2008年05月29日

契約書は、業務フローの作成から

これから起業や、新規事業を立ち上げようという時に、契約書のチェックをお願いされることがよくあります。

事業化にあたって、契約の重要性を認識している点では、素晴らしいの一言です。

どんなにいいビジネスモデルでも、契約に穴があっては、利益を得ることすら難しいこともあるからです。



しかし、まず契約書を作ってもらってから、詳細な事業を詰める。というのは、段取りとして間違っています。

インターネットをはじめ、市中には契約書のひな形は、いくらでもあります。
なので、とりあえず、それらをそのまま使えばいいように思われている方も多いようですが、それでは、十分なリスクマネジメントはできません。


事業として、ひとつのサイクルの開始(たとえば、営業活動のはじめ。電話でのアポとか、来店を待つ。とかですね。)から、終了(たとえば、商品納入、代金回収まで。とかですね)のフロー(流れ)を詳細に、つくってみないことには、どこに法的なリスクが潜んでいるか、はっきりしません。

たとえば、契約書では、納品書が届いた日から、2週間以内に代金支払と書いているのに、実際の業務では、実は、「納品書」を全く使わないということもありえます。そうすると、契約書上は、いつまでたっても、代金支払期日が来ないと言うことにもなりかねません。


契約書に合わせて、実際の業務を変えるというのは、本末転倒も甚だしいですよね。


契約書というのは、一連の業務のフロー中のリスクをどう回避するか、あるいは(顧客との間で)どう分配するかを取り決めるためにあるのですから、リスクが潜んでいるところをあぶり出すことなく、ぼんやり作ってもその契約書は、いざ紛争になった時には、あまり役に立たない場合がほとんどです。

逆にいうと、契約書のチェックをお願いした弁護士等の専門家が、自分の事業のフローを詳しく聞いてくれないとすれば、その専門家に頼んでも、いい契約書にはならないことが予想されます。


ビジネスとしての具体的イメージが、作成者にないと、契約書としての要諦を押さえることは難しいということを、頭のスミにでも、入れておいてもらえると、いざという時に役に立つかも知れませんね。


契約書の作成をお願いするときは、業務フローを詰めてからにすることをお勧めします。


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