2008年06月21日
ドラマ「監査法人」
ここ数日は、バタバタしていて更新できていませんでした。
ブログに書きたいことは山ほどあるのですが、整理して文章にする時間が取れないことが結構、多いですね。
(書きたくても書けない話は、もっともっとありますが。)
自宅に戻ると、パソコンを開かないようにしていますので、なおさらです。
最近は、携帯でUPすることをようやく覚えましたので、ちょっとした話でもいいので、毎日更新できるようにしたいと思います。
せっかく、時間を取って、見に来てもらっているのに、更新してないと申し訳ないですからね(笑)。
先ほど、先週放送されたドラマ「監査法人」をようやく見ました。
綾水会ブログでも、永野会計士から紹介があってました、話題のドラマです。
結構、面白いですね。
ドラマを見ていただいて、皆さんに考えて頂きたいし、改めて自分でも考えてみたいと思ったのは、「監査」とは何かということと、「上場」することの意義です。
我々弁護士も、会計士もその報酬は、クライアント(依頼者)の企業からもらいます。
弁護士は、企業側に立って、訴訟をしたり、アドバイス業務をするわけで、基本的に対立する構造にはなりません。
しかし、会計士は、監査業務を請け負うという場合は、完全に対立します。
監査する側、受ける側になるのです。
ところが、その費用は、監査する側が、される側からもらうということですから、このドラマのように、旧来の馴れ合いの関係になりやすい素地は、十分あるのです。
ここで監査は誰のために、どうして行う(べき)なのかという問題と絡んで、会計士の苦悩が生まれます。
ドラマでは、主人公が、その苦悩をどう乗り越えるのかが、一つのテーマでしょうね。
さらに、「上場」とは何か、何のためにするのか、という問題も関連してきます。
ドラマの中では、架空売り上げや、売り上げ計上の前倒しで成長してきた会社社長が、「いままでこうやってきた、日本の企業はこうやって成長してきたのだ」という旨の台詞を言います。
ずさんな会計の企業が、今でも数多くあり、それらに現在の会計基準を適用すると、不適正となることは間違いないでしょう。
しかし、だからといって、そのような企業が、「上場」していいのか、というと、それは別次元の問題でしょう。
会計基準に従うのが無理な会社は、上場すべきではありません。
それどころか、個人的には、株式会社にもすべきではないと思います。
個人経営として、個人の責任の範囲でやってもらいたいと思います。
会社として、事業を行う。その会社の株を不特定多数の人にもってもらう。この責任を果たすためにすべきことの一つ、最低限の一つが、会計基準に従うということです。
それではじめて、相手(取引先や株主になろうとする人)が、自分が負うべきリスクの評価ができるのです。
監査が誰のためにあるのか、何のためにあるのか。
それは、上場する企業が、最低限の自分の責任を果たすためであって、その関係者のためにあると考えます。
自分の責任・義務を果たすために、自らの費用で、自らを監査してもらうのです。
それが、上場する企業の責務だろうと思います。
これが、今の私の大雑把な監査の考え方ですが、これが正しいかどうか、ドラマを見終わっても、変わらないかどうか、考えてみたいと思います。
ドラマの時代設定は、今、2001~2年でした。
ここ数年で、会計監査、監査法人を取り巻く環境は、大きく変わっています。
ドラマの中で、それらの変動が描かれていくことでしょう。
第2回の放送は、今日です。
ぜひご覧ください。
そして、監査って、何だろう。ということを考えてみてください。
ブログに書きたいことは山ほどあるのですが、整理して文章にする時間が取れないことが結構、多いですね。
(書きたくても書けない話は、もっともっとありますが。)
自宅に戻ると、パソコンを開かないようにしていますので、なおさらです。
最近は、携帯でUPすることをようやく覚えましたので、ちょっとした話でもいいので、毎日更新できるようにしたいと思います。
せっかく、時間を取って、見に来てもらっているのに、更新してないと申し訳ないですからね(笑)。
先ほど、先週放送されたドラマ「監査法人」をようやく見ました。
綾水会ブログでも、永野会計士から紹介があってました、話題のドラマです。
結構、面白いですね。
ドラマを見ていただいて、皆さんに考えて頂きたいし、改めて自分でも考えてみたいと思ったのは、「監査」とは何かということと、「上場」することの意義です。
我々弁護士も、会計士もその報酬は、クライアント(依頼者)の企業からもらいます。
弁護士は、企業側に立って、訴訟をしたり、アドバイス業務をするわけで、基本的に対立する構造にはなりません。
しかし、会計士は、監査業務を請け負うという場合は、完全に対立します。
監査する側、受ける側になるのです。
ところが、その費用は、監査する側が、される側からもらうということですから、このドラマのように、旧来の馴れ合いの関係になりやすい素地は、十分あるのです。
ここで監査は誰のために、どうして行う(べき)なのかという問題と絡んで、会計士の苦悩が生まれます。
ドラマでは、主人公が、その苦悩をどう乗り越えるのかが、一つのテーマでしょうね。
さらに、「上場」とは何か、何のためにするのか、という問題も関連してきます。
ドラマの中では、架空売り上げや、売り上げ計上の前倒しで成長してきた会社社長が、「いままでこうやってきた、日本の企業はこうやって成長してきたのだ」という旨の台詞を言います。
ずさんな会計の企業が、今でも数多くあり、それらに現在の会計基準を適用すると、不適正となることは間違いないでしょう。
しかし、だからといって、そのような企業が、「上場」していいのか、というと、それは別次元の問題でしょう。
会計基準に従うのが無理な会社は、上場すべきではありません。
それどころか、個人的には、株式会社にもすべきではないと思います。
個人経営として、個人の責任の範囲でやってもらいたいと思います。
会社として、事業を行う。その会社の株を不特定多数の人にもってもらう。この責任を果たすためにすべきことの一つ、最低限の一つが、会計基準に従うということです。
それではじめて、相手(取引先や株主になろうとする人)が、自分が負うべきリスクの評価ができるのです。
監査が誰のためにあるのか、何のためにあるのか。
それは、上場する企業が、最低限の自分の責任を果たすためであって、その関係者のためにあると考えます。
自分の責任・義務を果たすために、自らの費用で、自らを監査してもらうのです。
それが、上場する企業の責務だろうと思います。
これが、今の私の大雑把な監査の考え方ですが、これが正しいかどうか、ドラマを見終わっても、変わらないかどうか、考えてみたいと思います。
ドラマの時代設定は、今、2001~2年でした。
ここ数年で、会計監査、監査法人を取り巻く環境は、大きく変わっています。
ドラマの中で、それらの変動が描かれていくことでしょう。
第2回の放送は、今日です。
ぜひご覧ください。
そして、監査って、何だろう。ということを考えてみてください。
Posted by たばやん at 10:06│Comments(0)
│経営