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2010年01月14日

債権者集会

会社や個人の方が破産を申し立てると、裁判所において、破産管財人が選任されることがあります。


破産管財人の主な仕事に、破産した会社等に残っている財産の換価があります。

例えば、保有していた不動産を処分したり、在庫商品を処分したりすることになります。


管財人には弁護士がなることが多いんですが、この換価業務は普通の商売、ビジネスに限りなく近いので、法律知識だけではなんともならないことがままあります。

在庫を売るといっても、できるだけ高く売らないといけない訳ですから、その業界の事情や仕組みを分かってないと、なかなか上手くいかないと言うことになります。



なので、弁護士の中でも向き不向き、好き嫌いが出てくる仕事になりますね。


で、その換価業務の状況を債権者の方に説明する機会が、債権者集会と呼ばれる手続になります。


今日は、大型倒産事件の債権者集会がありました。


債権者集会は、文字通り債権者、つまり破産したところにお金を貸したり、代金を払ってもらってない方々に集まってもらいます。


したがって、第1回目の集会の時などは、怒号が飛び交ったりすることもあって、緊迫することもあります。


今日は、2回目ということもあって、そういうこともなく落ち着いた集会でした。

管財人としては、やっぱり内心ほっとしますね(笑)


一時、破産も少なくなったように思いましたが、最近また厳しい企業が増えてきているような気がします。


それぞれで頑張るしかないんでしょうけども。  

Posted by たばやん at 16:14Comments(0)法律