしていました。
しかし、参加者から多く質問がでたのは、実際に抱えている問題に対する解答を求めるものでした。
もっとも、実際の問題は、そう簡単にこうですよと言えるものではありません。一方で、仮に言えるとしても基本的な理解が全くない方にそれを説明しても、納得してもらうのは難しい。
したがって、講義等では基本的な説明をして、それを理解した上で、個別の問題については、改めて相談して下さいと答えるしかないので、私が講演をするときもそうしています。
セミナーや講演という性質上、これはやむを得ないでしょう。
そうすると、セミナーをいくら繰り返しても、参加者の具体的疑問に答える場をつくらないと、ユーザーニーズに応えるものにはなりにくいなあと思いました。
たまには、他の弁護士のセミナーにも参加しないと、そういう点にはなかなか気付かないですよね。
我々の業界でも、「顧客の立場にたってみる」という黄金のセオリーは、通用しますね。
主催は、福岡コンテンツ産業拠点推進会議です。
福岡は、言わずと知れた(?)コンテンツ産業のメッカになりつつあります。
その福岡をもっともっと盛り上げようというのが、趣旨だろうと思います。
で、その事業のひとつに著作権セミナーがあります。
コンテンツビジネスとは切っても切れない著作権ですが、著作権そのものを理解するのがまず大変です。
ですので、昨日の講師は東京の弁護士さんでしたが、基本的な説明に大半を費やしていました。
しかし、参加者から多く質問がでたのは、実際に抱えている問題に対する解答を求めるものでした。
もっとも、実際の問題は、そう簡単にこうですよと言えるものではありません。一方で、仮に言えるとしても基本的な理解が全くない方にそれを説明しても、納得してもらうのは難しい。
したがって、講義等では基本的な説明をして、それを理解した上で、個別の問題については、改めて相談して下さいと答えるしかないので、私が講演をするときもそうしています。
セミナーや講演という性質上、これはやむを得ないでしょう。
そうすると、セミナーをいくら繰り返しても、参加者の具体的疑問に答える場をつくらないと、ユーザーニーズに応えるものにはなりにくいなあと思いました。
たまには、他の弁護士のセミナーにも参加しないと、そういう点にはなかなか気付かないですよね。
我々の業界でも、「顧客の立場にたってみる」という黄金のセオリーは、通用しますね。
2008年03月18日
悪徳行政書士にご注意下さい!!
最近、ある行政書士に法外な報酬を要求されて困惑されて、相談に来られた方がおられました。
具体的な報酬額を明示せず、あといくら掛かるか分からないと言われたそうです。
また、高額な費用を払ったにもかかわらず、領収書も切ってくれないようです。
そんな状態では、不安になるのも当然です。
ぼったくりバーに入ったようなものですからね。
専門家に依頼して、解決を図るためのコストとして、いくらかかるのかは、依頼すべきかどうかを決める重要な要素です。
そこがあいまいでは、頼みたくても頼めませんよね。
弁護士、司法書士、行政書士とも報酬等、依頼するために必要な費用の明示、説明の義務があります。
なので、きちんと説明しなければなりません。
各士業の中には、他の士業に頼むと割高な費用が掛かると申し向ける一方で、自分の費用はいくらか、はっきり言わない人が少なくありません。
事案によって、一概に言えないので、相談も受けていない時点で、「いくらですか?」と言われても困るところがあるのですが、きちんと相談をして、こういう解決を図りたいと告げた時点では、費用の総額の明示はできるはずです。
したがって、少なくとも、その時点で、自分の手から離して、任せた方が徳か、自分ですべきかの判断はできるはずです。
資格の種類に関係なく、費用の説明はきちんとしてもらってください。
どんなに信頼出来そうでも、費用の話をしない専門家は、怪しいです。
最近、資格を持っていないにもかかわらず、過払い金請求等の手続きを行っている輩もいるようです。
資格があるだけ、ましだと言えますが、中途半端に資格を持つ者が一番タチが悪いとも言えます。
行政書士さんの知り合いも多くいますので、そのような悪徳行政書士は、極々僅かだと信じていますが、相談に来られた方がいる以上、何も言わない訳にはいきません。
皆さん、十分にお気を付けください。
具体的な報酬額を明示せず、あといくら掛かるか分からないと言われたそうです。
また、高額な費用を払ったにもかかわらず、領収書も切ってくれないようです。
そんな状態では、不安になるのも当然です。
ぼったくりバーに入ったようなものですからね。
専門家に依頼して、解決を図るためのコストとして、いくらかかるのかは、依頼すべきかどうかを決める重要な要素です。
そこがあいまいでは、頼みたくても頼めませんよね。
弁護士、司法書士、行政書士とも報酬等、依頼するために必要な費用の明示、説明の義務があります。
なので、きちんと説明しなければなりません。
各士業の中には、他の士業に頼むと割高な費用が掛かると申し向ける一方で、自分の費用はいくらか、はっきり言わない人が少なくありません。
事案によって、一概に言えないので、相談も受けていない時点で、「いくらですか?」と言われても困るところがあるのですが、きちんと相談をして、こういう解決を図りたいと告げた時点では、費用の総額の明示はできるはずです。
したがって、少なくとも、その時点で、自分の手から離して、任せた方が徳か、自分ですべきかの判断はできるはずです。
資格の種類に関係なく、費用の説明はきちんとしてもらってください。
どんなに信頼出来そうでも、費用の話をしない専門家は、怪しいです。
最近、資格を持っていないにもかかわらず、過払い金請求等の手続きを行っている輩もいるようです。
資格があるだけ、ましだと言えますが、中途半端に資格を持つ者が一番タチが悪いとも言えます。
行政書士さんの知り合いも多くいますので、そのような悪徳行政書士は、極々僅かだと信じていますが、相談に来られた方がいる以上、何も言わない訳にはいきません。
皆さん、十分にお気を付けください。
2008年03月18日
初、太郎源!
昨日は、QBS小西先生が定年退官されるということで、QBSの1期生から5期生までの有志が集まりました。
私は、小西先生の授業を取ってはいなかったのですが、別の行事でお話しする機会があり、感銘を受けていたため、参加させてもらいました。
1期から5期まで集まる機会は、めったになく、しかも小西先生の授業を取っていたり、縁のある方ばかりでしたので、メンバーは、濃ゆい、濃ゆい(笑)。
久しぶりに「濃い飲み会」を見ましたね。
一旦、QBSからは形式的には離れてしまいますが、福岡・九州との縁は切れることがないようで安心しました。
小西節を聞ける機会が、またすぐにやってくるはずです。
それを楽しみにしています。
そして、その会場は、「太郎源」。
噂に聞いていましたが、やっぱりおいしかった。
また改めて、ゆっくり(笑)行きたいと思います。
私は、小西先生の授業を取ってはいなかったのですが、別の行事でお話しする機会があり、感銘を受けていたため、参加させてもらいました。
1期から5期まで集まる機会は、めったになく、しかも小西先生の授業を取っていたり、縁のある方ばかりでしたので、メンバーは、濃ゆい、濃ゆい(笑)。
久しぶりに「濃い飲み会」を見ましたね。
一旦、QBSからは形式的には離れてしまいますが、福岡・九州との縁は切れることがないようで安心しました。
小西節を聞ける機会が、またすぐにやってくるはずです。
それを楽しみにしています。
そして、その会場は、「太郎源」。
噂に聞いていましたが、やっぱりおいしかった。
また改めて、ゆっくり(笑)行きたいと思います。
2008年03月17日
魅惑のジャージャー麺
この土日は、QBSの卒業旅行で、韓国は釜山にいってきました。
厳密には、個人的に「卒業」旅行にはならなくなったのですが、それはまた別の機会に。
とにかく、同期生のカンさんと、カンさんの会社関係の方のアテンドで、極めてディープな釜山を堪能してきました。
カンさんの会社はこちら
写真を撮るのを忘れたというか、マイカメラ自体を持っていないことに今、気付きましたので、写真はありません(汗)。
同じくQBSの坂本さんのブログをお待ち下さい(笑)。
海鮮チゲ、焼き肉、あわびのおかゆ、ジャージャー麺、何ていう名前か分からないおやつまで、釜山で口にした食べ物は、どれも日本ではもちろん、釜山でも通常のツアーで行ったくらいでは出会えない絶品ばかり。
かなりのグルメツアーとなりました。
カンさんと会社の皆さん、幹事をしてくれた重松さんに感謝、感謝です。
で、その話を妻にしたところ、ジャージャー麺にえらい食いついて、行きたかった、行きたかったとうるさいなんの(笑)。
なんでも、韓流ドラマでは、度々登場人物がジャージャー麺を食べるシーンがあるらしく、一度食べてみたかったとのこと。
こっちは、韓流ドラマなんて見たことありませんから、全然知りませんでした(笑)。
おみやげに、キムチを買い忘れたこともあって、結構、長い間ブーブー言われてしまいました。
幸い、ジャージャー麺を食べたお店は分かりやすい場所にあったので(他の店は、自分で行けといっても行けるかどうか・・・笑)、次回は、妻を連れていってみたいと思います。
たまに海外に行くと、やっぱり刺激を受けますね。
厳密には、個人的に「卒業」旅行にはならなくなったのですが、それはまた別の機会に。
とにかく、同期生のカンさんと、カンさんの会社関係の方のアテンドで、極めてディープな釜山を堪能してきました。
カンさんの会社はこちら
写真を撮るのを忘れたというか、マイカメラ自体を持っていないことに今、気付きましたので、写真はありません(汗)。
同じくQBSの坂本さんのブログをお待ち下さい(笑)。
海鮮チゲ、焼き肉、あわびのおかゆ、ジャージャー麺、何ていう名前か分からないおやつまで、釜山で口にした食べ物は、どれも日本ではもちろん、釜山でも通常のツアーで行ったくらいでは出会えない絶品ばかり。
かなりのグルメツアーとなりました。
カンさんと会社の皆さん、幹事をしてくれた重松さんに感謝、感謝です。
で、その話を妻にしたところ、ジャージャー麺にえらい食いついて、行きたかった、行きたかったとうるさいなんの(笑)。
なんでも、韓流ドラマでは、度々登場人物がジャージャー麺を食べるシーンがあるらしく、一度食べてみたかったとのこと。
こっちは、韓流ドラマなんて見たことありませんから、全然知りませんでした(笑)。
おみやげに、キムチを買い忘れたこともあって、結構、長い間ブーブー言われてしまいました。
幸い、ジャージャー麺を食べたお店は分かりやすい場所にあったので(他の店は、自分で行けといっても行けるかどうか・・・笑)、次回は、妻を連れていってみたいと思います。
たまに海外に行くと、やっぱり刺激を受けますね。
2008年03月14日
早稲田大学に学ぶ
昨日、早稲田大学の大江先生と、インキュベーションセンターの方々のお話を聞いてきました。
詳細は、坂本さんのブログをご覧下さい。
大変興味深いお話しが続いた有意義な2時間でした。
感銘を受けたというか、九大も負けられないと思ったのは、MBAの学生や大学生を上手く活用しようとしている点です。
大学としての強みを最大限生かす方法を考えられており、九大も(九工大も!)ぜひ真似るべき点が多々ありました。
大学、民間、行政とそれぞれでインキュベーション施設があり、福岡でも複数ありますが、なかなか上手く行っていないのが現状です。
色々なところで、情報交換、共有をしながら、1社でも多くの企業が成長していくようにしたいですね。
施設同士で、足の引っ張り合いをしても意味ないですから。
早稲田の施設では、弁護士が毎週何時間が時間をとって、来訪してくれるようです。
それがあるだけでも、大分違いますよね。
某市のインキュベーション施設で、私達がやろうとしていたプランが、採用されていたので、私と担当者さんの思いは間違いではなかったと確信したとともに、頭の固い上層部の意識をどう変えていくかが、行政でのインキュベーションを成功させる鍵だなと思ったところです。
非常にためになりました。
詳細は、坂本さんのブログをご覧下さい。
大変興味深いお話しが続いた有意義な2時間でした。
感銘を受けたというか、九大も負けられないと思ったのは、MBAの学生や大学生を上手く活用しようとしている点です。
大学としての強みを最大限生かす方法を考えられており、九大も(九工大も!)ぜひ真似るべき点が多々ありました。
大学、民間、行政とそれぞれでインキュベーション施設があり、福岡でも複数ありますが、なかなか上手く行っていないのが現状です。
色々なところで、情報交換、共有をしながら、1社でも多くの企業が成長していくようにしたいですね。
施設同士で、足の引っ張り合いをしても意味ないですから。
早稲田の施設では、弁護士が毎週何時間が時間をとって、来訪してくれるようです。
それがあるだけでも、大分違いますよね。
某市のインキュベーション施設で、私達がやろうとしていたプランが、採用されていたので、私と担当者さんの思いは間違いではなかったと確信したとともに、頭の固い上層部の意識をどう変えていくかが、行政でのインキュベーションを成功させる鍵だなと思ったところです。
非常にためになりました。
2008年03月12日
人事異動の季節
ですね。
年度末ということで、裁判所や検察官も異動があります。
なので、この時期は、裁判の期日も異動の可能性を考えながら、入れるということもあります。
裁判官が異動になると、訴訟指揮の傾向や、心証も変わりますから、持っている事件がどうなるか、気になるところではありますね。
実際は、あんまり変わらないと思うのですが(笑)
転職や退職も多くなり、4月になって新入社員が入ってくると、会社の雰囲気ががらりと変わるというところも出てくるかも知れません。
ベンチャー企業のように、少人数であれば、社員も変わらず、雰囲気も相変わらずということが多いでしょうね。
一方、経営者からみて、中核として期待していた人材が、急遽辞めるということも、よくある時期です。
経営者には、「去る者は追わず」というスタイルで特に問題視していない方も多いですが、辞める理由は、それぞれに必ずあるはずで、原因の分析は、経営者として、客観的にきちんとしておかなければなりません。
経営者とソリが合わないという理由だとすると、また雇った人材も早晩辞めていくかも知れません。
給料が安いという理由だとすると、客観的な金額として適正妥当かをきちんと査定しておくべきです。
辞める方は、相当考えてから行動にうつしているはずですから、経営者も少なくとも、彼が考えたその時間と同じくらいは、考えないといけません。
企業は、「人」です。
経営者がいくら1人で頑張っても、社員さん3人の行動にはかないません。
社員さんの動向をきちんと把握しておくことは、ベンチャー企業の経営者にとっては、優先課題のひとつになります。
年度末ということで、裁判所や検察官も異動があります。
なので、この時期は、裁判の期日も異動の可能性を考えながら、入れるということもあります。
裁判官が異動になると、訴訟指揮の傾向や、心証も変わりますから、持っている事件がどうなるか、気になるところではありますね。
実際は、あんまり変わらないと思うのですが(笑)
転職や退職も多くなり、4月になって新入社員が入ってくると、会社の雰囲気ががらりと変わるというところも出てくるかも知れません。
ベンチャー企業のように、少人数であれば、社員も変わらず、雰囲気も相変わらずということが多いでしょうね。
一方、経営者からみて、中核として期待していた人材が、急遽辞めるということも、よくある時期です。
経営者には、「去る者は追わず」というスタイルで特に問題視していない方も多いですが、辞める理由は、それぞれに必ずあるはずで、原因の分析は、経営者として、客観的にきちんとしておかなければなりません。
経営者とソリが合わないという理由だとすると、また雇った人材も早晩辞めていくかも知れません。
給料が安いという理由だとすると、客観的な金額として適正妥当かをきちんと査定しておくべきです。
辞める方は、相当考えてから行動にうつしているはずですから、経営者も少なくとも、彼が考えたその時間と同じくらいは、考えないといけません。
企業は、「人」です。
経営者がいくら1人で頑張っても、社員さん3人の行動にはかないません。
社員さんの動向をきちんと把握しておくことは、ベンチャー企業の経営者にとっては、優先課題のひとつになります。
2008年03月11日
なぜ、「PON」なのか?
ニュースはこちら
愛媛と、佐賀のみかんの商標争いのようです。
愛媛のポンジュースは、既に立派なブランドを形成しているといってよいでしょうから、「J-PON」が類似しているとの暫定的な判断がされたのは当然かもしれません。
佐賀側は、しっかり反論しないと、なかなか通らないでしょうね。
しかし、なぜ「ポン(PON)」にこだわるのかよく分かりませんでしたので、ポンジュースのHPをみてみると、謎がとけました。
柑橘果汁を英語で、pons(ポンス)というのですね。
ポンジュースの一番のポンの理由は、ニッポンイチの「ポン」のようですが(笑)。
しかし、ポンジュースが存在していなければ、ponsという英語を思いつくでしょうか?
私は、英語の能力が低いので、全く想定しませんが、英語圏の人が、一般的に思いつきやすい単語といえるのであれば、「J-PON」も自然の成り行きで、名付けることがあるのかもしれません。
しかし、そうでなければ、やはり「ポンジュース」の「ポン」にある程度、引っ張られて名付けたと思われても仕方ない面があるように思います。
商品のネーミングは、大事であるからこそ、色々な紛争が起こります。
製品にどういう名前をつけて、どういう「商品」にするか、よくよく考えて、戦略を立てていかないといけませんね。
愛媛と、佐賀のみかんの商標争いのようです。
愛媛のポンジュースは、既に立派なブランドを形成しているといってよいでしょうから、「J-PON」が類似しているとの暫定的な判断がされたのは当然かもしれません。
佐賀側は、しっかり反論しないと、なかなか通らないでしょうね。
しかし、なぜ「ポン(PON)」にこだわるのかよく分かりませんでしたので、ポンジュースのHPをみてみると、謎がとけました。
柑橘果汁を英語で、pons(ポンス)というのですね。
ポンジュースの一番のポンの理由は、ニッポンイチの「ポン」のようですが(笑)。
しかし、ポンジュースが存在していなければ、ponsという英語を思いつくでしょうか?
私は、英語の能力が低いので、全く想定しませんが、英語圏の人が、一般的に思いつきやすい単語といえるのであれば、「J-PON」も自然の成り行きで、名付けることがあるのかもしれません。
しかし、そうでなければ、やはり「ポンジュース」の「ポン」にある程度、引っ張られて名付けたと思われても仕方ない面があるように思います。
商品のネーミングは、大事であるからこそ、色々な紛争が起こります。
製品にどういう名前をつけて、どういう「商品」にするか、よくよく考えて、戦略を立てていかないといけませんね。
2008年03月10日
「体、相当、おとろえる」の巻
先日の土曜日、大学時代の友人が、出張に合わせて福岡に帰省するので、福岡在住の人間を集めて、フットサルをすることになりました。
最初は、仲間内でちょろっとする予定でしたが、なぜか話が大きくなり、6チーム参加のプチリーグ戦となってしまいました。
当日、集まった人間は、6人。
フットサルの人数は、5人。
休めるのは1人だけ(笑)。
しかも、うちの交渉担当役が、なぜか2試合連続となる組み合わせに同意してくる始末・・・。
これは、大敗免れずと思ったのですが、ふたを開けてみると、予選リーグ(2試合)を2勝で勝ち上がり、決勝戦に進みました。
決勝戦は、体力尽き果て、ボロ負けでしたが(笑)。
意外にまだまだやれるねえ~。などと当日は、調子に乗っていましたが、1日置いた今日、かなりの筋肉痛です(涙)。
年を取ると、次の日ではなくて、翌々日にくると聞きます。
今までは翌日に来てたのですが、年を取ったのでしょうか(笑)。
花粉が落ち着いたら、基礎体力作りに頑張らないといけません。
とりあえず、ビリーさんに入隊予定です(遅!)
最初は、仲間内でちょろっとする予定でしたが、なぜか話が大きくなり、6チーム参加のプチリーグ戦となってしまいました。
当日、集まった人間は、6人。
フットサルの人数は、5人。
休めるのは1人だけ(笑)。
しかも、うちの交渉担当役が、なぜか2試合連続となる組み合わせに同意してくる始末・・・。
これは、大敗免れずと思ったのですが、ふたを開けてみると、予選リーグ(2試合)を2勝で勝ち上がり、決勝戦に進みました。
決勝戦は、体力尽き果て、ボロ負けでしたが(笑)。
意外にまだまだやれるねえ~。などと当日は、調子に乗っていましたが、1日置いた今日、かなりの筋肉痛です(涙)。
年を取ると、次の日ではなくて、翌々日にくると聞きます。
今までは翌日に来てたのですが、年を取ったのでしょうか(笑)。
花粉が落ち着いたら、基礎体力作りに頑張らないといけません。
とりあえず、ビリーさんに入隊予定です(遅!)
2008年03月07日
ゴルフカフェ初体験
昨日は、とある会合で、熱い議論をした後、福岡で話題になりつつある(?)ゴルフカフェに行ってきました。
HPは、こちら
いわゆるシミュレーションゴルフができるスポットで、プロジェクターに映るコース画面に向かって、ボールを打つと、画面の中でボールが飛んでいきます。
大画面の「みんゴル」という感じですね。
正直、最初は、所詮ゲームでしょ?となめてたのですが、最近のセンサー技術はすごいですね。
かなり正確にボールの行く先を捉えてました(笑)。
スライスしたなと思うと、その通りに曲がりますし、パターも最初から間違った方向に打ったと思ったら、その通りに間違っていきました(笑)。
いやはや、本当に恐れ入りました。
4人でやると、3ホールこなすのに1時間くらいかかるのが難点ですが、練習にはいいですね。
個人的には、1回、バーディがとれたので満足です(笑)。
でも、実際のコースにすごく行きたくなるので、ラウンドの予定がないときに行くと、逆にストレス溜まるかもしれません。
ここは、ゴルフブース以外の利用もできるみたいで、私が行った時は、おそらく最近登録されたであろう弁護士3人がお茶しながら、語ってました。(ぴかぴかのバッジが付いてたので、弁護士と分かりました。仕事中以外もバッジを付ける人、最近、多いようです。)
新規登録の人は、まだほとんど分からないのですが、多分、福岡の弁護士さんだと思います。
なにかあったのでしょうか、3人とも、ちょっと暗かったのが気になります。
ゴルフカフェにいるくらいだから、ゴルフが好きなのだろうと声を掛けてみようと思ったのですが、それが、はばからる雰囲気でした。
何が原因か、よく分かりませんが、頑張って下さいね!(なんのこっちゃ・・・)
HPは、こちら
いわゆるシミュレーションゴルフができるスポットで、プロジェクターに映るコース画面に向かって、ボールを打つと、画面の中でボールが飛んでいきます。
大画面の「みんゴル」という感じですね。
正直、最初は、所詮ゲームでしょ?となめてたのですが、最近のセンサー技術はすごいですね。
かなり正確にボールの行く先を捉えてました(笑)。
スライスしたなと思うと、その通りに曲がりますし、パターも最初から間違った方向に打ったと思ったら、その通りに間違っていきました(笑)。
いやはや、本当に恐れ入りました。
4人でやると、3ホールこなすのに1時間くらいかかるのが難点ですが、練習にはいいですね。
個人的には、1回、バーディがとれたので満足です(笑)。
でも、実際のコースにすごく行きたくなるので、ラウンドの予定がないときに行くと、逆にストレス溜まるかもしれません。
ここは、ゴルフブース以外の利用もできるみたいで、私が行った時は、おそらく最近登録されたであろう弁護士3人がお茶しながら、語ってました。(ぴかぴかのバッジが付いてたので、弁護士と分かりました。仕事中以外もバッジを付ける人、最近、多いようです。)
新規登録の人は、まだほとんど分からないのですが、多分、福岡の弁護士さんだと思います。
なにかあったのでしょうか、3人とも、ちょっと暗かったのが気になります。
ゴルフカフェにいるくらいだから、ゴルフが好きなのだろうと声を掛けてみようと思ったのですが、それが、はばからる雰囲気でした。
何が原因か、よく分かりませんが、頑張って下さいね!(なんのこっちゃ・・・)
2008年03月06日
キーマンはだれだ?
弁護士をしていると、様々な紛争が持ち込まれる訳ですが、その多くは、その紛争の中身というか内容を、例えば、法的な解釈や、それに基づくこちらの主張が、裁判になった場合に通る割合等々を相談されに来られます。
それは、それで大事な問題で、法的に争っても勝ち目が全くないのなら、早めに落としどころを見つけた方がいいですから、きちんと検討しなければなりません。
一方、その紛争を「交渉」と捉えたときには、それだけでは検討として不十分です。
こちらが、100%正しい、どう考えても何ら非を問われることがないというのは極々まれで、紛争になるからには、相手にもそれなりの言い分があるはずです。
したがって、紛争の解決を、「交渉」で行おうと思ったときは、紛争の論点、中身もさることながら、誰を相手にするのか、その相手とどれくらい交渉すべきなのかといった、交渉技術、交渉能力も重要になってきます。
その辺を理解せずに、こちらの法的な主張を一方的に言い続けるようでは、結局裁判所まで行かないといけないということになりがちです。
もちろん、裁判所まで行って、きちんと白黒つけるべき事件や紛争もありますので、一概に「交渉」で終わらせることを勧めている訳ではありません。
しかし、時間や費用等、その紛争にかかるコストを考えた場合に、訴訟ではなく、なんとか交渉で決着をつけたいということがあるはずです。
そんなときは、やはり、交渉能力が重要になってくるのです。
交渉においては、キーマンが誰かを見極める必要があります。
こう書くと、すぐにそのキーマンと直接、すぐに話しをしようとする、すればいいと考えがちですが、そうではありません。
キーマンとは、しかるべき時に、しかるべき内容で、話をしないといけないのです。
例えば、こちらが何らかの商品を買った側で、その商品にトラブルがあり、損害を賠償してもらいたいと思ったとき、すぐに「責任者をよべ、支店長を、社長をよべ」と言いがちではないですか?
しかし、それでは、相手の提案の余白というか余地を全く奪ってしまうことになり、呼ばれた支店長や社長からは、通り一遍の回答しか引き出せません。
決裁権を持つ人物と会って、話をするには、地ならしをしてからの方が得策です。
決裁権者に、「仕方ないですね、分かりました」と言わせる工夫が、交渉をまとめるためには必要なのです。
逆に、自分が求められる立場に立った場合には、いきなり決裁権者を出しては、いけないということになります。
弁護士を代理人に立てるのも、決裁権者の前にワンクッションを置くという意味があるのです。
それから、会社での立場が上でも、その人物には、意外に実際の決裁権限がないということもよくあります。
例えば、大企業では、本社のヒラ常務より、営業部隊の九州支社長の方が、現場の問題の決裁権限が大きいということもあり得ます。
相手のキーマンをいつ、どのタイミングで呼び出すか。
これが、交渉のキモといってもいいでしょう。
弁護士に相談・依頼にいくときは、これは裁判にしたくないなあと思ったら、その辺の機敏が分かる人に依頼するといいでしょうね。
それは、それで大事な問題で、法的に争っても勝ち目が全くないのなら、早めに落としどころを見つけた方がいいですから、きちんと検討しなければなりません。
一方、その紛争を「交渉」と捉えたときには、それだけでは検討として不十分です。
こちらが、100%正しい、どう考えても何ら非を問われることがないというのは極々まれで、紛争になるからには、相手にもそれなりの言い分があるはずです。
したがって、紛争の解決を、「交渉」で行おうと思ったときは、紛争の論点、中身もさることながら、誰を相手にするのか、その相手とどれくらい交渉すべきなのかといった、交渉技術、交渉能力も重要になってきます。
その辺を理解せずに、こちらの法的な主張を一方的に言い続けるようでは、結局裁判所まで行かないといけないということになりがちです。
もちろん、裁判所まで行って、きちんと白黒つけるべき事件や紛争もありますので、一概に「交渉」で終わらせることを勧めている訳ではありません。
しかし、時間や費用等、その紛争にかかるコストを考えた場合に、訴訟ではなく、なんとか交渉で決着をつけたいということがあるはずです。
そんなときは、やはり、交渉能力が重要になってくるのです。
交渉においては、キーマンが誰かを見極める必要があります。
こう書くと、すぐにそのキーマンと直接、すぐに話しをしようとする、すればいいと考えがちですが、そうではありません。
キーマンとは、しかるべき時に、しかるべき内容で、話をしないといけないのです。
例えば、こちらが何らかの商品を買った側で、その商品にトラブルがあり、損害を賠償してもらいたいと思ったとき、すぐに「責任者をよべ、支店長を、社長をよべ」と言いがちではないですか?
しかし、それでは、相手の提案の余白というか余地を全く奪ってしまうことになり、呼ばれた支店長や社長からは、通り一遍の回答しか引き出せません。
決裁権を持つ人物と会って、話をするには、地ならしをしてからの方が得策です。
決裁権者に、「仕方ないですね、分かりました」と言わせる工夫が、交渉をまとめるためには必要なのです。
逆に、自分が求められる立場に立った場合には、いきなり決裁権者を出しては、いけないということになります。
弁護士を代理人に立てるのも、決裁権者の前にワンクッションを置くという意味があるのです。
それから、会社での立場が上でも、その人物には、意外に実際の決裁権限がないということもよくあります。
例えば、大企業では、本社のヒラ常務より、営業部隊の九州支社長の方が、現場の問題の決裁権限が大きいということもあり得ます。
相手のキーマンをいつ、どのタイミングで呼び出すか。
これが、交渉のキモといってもいいでしょう。
弁護士に相談・依頼にいくときは、これは裁判にしたくないなあと思ったら、その辺の機敏が分かる人に依頼するといいでしょうね。
2008年03月05日
福岡高裁長官と面談!
今日は、弁護士知財ネット(HPはこちら)の活動の一環として、福岡高裁長官と面談する機会を得ました。
高裁の長官は、九州の裁判所のトップですから、そうそう会えるものではありません。
修習生の時も、たしか挨拶には行けませんでした。
今回は、福岡赴任以前には、知財高裁の長官でもあられたことから、九州・福岡での知財を取り巻く現状と将来について、ざっくばらんな意見交換を行うことができました。
知財に関する紛争は、一部を除き、東京・大阪地方裁判所のみが管轄を有することになり、控訴事件は、知財高裁の管轄ということになっています。
それは、専門性を高め、審理を迅速にするという利がある一方、ともすれば、福岡のような地方都市での知財活動を停滞させる面も有しています。
例えば、仮に、特許を取ったとしても、紛争になれば、東京・大阪にまで訴えに行かないといけないのであれば、わざわざ費用を掛けて、特許を取る意味がないと思われる経営者も少なくありません。
また、一方的な請求や要求に対して、きちんと対抗しようと思っても、東京・大阪まで行かないといけないのであれば、交通費を考えて、要求を呑んだ方がましだと思われるかもしれません。
そのような負の部分について、最近特に、目に付いたり、聞こえたりするようになりました。
ですので、そのようなハンデを乗り越えて、知財を経営の柱にするためには、裁判所に現状を伝え、改善の方法を検討してもらうことも我々の仕事であると思っています。
アメリカでは、各州を巡回する連邦控訴裁判所があります。
日本においても、知財高裁にそのような機関を設けてしかるべきだと思うのです。
そのためには、九州や福岡でこそ、知財が生まれ、産業が育ち、それに応じて、地元に紛争の解決機関が必要だと認識されなければなりません。
それは、もめ事を増やすつもりではありません。
いつでも裁判所に提訴できるからこそ、任意の話合いや交渉が成立することがあるのです。
向こうは、そう簡単に裁判には訴えられないと思っていたら、妥協や譲歩する気になりませんよね?
訴訟になれば、負けるかもしれないよ。というリスクが、互いの譲歩を引き出し、早期の解決に至ることがあるのです。
相手に、そのリスクがないまま、戦いや交渉を強いられる地方の知財担当者は、圧倒的に不利と言わざるを得ません。
だからといって、知財を諦める訳には、いきません。
知財戦略をみっちり立てて、攻めながら守る必要があります。
そういう企業が増えてくれば、知財の裁判も再び地方でできるかも知れません。
そう思って、弁護士知財ネットの取り組みや、日頃のベンチャー企業支援を行っています。
高裁の長官は、九州の裁判所のトップですから、そうそう会えるものではありません。
修習生の時も、たしか挨拶には行けませんでした。
今回は、福岡赴任以前には、知財高裁の長官でもあられたことから、九州・福岡での知財を取り巻く現状と将来について、ざっくばらんな意見交換を行うことができました。
知財に関する紛争は、一部を除き、東京・大阪地方裁判所のみが管轄を有することになり、控訴事件は、知財高裁の管轄ということになっています。
それは、専門性を高め、審理を迅速にするという利がある一方、ともすれば、福岡のような地方都市での知財活動を停滞させる面も有しています。
例えば、仮に、特許を取ったとしても、紛争になれば、東京・大阪にまで訴えに行かないといけないのであれば、わざわざ費用を掛けて、特許を取る意味がないと思われる経営者も少なくありません。
また、一方的な請求や要求に対して、きちんと対抗しようと思っても、東京・大阪まで行かないといけないのであれば、交通費を考えて、要求を呑んだ方がましだと思われるかもしれません。
そのような負の部分について、最近特に、目に付いたり、聞こえたりするようになりました。
ですので、そのようなハンデを乗り越えて、知財を経営の柱にするためには、裁判所に現状を伝え、改善の方法を検討してもらうことも我々の仕事であると思っています。
アメリカでは、各州を巡回する連邦控訴裁判所があります。
日本においても、知財高裁にそのような機関を設けてしかるべきだと思うのです。
そのためには、九州や福岡でこそ、知財が生まれ、産業が育ち、それに応じて、地元に紛争の解決機関が必要だと認識されなければなりません。
それは、もめ事を増やすつもりではありません。
いつでも裁判所に提訴できるからこそ、任意の話合いや交渉が成立することがあるのです。
向こうは、そう簡単に裁判には訴えられないと思っていたら、妥協や譲歩する気になりませんよね?
訴訟になれば、負けるかもしれないよ。というリスクが、互いの譲歩を引き出し、早期の解決に至ることがあるのです。
相手に、そのリスクがないまま、戦いや交渉を強いられる地方の知財担当者は、圧倒的に不利と言わざるを得ません。
だからといって、知財を諦める訳には、いきません。
知財戦略をみっちり立てて、攻めながら守る必要があります。
そういう企業が増えてくれば、知財の裁判も再び地方でできるかも知れません。
そう思って、弁護士知財ネットの取り組みや、日頃のベンチャー企業支援を行っています。
2008年03月04日
「さぬき」うどん、だめ??
ニュースはこちら
うどんといえば、「さぬき」うどん。
これは、誰に何と言われようと譲れません。
その「さぬき」の名称が、台湾において、商標登録されてしまっているようです。
詳細な法的検討はしてませんが、
そもそも、「さぬき」は日本の旧来の地名であり、商標として商品識別力を付与させるべきものではないはずです。
日本に限らず、台湾の企業であっても、独占させるべき名称ではないでしょう。
香川県が抗議するのはもちろんのこと、政府としても、正式に抗議やクレームをつけてしかるべきではないでしょうか。
この問題は、先陣を切った一企業だけにリスクを負わせるべきものではありません。
無効審判訴訟の経費を、香川県が持つくらいの意気込みでいてもらわないと、「さぬき」うどんの未来はないと思いますが、どうでしょうか。
もしかしたら、「はかた」人形や、「はかた」織も、危ないかも?
うどんといえば、「さぬき」うどん。
これは、誰に何と言われようと譲れません。
その「さぬき」の名称が、台湾において、商標登録されてしまっているようです。
詳細な法的検討はしてませんが、
そもそも、「さぬき」は日本の旧来の地名であり、商標として商品識別力を付与させるべきものではないはずです。
日本に限らず、台湾の企業であっても、独占させるべき名称ではないでしょう。
香川県が抗議するのはもちろんのこと、政府としても、正式に抗議やクレームをつけてしかるべきではないでしょうか。
この問題は、先陣を切った一企業だけにリスクを負わせるべきものではありません。
無効審判訴訟の経費を、香川県が持つくらいの意気込みでいてもらわないと、「さぬき」うどんの未来はないと思いますが、どうでしょうか。
もしかしたら、「はかた」人形や、「はかた」織も、危ないかも?