2009年10月16日
さまよう刃
映画化になったそうなので、たまたま妻が持っていた文庫を借りて、読んでみました。
内容をほとんど知らないまま読み始めたのですが、少年法に関わるものでした。
読後の感想は、「心中複雑」ですね。
仕事柄、よく考える、考えさせられる問題がメインになっていますので、いつもの東野ワールドに入り込むことがあまりできませんでした。
作品を作品として、楽しめなかったのは初めてかも知れません。
結末の是非も含めて、この作品に対して、弁護士としては、どういう回答を持っておくべきなのか、未だにちょっと分からない感じですね。
難しいです。
とりあえず、映画もみてみようかと思っています。
それで回答が持てるかどうかは、自信が全くありませんが。
2009年10月14日
ミシュラン論争
ニュースはこちら
http://mainichi.jp/life/food/news/20091014ddn041040012000c.html
東京版が出たときにも、わーわー言うてましたが、今回も賛否両論色々ですね。
特にミシュランだけが、グルメ情報を出している訳ではないので、議論になる方が不思議ですが、それだけミシュランに色んな意味での「バリュー」があるんでしょうね。
ミシュランでは、掲載を断った店も載せるという点が、個人的には興味深いですね。
お店として、存在自体はしている訳ですから、その情報は誰でも自由に発信していいように思えます。
一方で、肖像権やパブリシティ権のような情報コントロール権は、店舗には認められないという理屈もないように思います。
「誰彼にでも発信してもらいたくない。」という店主の意識は、権利性を認めていいでしょうか?
憲法の学習的には、面白い素材かも知れませんね。
http://mainichi.jp/life/food/news/20091014ddn041040012000c.html
東京版が出たときにも、わーわー言うてましたが、今回も賛否両論色々ですね。
特にミシュランだけが、グルメ情報を出している訳ではないので、議論になる方が不思議ですが、それだけミシュランに色んな意味での「バリュー」があるんでしょうね。
ミシュランでは、掲載を断った店も載せるという点が、個人的には興味深いですね。
お店として、存在自体はしている訳ですから、その情報は誰でも自由に発信していいように思えます。
一方で、肖像権やパブリシティ権のような情報コントロール権は、店舗には認められないという理屈もないように思います。
「誰彼にでも発信してもらいたくない。」という店主の意識は、権利性を認めていいでしょうか?
憲法の学習的には、面白い素材かも知れませんね。
2009年10月07日
国際カルテル
ニュースはこちら
http://www.asahi.com/national/update/1007/TKY200910070298.html
最近の様々な商品や製品の値段の下がり具合を見ていると、特に電化製品なんかは大丈夫なんかな?っていう勢いで下がっていますよね。
大体、後発組がどんどん値段を下げているので、先行投資をした企業は回収が大変でしょうから、長い目でみると技術革新を止めてしまうのではないかと思います。
そのために特許があると言えるのですが、これだけ技術が細分化し、特許も細切れで取得されてしまうと、先行者利益の確保という意味では、ほぼ1つの特許では用をなさないですね。
結構、大変な問題だと思います。
そこで、別の方法をということで、企業間で価格を決めてしまうカルテル、談合の甘い誘惑に流れてしまうということなんでしょうか。
ニュースでは、今回初めて海外企業にも課徴金の納付を命じたことがトピックとなっています。
カルテルや談合を認めていないのは、価格を企業側が調整してしまうことにより、自由競争による価格の設定機能が働かず、消費者が不当に高く、対価を払わされるためです。
その意味からすると、今回の11社は、日本の大手5社向けのブラウン管テレビを製造していた企業ということですから、いわば下請け企業間でのカルテルですので、直接には消費者とは関係ないんですね。
でも、結局、まわりまわって最終的につけを払わされるのは消費者ということで、課徴金という制裁発動ということなんでしょう。
しかし、今時、ブラウン管のテレビなんて買う人がいるのだろうかと思いますが、世界的には、まだまだブラウン管なんでしょうか・・・。
http://www.asahi.com/national/update/1007/TKY200910070298.html
最近の様々な商品や製品の値段の下がり具合を見ていると、特に電化製品なんかは大丈夫なんかな?っていう勢いで下がっていますよね。
大体、後発組がどんどん値段を下げているので、先行投資をした企業は回収が大変でしょうから、長い目でみると技術革新を止めてしまうのではないかと思います。
そのために特許があると言えるのですが、これだけ技術が細分化し、特許も細切れで取得されてしまうと、先行者利益の確保という意味では、ほぼ1つの特許では用をなさないですね。
結構、大変な問題だと思います。
そこで、別の方法をということで、企業間で価格を決めてしまうカルテル、談合の甘い誘惑に流れてしまうということなんでしょうか。
ニュースでは、今回初めて海外企業にも課徴金の納付を命じたことがトピックとなっています。
カルテルや談合を認めていないのは、価格を企業側が調整してしまうことにより、自由競争による価格の設定機能が働かず、消費者が不当に高く、対価を払わされるためです。
その意味からすると、今回の11社は、日本の大手5社向けのブラウン管テレビを製造していた企業ということですから、いわば下請け企業間でのカルテルですので、直接には消費者とは関係ないんですね。
でも、結局、まわりまわって最終的につけを払わされるのは消費者ということで、課徴金という制裁発動ということなんでしょう。
しかし、今時、ブラウン管のテレビなんて買う人がいるのだろうかと思いますが、世界的には、まだまだブラウン管なんでしょうか・・・。
2009年10月05日
スーパースターへ
昨日の男子ゴルフは、すごかったですね。
本当に何年かぶりに、テレビの前で「うっそー」と叫んでしまいました。
大学生の時に、深夜のコンビニバイト帰りでTVをつけたら、阪神高速が倒壊している映像が目に入ってきた時以来かも知れません。
石川遼、彼は昨日で本当のスーパースターになったかも知れません。
それくらい、長く語り継がれる1打になったのではないでしょうか。
最終日、最終組、最終ホールで3人とも首位タイ。
当然、最終ホールで1打でも差をつけた人が優勝です。
もちろん、3人でそのままプレーオフということもありえました。
まず池田勇太が第2打を池に入れて、脱落。
梶川選手が、2オンに成功しますが、バーディーは相当難しい距離を残しています。
それらを見た後、心持ち緊張した表情で、石川が放った第2打は、残り190ヤードをベタピンでした。
「うっそーん。」以外の何者でもないでしょう。
マンガでこんなベタな終わり方したら、ほんとに読者から怒られますよ(笑)。
それくらい、ある種むちゃくちゃな結末でした。
いやー、本当にすごい。
もう年齢がどうこうではないですね。
1回のチャンスが、ひとつ上のステージを呼び、そのステージでのチャンスをまた必ず掴み取って、さらに上に登っていく。
彼を見ていると、チャンスを掴むこと、そしてそこで得た結果を自信にすることが成功のためには、どれほど重要かを教えてくれますね。
それができる人が、スーパースターになるんでしょう。
この先、彼がタイガーのようになっていくのか、そうでないのか、非常に楽しみです!
本当に何年かぶりに、テレビの前で「うっそー」と叫んでしまいました。
大学生の時に、深夜のコンビニバイト帰りでTVをつけたら、阪神高速が倒壊している映像が目に入ってきた時以来かも知れません。
石川遼、彼は昨日で本当のスーパースターになったかも知れません。
それくらい、長く語り継がれる1打になったのではないでしょうか。
最終日、最終組、最終ホールで3人とも首位タイ。
当然、最終ホールで1打でも差をつけた人が優勝です。
もちろん、3人でそのままプレーオフということもありえました。
まず池田勇太が第2打を池に入れて、脱落。
梶川選手が、2オンに成功しますが、バーディーは相当難しい距離を残しています。
それらを見た後、心持ち緊張した表情で、石川が放った第2打は、残り190ヤードをベタピンでした。
「うっそーん。」以外の何者でもないでしょう。
マンガでこんなベタな終わり方したら、ほんとに読者から怒られますよ(笑)。
それくらい、ある種むちゃくちゃな結末でした。
いやー、本当にすごい。
もう年齢がどうこうではないですね。
1回のチャンスが、ひとつ上のステージを呼び、そのステージでのチャンスをまた必ず掴み取って、さらに上に登っていく。
彼を見ていると、チャンスを掴むこと、そしてそこで得た結果を自信にすることが成功のためには、どれほど重要かを教えてくれますね。
それができる人が、スーパースターになるんでしょう。
この先、彼がタイガーのようになっていくのか、そうでないのか、非常に楽しみです!