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2009年11月16日

事業仕分け

お陰様で、インフルエンザは、すっかりよくなりました。


1週間寝込んでしまうと、健康であることの貴重さが身に沁みますね。
健康でないと、何もできないなと痛感しました。

とはいえ、ご迷惑をお掛けした方もいるので、頑張って遅れを取り戻しています。


民主党の目玉企画(?)の事業仕分けですが、賛否両論色々あるようです。

仕分け人が、質問ばかりで、意見や気持ちを聞いていないとか、仕分け人の口調が厳しいとかいう論調もあるようですが、そもそもの前提が分かっていない意見と言わざるを得ないですね。

今回の場合、判断権者は仕分け人で、なんとか財団の理事長はその判断材料の提供者な訳です。
判断に用いる材料に、客観的データに基づかない憶測であるとか、事業に対する個人的な情熱なんてものはそもそも入らないのですから、それを言わせてくれないと言っても、そもそもそういう場ではないというだけです。

裁判でも、そういう方はよくおられまして、証人尋問の際に、裁判官に発言を止められ、言いたいことも言わせないと怒っている方を見ますが、「証人」という自分の役割を分かっていないようです。弁護士が付いている場合は、その弁護士の説明不足と言わざるを得ないのですが。


証人尋問では、証人として、事実は、どういうものであったと(自分なりに)記憶しているのかが問われます。逆にいうとそれだけしか必要がありません。

でも、関係者や当事者として、言いたいことは山ほどある。それは分かります。でも、それは聞かれていないのです。
判断権者である裁判官に、必要な情報を与えずに、他のことばっかり喋ったのでは、勝てるものも勝てません。


同じように、いくら、いかに自分の財団の事業が重要だと思っているのかを言ったところで、現実に客観的にその事業が機能しているのかという情報を伝えなければ、事業としては廃止せざるを得ないでしょう。

あとはどうしてもやりたかったら、税金以外のお金でやってくださいと言わざるを得ません。


今回の事業仕分けは、国のお金の使い方の優先順位をつけるという極めてビジネスライクなお話しです。

申し訳ないけども、データ等必要な情報以外の話を聞いている時間はないという仕分け人の姿勢は、間違っていないと思います。

あの程度の議論で、口調が厳しいと言われては、ちょっと困りますね。

遊びじゃないんですから。仕分けを受ける方も、真剣に客観的な存在価値を議論してもらわないと困ります。
やってる方が、本当に必要だと思っているなら、やまほどのデータが出てきて、本来、それらデータの取捨選択と評価を巡って、激論になるはずですよ。

今回は、そのデータすらまともにでてこない事業がくさる程あるようですから、相当、無駄遣いをしてきたようです。


判断基準があいまいであるとか、そもそも優先順位が決まってない等、仕分け前の問題点は少なくなく、というかむしろ大きいんですが、議論そのものについては、仕分け人に「分」がありそうな感じがしています。


頑張って、しっかり仕分けてもらいたいですね。  

Posted by たばやん at 14:21Comments(0)経営