2009年05月27日
手ごわい頭脳
久し振りに本の紹介です。
著者は、アメリカの弁護士で、現在、同志社大学のロースクールの教授をされている方だそうです。
裁判員制度に関してのコメントが新聞でよく載っていますね。
陪審員との相違等の観点でのコメントをよくみます。
内容については、非常に分かりやすい文章で、皆さんが思っている「弁護士」業務のイメージを、氷解させてくれるのではないでしょうか。
著者の捉えている弁護士の仕事のイメージは、私もとても共感できました。
もっとも、古典的な日本の弁護士のイメージから脱却できない人は、かなり違和感があるかもしれません。
法律とは、何だろうか?と思っている方も、一度読んでみると、深いヒントが多数含まれているかも知れません。
すぐ読めて、内容的にも面白い本でした。
機会があれば、読んでみて下さい。
2009年05月23日
裁判員制度、はじまりました
21日以降の起訴が対象ということで、九州・福岡でも順次、対象事件が増えていきそうです。
5月になって、裁判員に関する報道や、ドラマが目に見えて増えていますし、個人的にも友人や知人から、質問を受けたりする機会も増えました。
対象事件がはじまると、しばらくは裁判員関係の報道ばかりになるのでしょうか。
まだ自分が、裁判員候補に選ばれていますという人には出会ったことはないのですが、福岡にも確かにいるはずですよね。
相当緊張や不安を持たれているのではないかと思います。
こないだやっていたドラマを見ていたら、こういう事件を期待されて来られると困るなあ・・・という内容のものもありました。
今までの刑事事件での自白・否認の割合が裁判員制度により、大きく変わっていくということはあまり考えられませんので、ほとんどは自白事件になると思います。
裁判員の方に法的な判断ができるのかと不安をあおるような記事もままありますが、事実を認定することにプロも素人もありません。
被告人の話と証拠から総合的に考えると、どういう事実が導かれるのか。
そこをしっかり考えてもらえれば、十分だと思います。
認定された事実を法的に評価することは、裁判官が上手くリードしてくれるはずですから、裁判員になったからといって、刑法の条文を急いで勉強する必要はないはずです。
大事なことは、自分の考える「事実」を言葉で説明できるか?ということでしょうね。
評議の際は、コミュニケーション能力が結構、重要になるように思います。
自分の考えた「事実」を他人に説明できるか?
それはまず検察官と弁護人に問われますし、裁判員の方々にも場面によっては、問われてくるものだと思います。
ひとそれぞれで、「事実」の見方が違う。と分かるだけでも裁判員になってよかったなと思えるものだと思いますので、選ばれた方は、ぜひ自分の「事実」を他の裁判員の方にしっかり伝えてもらえればと期待しています。
前にも書きましたが、「事実」と「真実」は異なります。
そこの理解が一般に浸透するかどうかが、裁判員制度が続くかどうかのカギになりそうな気がしますね。
5月になって、裁判員に関する報道や、ドラマが目に見えて増えていますし、個人的にも友人や知人から、質問を受けたりする機会も増えました。
対象事件がはじまると、しばらくは裁判員関係の報道ばかりになるのでしょうか。
まだ自分が、裁判員候補に選ばれていますという人には出会ったことはないのですが、福岡にも確かにいるはずですよね。
相当緊張や不安を持たれているのではないかと思います。
こないだやっていたドラマを見ていたら、こういう事件を期待されて来られると困るなあ・・・という内容のものもありました。
今までの刑事事件での自白・否認の割合が裁判員制度により、大きく変わっていくということはあまり考えられませんので、ほとんどは自白事件になると思います。
裁判員の方に法的な判断ができるのかと不安をあおるような記事もままありますが、事実を認定することにプロも素人もありません。
被告人の話と証拠から総合的に考えると、どういう事実が導かれるのか。
そこをしっかり考えてもらえれば、十分だと思います。
認定された事実を法的に評価することは、裁判官が上手くリードしてくれるはずですから、裁判員になったからといって、刑法の条文を急いで勉強する必要はないはずです。
大事なことは、自分の考える「事実」を言葉で説明できるか?ということでしょうね。
評議の際は、コミュニケーション能力が結構、重要になるように思います。
自分の考えた「事実」を他人に説明できるか?
それはまず検察官と弁護人に問われますし、裁判員の方々にも場面によっては、問われてくるものだと思います。
ひとそれぞれで、「事実」の見方が違う。と分かるだけでも裁判員になってよかったなと思えるものだと思いますので、選ばれた方は、ぜひ自分の「事実」を他の裁判員の方にしっかり伝えてもらえればと期待しています。
前にも書きましたが、「事実」と「真実」は異なります。
そこの理解が一般に浸透するかどうかが、裁判員制度が続くかどうかのカギになりそうな気がしますね。
2009年05月22日
2009年05月19日
ラジオと少年
今日は、朝から緊張しましたね。
自分としては、そんなに悪くない、まあまあな出来だったと思います。
しかし、電話口からラジオと同じ音が聞こえるというのはすごく不思議な感じでしたね。
得難い経験を積ませてもらいました。
聞き逃した方、残念です(笑)。
次はたぶん、もうないです(汗)。
急な話だったので、ラジオに出る話はほとんど誰にもできておらず、話をしていた妻と、妻のお母さんが聞いてくれていたくらいだと思っていました。
放送が終わってから妻に聞いてみると、自分が出るより緊張すると言ってました。それは、そうでしょうね(笑)。
ところが、もう一人びっくりした人物が聞いていました。
私が付添人として担当していた少年が、鑑別所の中で聞いていたようなのです。
偶然、今日はその少年の審判の日。
自分の将来が決まると言っても過言ではない、運命の日に付添人をしている私の声をラジオから聞くことになろうとは、その少年も私も夢にも思っていませんでした。
審判が終わって、少年から、「先生、今日ラジオに出てたろ?」と言われたときには、本当にびっくりしました。
そして、次の句で、なんだか安心した、ほっとしたといわれた時には、なぜだか無性に、うれしかったですね。
少年にとって、誰の助けもない本当に不安な朝に、私の声が少なからず役に立っていたようです。
審判の結果は、試験観察。
少年にとっては、ある意味、少年院に行くよりも、精神的には厳しい生活がしばらく続きます。
ラジオを通してではないですが、私も、彼の心に少しでも直接届くような声を、しばらく掛け続けることになりました。
今日は、少年と私にとって、印象深い一日になりそうです。
自分としては、そんなに悪くない、まあまあな出来だったと思います。
しかし、電話口からラジオと同じ音が聞こえるというのはすごく不思議な感じでしたね。
得難い経験を積ませてもらいました。
聞き逃した方、残念です(笑)。
次はたぶん、もうないです(汗)。
急な話だったので、ラジオに出る話はほとんど誰にもできておらず、話をしていた妻と、妻のお母さんが聞いてくれていたくらいだと思っていました。
放送が終わってから妻に聞いてみると、自分が出るより緊張すると言ってました。それは、そうでしょうね(笑)。
ところが、もう一人びっくりした人物が聞いていました。
私が付添人として担当していた少年が、鑑別所の中で聞いていたようなのです。
偶然、今日はその少年の審判の日。
自分の将来が決まると言っても過言ではない、運命の日に付添人をしている私の声をラジオから聞くことになろうとは、その少年も私も夢にも思っていませんでした。
審判が終わって、少年から、「先生、今日ラジオに出てたろ?」と言われたときには、本当にびっくりしました。
そして、次の句で、なんだか安心した、ほっとしたといわれた時には、なぜだか無性に、うれしかったですね。
少年にとって、誰の助けもない本当に不安な朝に、私の声が少なからず役に立っていたようです。
審判の結果は、試験観察。
少年にとっては、ある意味、少年院に行くよりも、精神的には厳しい生活がしばらく続きます。
ラジオを通してではないですが、私も、彼の心に少しでも直接届くような声を、しばらく掛け続けることになりました。
今日は、少年と私にとって、印象深い一日になりそうです。
2009年05月18日
ラジオにでます!
突然ですが、明日ラジオに出演することになりました。
わずか5分程度ですが。
番組は、QBSもお世話になっているクロスFMの朝の番組、「モーニングゲート」です。
最近は、会社員の兼業や副業が結構、多いそうで、今週は番組で、その特集を組んでいるそうです。
2日目の明日は、副業に関する法的な視点を、私がちょっと喋るんだそうな・・・。
いわゆるコメントを言うんですね。
いや~、びっくりです。大変です。緊張です。
朝の7時30分前後の放送だそうですので、聞ける方はぜひ聞いてみてください。
なんせ今日話をもらったんですが、即、明日オンエアってすごい世界ですね。
スピード、鮮度が命なんでしょうね。
大変な仕事です。
この年になって、生まれて初めてという経験はなかなかできないので、ありがたくお受けしました。
引き受けた以上、ナビゲーターの後藤さんをがっかりさせないように、頑張ってみます。
私は、かつぜつが悪く、聞きとりにくい声質なので、内容がきちんと伝わるかどうか、それが心配です。
ぐだぐだにならないように、帰ったら、急ぎ、発声練習をしときます(笑)。
結果は、またお知らせしますね・・・。
わずか5分程度ですが。
番組は、QBSもお世話になっているクロスFMの朝の番組、「モーニングゲート」です。
最近は、会社員の兼業や副業が結構、多いそうで、今週は番組で、その特集を組んでいるそうです。
2日目の明日は、副業に関する法的な視点を、私がちょっと喋るんだそうな・・・。
いわゆるコメントを言うんですね。
いや~、びっくりです。大変です。緊張です。
朝の7時30分前後の放送だそうですので、聞ける方はぜひ聞いてみてください。
なんせ今日話をもらったんですが、即、明日オンエアってすごい世界ですね。
スピード、鮮度が命なんでしょうね。
大変な仕事です。
この年になって、生まれて初めてという経験はなかなかできないので、ありがたくお受けしました。
引き受けた以上、ナビゲーターの後藤さんをがっかりさせないように、頑張ってみます。
私は、かつぜつが悪く、聞きとりにくい声質なので、内容がきちんと伝わるかどうか、それが心配です。
ぐだぐだにならないように、帰ったら、急ぎ、発声練習をしときます(笑)。
結果は、またお知らせしますね・・・。
2009年05月07日
教えて「気づく」
GWも終わりましたね。
うちは、妻が通常の仕事スケジュールで休みではなかったので、特に家族でどうということもなく、友人の結婚式に出たり、自宅で仕事をしたり、ゴルフに行ったりと、一人での行動が多いGWでした。
とはいえ、そんな中、久し振りに夫婦で打ちっぱなしにゴルフの練習に行ったときのこと。
3ヵ月ぶりくらいにクラブを振る彼女は、全くクラブの振り方を忘れてしまってましたので、一から説明しなおしです。
女性に多いのですが、両手を棒のようにして振っていたので、必ず左右どちらかの腕はまがり、たたまれることを説明していて、ふと気付きました。
自分も出来ていなかったことを(笑)。
ドライバーが全く当たらなくなっていたので、おかしいな~と試行錯誤していたのですが、どうやら知らない間に、両腕が伸び切っていたようです。
説明もそこそこに急ぎ、自分で気を付けて打ってみると、以前の当たりが戻っていました。
それまで、ああだ、こうだ悩んでいたのはなんだったのか・・・。と思えるくらいです。
当たり前のことが、できなくなる、みえなくなるんですね。
人に教えると、自分では当たり前(無意識的に)にできることを、言葉で説明しようとしますから、より自分自身の理解が深まると言われますが、本当ですね。
自分がスランプかなと思ったら、誰かに教えてあげるといいということが分かって、大収穫な休日でした(笑)。
うちは、妻が通常の仕事スケジュールで休みではなかったので、特に家族でどうということもなく、友人の結婚式に出たり、自宅で仕事をしたり、ゴルフに行ったりと、一人での行動が多いGWでした。
とはいえ、そんな中、久し振りに夫婦で打ちっぱなしにゴルフの練習に行ったときのこと。
3ヵ月ぶりくらいにクラブを振る彼女は、全くクラブの振り方を忘れてしまってましたので、一から説明しなおしです。
女性に多いのですが、両手を棒のようにして振っていたので、必ず左右どちらかの腕はまがり、たたまれることを説明していて、ふと気付きました。
自分も出来ていなかったことを(笑)。
ドライバーが全く当たらなくなっていたので、おかしいな~と試行錯誤していたのですが、どうやら知らない間に、両腕が伸び切っていたようです。
説明もそこそこに急ぎ、自分で気を付けて打ってみると、以前の当たりが戻っていました。
それまで、ああだ、こうだ悩んでいたのはなんだったのか・・・。と思えるくらいです。
当たり前のことが、できなくなる、みえなくなるんですね。
人に教えると、自分では当たり前(無意識的に)にできることを、言葉で説明しようとしますから、より自分自身の理解が深まると言われますが、本当ですね。
自分がスランプかなと思ったら、誰かに教えてあげるといいということが分かって、大収穫な休日でした(笑)。
2009年05月01日
メーデーとGW
今日は、メーデーですね。
といっても、覚えていたわけではなく、移動中の天神で、デモ行進をみて、思いだしたのですが・・・。
昨今の景気を反映してか、天神のデモもいまひとつ、元気がなさそうでした。
建設関係の組合ののぼりが多かったですが、大型公共工事反対というシュフレヒコールを上げていたりして、何の目的のデモかよく分かりませんでしたね。
海の向こうでは、ついにクライスラーがチャプター11の適用を申請するなど、ちょっと落ち着いたかと思われた実態経済がまた、動き出しそうな感じです。
新型インフルエンザもどんどん拡大しそうですし、本当に世界が小さくなって、影響が瞬時に広がるようになりましたね。
それは、いい面でもありますし、悪い面でもあるということなんでしょう。
高速が1000円になって、国内も小さくなるGW、くれぐれも事故には気をつけたいですね。
私の今年のGWは特に目玉予定もなく、適当に休めそうです。
といっても、覚えていたわけではなく、移動中の天神で、デモ行進をみて、思いだしたのですが・・・。
昨今の景気を反映してか、天神のデモもいまひとつ、元気がなさそうでした。
建設関係の組合ののぼりが多かったですが、大型公共工事反対というシュフレヒコールを上げていたりして、何の目的のデモかよく分かりませんでしたね。
海の向こうでは、ついにクライスラーがチャプター11の適用を申請するなど、ちょっと落ち着いたかと思われた実態経済がまた、動き出しそうな感じです。
新型インフルエンザもどんどん拡大しそうですし、本当に世界が小さくなって、影響が瞬時に広がるようになりましたね。
それは、いい面でもありますし、悪い面でもあるということなんでしょう。
高速が1000円になって、国内も小さくなるGW、くれぐれも事故には気をつけたいですね。
私の今年のGWは特に目玉予定もなく、適当に休めそうです。