2007年06月12日

断定する危険

先日のQBS、企業倫理の授業からの話です。

企業倫理、企業としてのあり方を考える分野ですから、参加者の価値観等が反映した意見が聞けて、すごく面白いですね。

別に学問として捉えなくても、TVのニュース等から、この企業の対応はどうだろう?といった感じで家族や、友人と話すだけでも、面白いと思います。

意外にこの人は、こんなことを思っていたんだ~と驚くこともあるかも知れませんよ。


さて、今回の授業の対象企業は、「消費者金融」会社。
最近、ニュースでも大きく取り上げられていますから、クラスの意見も活発でした。

しかし、全体的なムードは、貸す方が悪い、もっと借り手の保護を図るべきだという論調です。
しかし、真実はどうでしょうか?

一方的な見方では、本当の判断はできません。
経営者になるのであれば、自分は、借り手に問題がある事案をどれだけ、知っているのだろうかという慎重さ、謙虚さが時には、必要なような気がします。


意見が一方的になったときは、わざと反対側に立って、議論を深めるのが有意義なのですが、1時間半の授業で、知識と議論の深まりの両方を求めるのは、なかなか難しい作業です。


これは、QBSに限らず、授業という形態を取る、学校全ての課題のように思います。
例えば、「1コマ90分」が常に適切とは言えないでしょう。
小学生低学年の算数の計算の授業は、おそらく30分が集中力の限界のように思いますし、討論をさせるのであれば、中学生でも2時間くらいの枠を設けるべきです。

授業時間という一つの枠を、当然の前提として受け止めるのではなく、改めて一から考え直してもいいように思いますが、どうでしょうか。


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Posted by たばやん at 08:46│Comments(0)経営
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