2007年01月29日

THE GOAL

本の紹介です。


TOC(制約条件理論)について、書かれた本です。
TOCとは、いかに全体最適を考えるかという理屈を示したものです。
サプライチェーンを考える時には、避けて通れない理論です。

と、まあ小難しい感じがしますが、内容は、いたって平易。
物語として読んでも全く違和感なく、面白いです。

平易すぎて、この本の伝えるメッセージの大きさに多くの人が気付いてないのでは?と思う程です。

全体最適を考える上で、大事なのは、一番遅いところ(人、機械等々)に合わせてシステムを構築しないと、ロスがでるということ。
これは、物流だけでなく、全ての経済活動に当てはまります。

例えば、営業部隊を率いる課長は、課のマネジメントとして全体の成績を上げようとして、成績上位の営業員のやり方を全員にまねさしたり、トップ3だけ優遇しようとしたりします。

しかし、課全体のポテンシャルを上げるのであれば、成績下位の営業マン達に注目しなければなりません。
彼らの仕事の効率を妨げているものが何なのか、それを除いてやれば、彼らの成績が上がるのであれば、それを除くことが、課長の仕事です。

部分最適と、全体最適の調和を上手くとることが、マネジメントの目的であり、結果でもありますが、そのヒントを与えてくれるのが、本書とこれに続く数冊の本といえるでしょう。

作者の、ゴールドラット博士はこの本を日本で発売すると、日本がますます発展すると危惧されていたそうですが、この本のメッセージを活用する日本人は、まだまだ少ないようです。


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この記事へのコメント
こんにちは!わたしも仕事柄(?)、某外資系半導体会社の方に読むことを薦められて黄色を夏ごろに読み終えました。ボトルネックを導き出すたとえなどおもしろいですよね。

その会社では各拠点でお手本書になってるようですよ~
Posted by anganghao at 2007年01月30日 11:24
半導体関連では、必読の書のようですね。
黄色の次は、赤、青と続きます(笑)

私には、どれも非常に参考になってます。
Posted by at 2007年01月30日 20:13
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