2007年08月27日
2007年問題
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秋は、毎年、新人弁護士の登録の季節ですが、今年はいきなり独立する(せざるを得ない)弁護士が増えそうです。
合格者数を増やす方針を取った時点で、こうなることは分かっていたことですが、現実に今から問題化していくと、弁護士業界では大きな議論となりそうです。
そもそも、一般企業に就職するとしても、全員が全員、内定をもらえる訳ではなく、就職浪人という人も珍しくない時代ですから、司法試験に合格したからといって、全員が就職できることが当たり前という発想でいることが、既にずれているのかも知れません。
弁護士としての資格は有している訳ですから、すぐに独立することもそもそも可能ですし。
しかし、どんな仕事でも本で学ぶことと、実際は違いますよね。
実務ならではのノウハウや知識があります。
そこを勤務弁護士として、ある程度、勉強させてもらってから、独立するというのが、今までのパターンでしたので、それなしでいきなりというのは、同業者としても心配になります。
また、顧客となる市民の皆さんにとっても、あまりいい傾向の話ではないように思います。
経営の安定していない状態では、本来、事件にすべきではない紛争まで、事件にする弁護士が増えるかも知れません。
アメリカのような、度を超した訴訟がニュースとして紙面や画面を賑わす日もそう遠くないかも知れません・・・。
増加させる人数と、業態として受け入れ可能な人数の試算等をほとんどせず、とにかく人数を増やせば、なんとかなるだろう的な今回の改革、一番割を食うのは国民だったということにならないように、ちょっと知恵を絞らないといけませんよね。
秋は、毎年、新人弁護士の登録の季節ですが、今年はいきなり独立する(せざるを得ない)弁護士が増えそうです。
合格者数を増やす方針を取った時点で、こうなることは分かっていたことですが、現実に今から問題化していくと、弁護士業界では大きな議論となりそうです。
そもそも、一般企業に就職するとしても、全員が全員、内定をもらえる訳ではなく、就職浪人という人も珍しくない時代ですから、司法試験に合格したからといって、全員が就職できることが当たり前という発想でいることが、既にずれているのかも知れません。
弁護士としての資格は有している訳ですから、すぐに独立することもそもそも可能ですし。
しかし、どんな仕事でも本で学ぶことと、実際は違いますよね。
実務ならではのノウハウや知識があります。
そこを勤務弁護士として、ある程度、勉強させてもらってから、独立するというのが、今までのパターンでしたので、それなしでいきなりというのは、同業者としても心配になります。
また、顧客となる市民の皆さんにとっても、あまりいい傾向の話ではないように思います。
経営の安定していない状態では、本来、事件にすべきではない紛争まで、事件にする弁護士が増えるかも知れません。
アメリカのような、度を超した訴訟がニュースとして紙面や画面を賑わす日もそう遠くないかも知れません・・・。
増加させる人数と、業態として受け入れ可能な人数の試算等をほとんどせず、とにかく人数を増やせば、なんとかなるだろう的な今回の改革、一番割を食うのは国民だったということにならないように、ちょっと知恵を絞らないといけませんよね。
Posted by たばやん at 12:43│Comments(0)
│法律