2010年06月16日
手法は任せる
知り合いの経営者さんに、従業員一律に同じような営業手法をさせようとする方がいました。
例えば、スーパー営業マンさんの営業手法をみんなで共有しようと、社内で発表会をしたり、勉強会をしたりしているところは少なくないですね。
大企業の保険会社とかはしょっちゅうそんなことばかりしているようなイメージがあります。
他の人のやり方を学ぶのはとても大事なことであり、それ自体は否定しません。
だけど、そのスーパー営業マン、スーパー販売員のやり方をまねた他の従業員がみんな、スーパーに進化しているのかというとほとんどまずない。というのが実情ではないでしょうか。
なぜか?
やり方は、やっぱり人それぞれなんだから。これに尽きますね。
それぞれが持つパーソナリティー、例えば、声質、話し方、性格等、どれをとっても同じ人はいません。
それを無理矢理合わせたところで、上手くいくはずがない。
最初の何ヶ月かは無理が利いても、いずれぼろがでます。続きません。
ですから、手法をまねる、統一するというのはあまり有効な方法ではないと思います。
それ以上に、そういう方法をとる経営者の方が気づいていないのが、方法を決めることによって、従業員の言い訳を用意してしまうことになることです。
そもそも営業であれば、注文を取ってくること(しかも、一回こっきりではなく、できればリピート客をたくさん)が主目的で、なおかつそれ以外の評価の対象はないはず。
ですが、手法をルールにすることで、その手法を守る、実行することが、従業員の目的になってしまいます。
「言われたとおりにやってますが、何か?」というセリフを言わせてはいけません。
それでは、いわば、練習のための練習になるような感じで、ひとつレベルが落ちてしまいますよね。
それに気づかずに、その手法の遵守の管理をしようとしてしまう経営者が少なくないですね。
たしかに、手法を管理するのは楽なんです。嫌なことも言わずにすみますし。
しかし、いくら手法を守っても、肝心の売上が上がらなければ同じこと。
手法を押しつけるのではなく、従業員各人に、それぞれ売上をあげるためには自分なりにどういう方法をとればいいのかを考えさせることがもっとも大事なのではないでしょうか。
例えば、スーパー営業マンさんの営業手法をみんなで共有しようと、社内で発表会をしたり、勉強会をしたりしているところは少なくないですね。
大企業の保険会社とかはしょっちゅうそんなことばかりしているようなイメージがあります。
他の人のやり方を学ぶのはとても大事なことであり、それ自体は否定しません。
だけど、そのスーパー営業マン、スーパー販売員のやり方をまねた他の従業員がみんな、スーパーに進化しているのかというとほとんどまずない。というのが実情ではないでしょうか。
なぜか?
やり方は、やっぱり人それぞれなんだから。これに尽きますね。
それぞれが持つパーソナリティー、例えば、声質、話し方、性格等、どれをとっても同じ人はいません。
それを無理矢理合わせたところで、上手くいくはずがない。
最初の何ヶ月かは無理が利いても、いずれぼろがでます。続きません。
ですから、手法をまねる、統一するというのはあまり有効な方法ではないと思います。
それ以上に、そういう方法をとる経営者の方が気づいていないのが、方法を決めることによって、従業員の言い訳を用意してしまうことになることです。
そもそも営業であれば、注文を取ってくること(しかも、一回こっきりではなく、できればリピート客をたくさん)が主目的で、なおかつそれ以外の評価の対象はないはず。
ですが、手法をルールにすることで、その手法を守る、実行することが、従業員の目的になってしまいます。
「言われたとおりにやってますが、何か?」というセリフを言わせてはいけません。
それでは、いわば、練習のための練習になるような感じで、ひとつレベルが落ちてしまいますよね。
それに気づかずに、その手法の遵守の管理をしようとしてしまう経営者が少なくないですね。
たしかに、手法を管理するのは楽なんです。嫌なことも言わずにすみますし。
しかし、いくら手法を守っても、肝心の売上が上がらなければ同じこと。
手法を押しつけるのではなく、従業員各人に、それぞれ売上をあげるためには自分なりにどういう方法をとればいいのかを考えさせることがもっとも大事なのではないでしょうか。
2010年06月16日
次は、iphone4
ipad、使い方をばっちりマスターした訳ではありませんが、いろいろと活用できています。
先週末は、講演する機会があったのですが、ipadだけで足りました。
予備でPCを持って行っておこうかとも思ったのですが、2,3度いろいろなプロジェクターにつなげても問題なかったので、思い切ってやめました。
今回も、無事につながり、問題なかったです。
もう予備でPCを持って行くことはないでしょうね。
おかげで、鞄が軽くなって、ほんと助かります(笑)。
で、今度はiphone4が出るということで、早速、昨日予約してきました。
iphoneは持っているのですが、3Gのままですし、カメラのレンズがおかしくなっていて、ゆがんだ写真しか撮れない状況でしたので、機種変更しようと思っていたのです。
昨日は、事務所近くのソフトバンクショップに30分前にいったら、もう1名待ちで。
でも受付は2名体制だったので、結局、私の方が先に予約完了できました。
だって、前の人は隣で、料金プランについて悩み出したんですもの(笑)。
予約しなくても間違いなく、すぐに買えるようになるのは分かっているのですが、このワクワク感が楽しいですよね。
今回のipadからの騒動(?)は、アップルの製品に、とてつもない顧客吸引力があることの証明なのかも知れません。
来週が楽しみです。
先週末は、講演する機会があったのですが、ipadだけで足りました。
予備でPCを持って行っておこうかとも思ったのですが、2,3度いろいろなプロジェクターにつなげても問題なかったので、思い切ってやめました。
今回も、無事につながり、問題なかったです。
もう予備でPCを持って行くことはないでしょうね。
おかげで、鞄が軽くなって、ほんと助かります(笑)。
で、今度はiphone4が出るということで、早速、昨日予約してきました。
iphoneは持っているのですが、3Gのままですし、カメラのレンズがおかしくなっていて、ゆがんだ写真しか撮れない状況でしたので、機種変更しようと思っていたのです。
昨日は、事務所近くのソフトバンクショップに30分前にいったら、もう1名待ちで。
でも受付は2名体制だったので、結局、私の方が先に予約完了できました。
だって、前の人は隣で、料金プランについて悩み出したんですもの(笑)。
予約しなくても間違いなく、すぐに買えるようになるのは分かっているのですが、このワクワク感が楽しいですよね。
今回のipadからの騒動(?)は、アップルの製品に、とてつもない顧客吸引力があることの証明なのかも知れません。
来週が楽しみです。
2010年06月08日
業務連絡
事務所開設に伴い、メールアドレスを新しくしております。
このブログに登録していたアドレスは、前のアドレスでしたので、ここ数週間の間に、本ブログからメールを送って頂いた方がおられましたら、お手数ですが、再度、お送り下さいますようにお願い致します。
このブログに登録していたアドレスは、前のアドレスでしたので、ここ数週間の間に、本ブログからメールを送って頂いた方がおられましたら、お手数ですが、再度、お送り下さいますようにお願い致します。
2010年06月05日
ビジネスを創る
経営法律事務所北斗も、今月でまる二ヶ月が過ぎようとしています。
もうすぐ港はでれそうかなという感じですかね。
おかげさまで、順調な滑り出しとなっています。
ありがたいことです。
うちの事務所の特色は、通常の法律事務業務ももちろん行いますが、それと同じくらい(気持ち的にはこっちが中心にしたいくらいですが)経営コンサルティングに力を入れていきたいと思っています。
弁護士が経営コンサルティング?といってもなかなか想像がつかないかもしれませんが、実態は極めて単純明快。
クライアント企業と一緒に、売上になりそうな市場がどこにあるかを考え、そこにどのように提案すれば受注できるかを練り、営業活動をかける。というだけです。
ビジネスを創る。という一番大事な仕事を一緒にやりますということですね。
今までの弁護士のイメージだとビジネスを守るため、あるいはビジネスを閉めるためという感じが強かったと思うのですが、そもそも創る時点で、強いものを創ってしまえば、守るのも簡単ですし、ましてや閉めることなんて、そう簡単にはいかないはずです。
その大事なスタート時に、活躍すべきなのが本来の弁護士の任務だと思っています。
そんなん言っても、お客さんのところにはいかないんでしょう?と思われた方、残念。
すでに営業マンとして、何度も私のクライアントのクライアント先に行っていますよ(笑)。
例えば、めでたく契約が成立しそうな時でも、お互いどのような契約にしたらいいのか、分からないことってあるんです。
例えば、請負契約がいいのか、売買契約がいいのか。とか。
買い主、売り主、委託者、受託者でそれぞれ立場が違う訳ですから、双方の立場からみれば、メリットデメリットはあります。
そんなとき、交渉中に、それぞれの条件をすりあわせて、それに一番沿った形の契約体系にすれば、後に紛争にもなりにくいですし、何よりもまとまります。
それを、お互いが自己に一方的に有利なひな形の契約書を、うちのフォーマットなんで、これを使って下さい、とか、ここはこう修正してくださいなんて、やっているのでは、まとまるものもまとまりません。
かといって、営業マンに一番いい契約体系を考えて、条件まとめてこい!と言っても、それは無理な話。
だったら、うちの弁護士を連れてってくださいな。ということになるのです。
今は、某クライアントで、ちょっとおもしろい商談を進めています。
もちろん私も打ち合わせには同席して、クライアントのみならず相手方双方の利益が最大限になる落としどころを模索しています。
それって双方代理じゃないの?と思われた同業ないし法律に詳しい方。
私は、クライアントの顧問ないし委任を受けた弁護士です。あくまでクライアントのために動くのです。
ですが、結局、ビジネスでは、一方だけが儲かる内容では続きません。
双方の利益が最大限になるところで落ち着くのが、いいビジネス。ありていにいえばwinwinですかね。
なので、結局、私の出す提案が、相手にとってもうちにとってもいい内容だということが多いのです。
相手も当然、自社の弁護士にチェックさせてますからね。
そんなことなので、営業マンや営業部長となって、我がクライアントのクライアント先にいくこともあるのです。
今の案件は、内容が知財関係なので、当事務所を使う本質的な意義が、もっともっとでてくるだろうと思っています。
うまくいけば、私も楽しくなりそうです。
もうすぐ港はでれそうかなという感じですかね。
おかげさまで、順調な滑り出しとなっています。
ありがたいことです。
うちの事務所の特色は、通常の法律事務業務ももちろん行いますが、それと同じくらい(気持ち的にはこっちが中心にしたいくらいですが)経営コンサルティングに力を入れていきたいと思っています。
弁護士が経営コンサルティング?といってもなかなか想像がつかないかもしれませんが、実態は極めて単純明快。
クライアント企業と一緒に、売上になりそうな市場がどこにあるかを考え、そこにどのように提案すれば受注できるかを練り、営業活動をかける。というだけです。
ビジネスを創る。という一番大事な仕事を一緒にやりますということですね。
今までの弁護士のイメージだとビジネスを守るため、あるいはビジネスを閉めるためという感じが強かったと思うのですが、そもそも創る時点で、強いものを創ってしまえば、守るのも簡単ですし、ましてや閉めることなんて、そう簡単にはいかないはずです。
その大事なスタート時に、活躍すべきなのが本来の弁護士の任務だと思っています。
そんなん言っても、お客さんのところにはいかないんでしょう?と思われた方、残念。
すでに営業マンとして、何度も私のクライアントのクライアント先に行っていますよ(笑)。
例えば、めでたく契約が成立しそうな時でも、お互いどのような契約にしたらいいのか、分からないことってあるんです。
例えば、請負契約がいいのか、売買契約がいいのか。とか。
買い主、売り主、委託者、受託者でそれぞれ立場が違う訳ですから、双方の立場からみれば、メリットデメリットはあります。
そんなとき、交渉中に、それぞれの条件をすりあわせて、それに一番沿った形の契約体系にすれば、後に紛争にもなりにくいですし、何よりもまとまります。
それを、お互いが自己に一方的に有利なひな形の契約書を、うちのフォーマットなんで、これを使って下さい、とか、ここはこう修正してくださいなんて、やっているのでは、まとまるものもまとまりません。
かといって、営業マンに一番いい契約体系を考えて、条件まとめてこい!と言っても、それは無理な話。
だったら、うちの弁護士を連れてってくださいな。ということになるのです。
今は、某クライアントで、ちょっとおもしろい商談を進めています。
もちろん私も打ち合わせには同席して、クライアントのみならず相手方双方の利益が最大限になる落としどころを模索しています。
それって双方代理じゃないの?と思われた同業ないし法律に詳しい方。
私は、クライアントの顧問ないし委任を受けた弁護士です。あくまでクライアントのために動くのです。
ですが、結局、ビジネスでは、一方だけが儲かる内容では続きません。
双方の利益が最大限になるところで落ち着くのが、いいビジネス。ありていにいえばwinwinですかね。
なので、結局、私の出す提案が、相手にとってもうちにとってもいい内容だということが多いのです。
相手も当然、自社の弁護士にチェックさせてますからね。
そんなことなので、営業マンや営業部長となって、我がクライアントのクライアント先にいくこともあるのです。
今の案件は、内容が知財関係なので、当事務所を使う本質的な意義が、もっともっとでてくるだろうと思っています。
うまくいけば、私も楽しくなりそうです。
2010年06月04日
ipad
時代を変えるもう一つのトピックはやっぱり、ipadでしょうね~
予約をしていたので、何とか発売日に手に入れることができました!
事務所にipadが着いたときは、業務の関係で、筑豊の山の中・・・。
とにかく早く帰って、触ってみたいと、浮き足立つばかりでした。
かれこれ、一週間になりますが、やっぱりすごい機械ですね。
この機械自体は、特段画期的な技術はないのかもしれませんが、使い方を創造する楽しみがつまった機械ですので、これからどんどんすごいものになっていくのではないでしょうか。
いわば、今は持っていることに価値があるかもしれませんが、今後は、どう使っていくかにもっともっと大きな価値がついていくような気がします。
出版社などは、活版印刷が発明された時と同じくらいのイノベーションが起こせるかもしれませんよね。
私も、遅まきながらevernoteや、dropboxを使い始めまして、だいぶ業務の効率化が図れそうな予感がしています。
手帳を捨てるのも近そうです(笑)
予約をしていたので、何とか発売日に手に入れることができました!
事務所にipadが着いたときは、業務の関係で、筑豊の山の中・・・。
とにかく早く帰って、触ってみたいと、浮き足立つばかりでした。
かれこれ、一週間になりますが、やっぱりすごい機械ですね。
この機械自体は、特段画期的な技術はないのかもしれませんが、使い方を創造する楽しみがつまった機械ですので、これからどんどんすごいものになっていくのではないでしょうか。
いわば、今は持っていることに価値があるかもしれませんが、今後は、どう使っていくかにもっともっと大きな価値がついていくような気がします。
出版社などは、活版印刷が発明された時と同じくらいのイノベーションが起こせるかもしれませんよね。
私も、遅まきながらevernoteや、dropboxを使い始めまして、だいぶ業務の効率化が図れそうな予感がしています。
手帳を捨てるのも近そうです(笑)
2010年06月03日
支持率=???
久しぶりの投稿ですが、その間、世の中は大きく動いてしまいましたね。
鳩山さん、そもそもあの人は、日本をすぐに、たとえば、3ヶ月やそこら、あるいは1年くらいで変えられると本気で思っていたのでしょうか?
心から思っていたのだとすれば、あまりにお坊ちゃん、あまりに無責任な話ですから、さっさと辞めて頂いてよかったように思います。
でも、誰がどうみても、今の日本の諸般の問題を劇的に変えられる魔法の薬なんてないことは分かっているはず。子ども手当も高速道路無料化も、普天間の県外移設も、魔法のまの字にもなりません。
空白の10年どころか、経済成長が後退する前に次の方針を作れなかったこの30年以上のツケが今、でているんです。
どうやったって、誰がやったって、1年はおろか、3年かかってでも無理でしょう。
鳩山さんも、それは当然分かっていたはず。
なぜ、私は、腰を据えてじっくりやりますと言えなかったのか。
その理由のひとつが、支持率ですか?
そもそもこの支持率って何かの意味があるのでしょうか?
そもそも母集団に偏りがあり、回答率も低い、公的な機関でもない、マスコミ各社のとった数字で、一国の総理が辞めるのですか?
それでは、選挙に何の意味があるというのでしょうか?
鳩山さんが、国民が聞く耳を持たなくなったというのなら、ちゃんともう一度、選挙をすればいい。
衆参同時でもいいじゃないですか。
聞くべき民意とは、支持率ではなくて、投票結果でしょう。
一国の指導者を選ぶまでの手順に時間をかけないから、安易に辞任していくばかり。
アメリカのように、予備選挙から何度も戦って、政策論争もやって、時間をかけて、リーダーを決めていかないといけないのでしょうかね。
日本の今の制度では、今回のような繰り返しで、いつまでたっても腰を据えた政治ができないのなら、抜本的に憲法改正してもらった方がいいような気がします。
今の日本では、責任と権限が不一致のままですからね。
鳩山さん、そもそもあの人は、日本をすぐに、たとえば、3ヶ月やそこら、あるいは1年くらいで変えられると本気で思っていたのでしょうか?
心から思っていたのだとすれば、あまりにお坊ちゃん、あまりに無責任な話ですから、さっさと辞めて頂いてよかったように思います。
でも、誰がどうみても、今の日本の諸般の問題を劇的に変えられる魔法の薬なんてないことは分かっているはず。子ども手当も高速道路無料化も、普天間の県外移設も、魔法のまの字にもなりません。
空白の10年どころか、経済成長が後退する前に次の方針を作れなかったこの30年以上のツケが今、でているんです。
どうやったって、誰がやったって、1年はおろか、3年かかってでも無理でしょう。
鳩山さんも、それは当然分かっていたはず。
なぜ、私は、腰を据えてじっくりやりますと言えなかったのか。
その理由のひとつが、支持率ですか?
そもそもこの支持率って何かの意味があるのでしょうか?
そもそも母集団に偏りがあり、回答率も低い、公的な機関でもない、マスコミ各社のとった数字で、一国の総理が辞めるのですか?
それでは、選挙に何の意味があるというのでしょうか?
鳩山さんが、国民が聞く耳を持たなくなったというのなら、ちゃんともう一度、選挙をすればいい。
衆参同時でもいいじゃないですか。
聞くべき民意とは、支持率ではなくて、投票結果でしょう。
一国の指導者を選ぶまでの手順に時間をかけないから、安易に辞任していくばかり。
アメリカのように、予備選挙から何度も戦って、政策論争もやって、時間をかけて、リーダーを決めていかないといけないのでしょうかね。
日本の今の制度では、今回のような繰り返しで、いつまでたっても腰を据えた政治ができないのなら、抜本的に憲法改正してもらった方がいいような気がします。
今の日本では、責任と権限が不一致のままですからね。
2010年05月21日
evernoteを導入!
最近、といっても前々からなのですが、自分の記憶力の低下を感じずにはおられません。
仕事量が増えていることとも関係があるのかもしれませんが、ちいさな仕事や予定をぽろぽろと落としてしまうことが、ままありまして・・・。
このままではいずれ大きなミスをやらかしそうで、何とか情報整理・集約をしていかないといけません。
で、PC上に付箋を貼ったり、手帳にメモをしたりとしていたのですが、それぞれで同期を取るのも大変ですし、何度も同じことをメモしたりして非効率・・・。
ということで、なんかいい方法はないのかなと思っていたところ、エバーノートが便利だという話をよく聞きますので、メールアドレスが新しくなったこの機会に、ひとつ試してみることにしました。
日本語版もリリースされたことも大きな動機のひとつですけど(笑)。
今のところ、会社PC、自宅マック、Web、iphoneで使えますので、効率は一気に高まりそうです。
そして、ipadが来たら、ベースをipadにして、手帳をやめれば、バッチリでしょう。たぶん・・・。
紙媒体を手放すことにとても不安を感じるのですが、これが「年齢」なんでしょうね。
あたかも最近のビジネスを、おじさん達が理解しがたい、あるいは理解したがらないのと同じ心理だと思います。
ここを思い切って、飛び越えれるかどうか、でこの先の成長も決まるのでしょう。
よし、環境が整い次第、手帳を捨てよう(笑)!
仕事量が増えていることとも関係があるのかもしれませんが、ちいさな仕事や予定をぽろぽろと落としてしまうことが、ままありまして・・・。
このままではいずれ大きなミスをやらかしそうで、何とか情報整理・集約をしていかないといけません。
で、PC上に付箋を貼ったり、手帳にメモをしたりとしていたのですが、それぞれで同期を取るのも大変ですし、何度も同じことをメモしたりして非効率・・・。
ということで、なんかいい方法はないのかなと思っていたところ、エバーノートが便利だという話をよく聞きますので、メールアドレスが新しくなったこの機会に、ひとつ試してみることにしました。
日本語版もリリースされたことも大きな動機のひとつですけど(笑)。
今のところ、会社PC、自宅マック、Web、iphoneで使えますので、効率は一気に高まりそうです。
そして、ipadが来たら、ベースをipadにして、手帳をやめれば、バッチリでしょう。たぶん・・・。
紙媒体を手放すことにとても不安を感じるのですが、これが「年齢」なんでしょうね。
あたかも最近のビジネスを、おじさん達が理解しがたい、あるいは理解したがらないのと同じ心理だと思います。
ここを思い切って、飛び越えれるかどうか、でこの先の成長も決まるのでしょう。
よし、環境が整い次第、手帳を捨てよう(笑)!
2010年05月18日
事務所設立記念祝賀会
先週末の金曜日、当事務所の設立を記念しまして、祝賀会を開催して頂きました。
発起人の方々には、QBSの村藤専攻長や、私の母校九工大の松永学長をはじめ合計5名の皆さんになって頂きました。
当日の出席者は、ありがたいことに200名以上の皆さんにお越し頂くことになり、会場はほぼ満員という感じでした。
ご多忙の折、ご出席頂きました皆様方には、この場を借りまして、改めて御礼申し上げます。
ほんと、感謝感激でした。
冒頭、我々2名からご挨拶をする機会があったのですが、なんせ200名の方々から一斉に注目されたことは全く経験もなく、完全に緊張して、舞い上がってしまいました(笑)。
本当にきれいに皆さん、注目して頂いてて・・・。
ひとりくらい、ちょっとフライング気味にご飯でも食べててくれるとよかったのですが(笑)。
そういう人もおらず・・・
挨拶は、だいたいの内容を考えていたのですが、ものの見事に飛んでしまい、結局、自分では何を言ったのかほとんど覚えていません・・・。
皆さんに、この場を借りて約束します。と言ったところまで予定通りだったのですけど、実際に約束するとして言った内容は覚えていない・・・という体たらくぶりで(笑)。
もっとも、今日まで、皆さんからの感想を聞くふりして、こそっとリサーチした結果によると、だいたいの内容はつかめましたので、約束は守れると思います。
何を約束したのかって?
それは、会場にお越し頂いた方々との秘密ということで(爆)。
ともかく、本当に多くの方々にお越し頂き、暖かいお言葉、激励を頂戴しました。
この期待に必ず応えることが、私のこれからの使命だろうと思っています。
なかなかすぐには自分達の理想とするサービスを提供できるようにはならないかもしれませんが、一歩ずつ着実に、新たなリーガルサービスの浸透を図っていければと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます!
北斗丸、いよいよ出航です
発起人の方々には、QBSの村藤専攻長や、私の母校九工大の松永学長をはじめ合計5名の皆さんになって頂きました。
当日の出席者は、ありがたいことに200名以上の皆さんにお越し頂くことになり、会場はほぼ満員という感じでした。
ご多忙の折、ご出席頂きました皆様方には、この場を借りまして、改めて御礼申し上げます。
ほんと、感謝感激でした。
冒頭、我々2名からご挨拶をする機会があったのですが、なんせ200名の方々から一斉に注目されたことは全く経験もなく、完全に緊張して、舞い上がってしまいました(笑)。
本当にきれいに皆さん、注目して頂いてて・・・。
ひとりくらい、ちょっとフライング気味にご飯でも食べててくれるとよかったのですが(笑)。
そういう人もおらず・・・
挨拶は、だいたいの内容を考えていたのですが、ものの見事に飛んでしまい、結局、自分では何を言ったのかほとんど覚えていません・・・。
皆さんに、この場を借りて約束します。と言ったところまで予定通りだったのですけど、実際に約束するとして言った内容は覚えていない・・・という体たらくぶりで(笑)。
もっとも、今日まで、皆さんからの感想を聞くふりして、こそっとリサーチした結果によると、だいたいの内容はつかめましたので、約束は守れると思います。
何を約束したのかって?
それは、会場にお越し頂いた方々との秘密ということで(爆)。
ともかく、本当に多くの方々にお越し頂き、暖かいお言葉、激励を頂戴しました。
この期待に必ず応えることが、私のこれからの使命だろうと思っています。
なかなかすぐには自分達の理想とするサービスを提供できるようにはならないかもしれませんが、一歩ずつ着実に、新たなリーガルサービスの浸透を図っていければと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます!
北斗丸、いよいよ出航です
2010年05月12日
西日本新聞に掲載して頂きました!
昨日、11日付の西日本新聞の朝刊に、当事務所開設の記事が掲載されました。
QBSネットワークで取材してもらっていたので、いつかは掲載してもらえるかなと思っていましたが、予想以上に大きな記事で、びっくりしてしまいました。な、なんと、写真付きです(笑)。
記者のUさん、ありがとうございます!
とはいっても、先に載ることを伝え聞いたので、当日は、しばらく原紙を確認することができず(笑)。
だって、こっぱずかしいじゃないですか・・・。
いろいろな人からご連絡を頂いた、夕方ようやく勇気を出して(笑)、読んでみました。
懸念していた写真うつりは、まあまあ(?)で、ほっと一安心。
内容的にも、さすがUさん、上手くまとめて頂いていて、言うことなし。でした。
同日の新聞は、1部、後生大事にとっておくことにしました。
しかし、新聞とは偉大なメディアですね。
私に直接、第一報で電話をくれたのが、日立にいたときの直属の上司Mさん。
朝一番で、当時と全く変わらない声を聞かせてくれました。
もう2,3年会っていないかもしれません。
当時、営業車の中で、いつも、どうしようもないバカ話ばかりしていたのを思い出しました(笑)。
近況報告に今度、お会いすることにしています。
たぶん、バカ話ばっかりになるでしょうけどね。楽しみです。
さらに、わざわざ、このブログまでおっかけてくれて、コメントを頂いた九工大同窓会「明専会」つながりのTさんも、相当ご無沙汰してしまった方です。
もちろん、これ以外にも掲載を見た方々から、激励や冷やかし(?)のご連絡を頂き、感謝しきりです。
特に、弁護士になる前にお付き合いがあって、今まで不義理をしてきた方からの連絡は、うれしいですし、当時を振り返らせてくれて、いいですね。
ここで、初心に返れたことは大きいです。
西日本新聞さん、Uさん、皆さんにほんと感謝です。
これからは「やります!」というだけではなくて、「こんな成果がでました!」という記事でも載せてもらえるようになりたいですね。
成功事例をどんどん出して、福岡を元気にしていきたい、そして自分も元気になっていきたいと思います。
QBSネットワークで取材してもらっていたので、いつかは掲載してもらえるかなと思っていましたが、予想以上に大きな記事で、びっくりしてしまいました。な、なんと、写真付きです(笑)。
記者のUさん、ありがとうございます!
とはいっても、先に載ることを伝え聞いたので、当日は、しばらく原紙を確認することができず(笑)。
だって、こっぱずかしいじゃないですか・・・。
いろいろな人からご連絡を頂いた、夕方ようやく勇気を出して(笑)、読んでみました。
懸念していた写真うつりは、まあまあ(?)で、ほっと一安心。
内容的にも、さすがUさん、上手くまとめて頂いていて、言うことなし。でした。
同日の新聞は、1部、後生大事にとっておくことにしました。
しかし、新聞とは偉大なメディアですね。
私に直接、第一報で電話をくれたのが、日立にいたときの直属の上司Mさん。
朝一番で、当時と全く変わらない声を聞かせてくれました。
もう2,3年会っていないかもしれません。
当時、営業車の中で、いつも、どうしようもないバカ話ばかりしていたのを思い出しました(笑)。
近況報告に今度、お会いすることにしています。
たぶん、バカ話ばっかりになるでしょうけどね。楽しみです。
さらに、わざわざ、このブログまでおっかけてくれて、コメントを頂いた九工大同窓会「明専会」つながりのTさんも、相当ご無沙汰してしまった方です。
もちろん、これ以外にも掲載を見た方々から、激励や冷やかし(?)のご連絡を頂き、感謝しきりです。
特に、弁護士になる前にお付き合いがあって、今まで不義理をしてきた方からの連絡は、うれしいですし、当時を振り返らせてくれて、いいですね。
ここで、初心に返れたことは大きいです。
西日本新聞さん、Uさん、皆さんにほんと感謝です。
これからは「やります!」というだけではなくて、「こんな成果がでました!」という記事でも載せてもらえるようになりたいですね。
成功事例をどんどん出して、福岡を元気にしていきたい、そして自分も元気になっていきたいと思います。
2010年04月28日
和な感じを
新しいこのブログのタイトルは、和魂洋才としたのですが、何故「和」なのか?について、ご説明しておきたいと思います。
基本的に、わたくし、日本という国が嫌いではありません。
特に、今、龍馬伝もやっていますが、戦国時代や幕末のあの時期を駆け抜けている日本人は、魅力的で誇りに思います。
ですから、日本という国に対する誇りを持ち、それを守りたいと思います。
一方で、最近の日本の社会の非合理性あるいは不効率性というべきところ、それは換言すれば仲間意識、島国根性とも言い換えていいのかも知れませんが、一昔前までは「よいところ」、長所だったところが、まるでオセロのように、悪いところ、短所になってきている傾向が見えてきています。
それは、単に食事が欧風になったとか、戦争に負けて、アメリカに憧れたからだ。だとかいう理由ではなく、何かが複合的に揃った結果、導かれてきている結果なようにも思えるのです。
つまり、守るべき日本らしさが消えつつある、またはそれがマイナスの効果が出つつあるという感じがしています。
そして、翻って、自分のことを鑑みるに、合理的かつ効率性の高い思考をよしとする方法論(それをMBAというかはさておき)を身につけ、その手法を駆使して、クライアントと自社をどんどん成功に導こうとスタートしたばかり。
もっとも、費用対効果という一面からは絶対に不正解なことも分かった上で、損得抜きでやることもありますし、江戸っ子の心意気を粋に感じて、一肌脱ぐということもあります。(まったく江戸に住んだことはないですが・・・)
そうすると、どちらか片一方の価値観にまるっきりシフトするには、やっぱり何か心苦しい。
日本人の心、侘び・寂び・粋をもって、でも手法は諸外国からいいものを導入して、競争に勝ち進む。
特に、粋(意気)の部分は大事にしたい。
そういうのが理想かなという思いに至ってきました。
まあ、大概の人は、同じような気持ちや考えに既になっているでしょうから、この考えに特に新規性も、独創性もないんですけどね。
ファンダメンタル、オーソドックスという感じですか。(なぜかしら、使えない英語を使いたがりますね(笑))。
ということで(?)、和の魂をもって、洋の技術を取り入れた、日本らしい新しい弁護士さんになりたいと思っているのです。
まとめが強引ですが、そういう心意気でやっとります!
基本的に、わたくし、日本という国が嫌いではありません。
特に、今、龍馬伝もやっていますが、戦国時代や幕末のあの時期を駆け抜けている日本人は、魅力的で誇りに思います。
ですから、日本という国に対する誇りを持ち、それを守りたいと思います。
一方で、最近の日本の社会の非合理性あるいは不効率性というべきところ、それは換言すれば仲間意識、島国根性とも言い換えていいのかも知れませんが、一昔前までは「よいところ」、長所だったところが、まるでオセロのように、悪いところ、短所になってきている傾向が見えてきています。
それは、単に食事が欧風になったとか、戦争に負けて、アメリカに憧れたからだ。だとかいう理由ではなく、何かが複合的に揃った結果、導かれてきている結果なようにも思えるのです。
つまり、守るべき日本らしさが消えつつある、またはそれがマイナスの効果が出つつあるという感じがしています。
そして、翻って、自分のことを鑑みるに、合理的かつ効率性の高い思考をよしとする方法論(それをMBAというかはさておき)を身につけ、その手法を駆使して、クライアントと自社をどんどん成功に導こうとスタートしたばかり。
もっとも、費用対効果という一面からは絶対に不正解なことも分かった上で、損得抜きでやることもありますし、江戸っ子の心意気を粋に感じて、一肌脱ぐということもあります。(まったく江戸に住んだことはないですが・・・)
そうすると、どちらか片一方の価値観にまるっきりシフトするには、やっぱり何か心苦しい。
日本人の心、侘び・寂び・粋をもって、でも手法は諸外国からいいものを導入して、競争に勝ち進む。
特に、粋(意気)の部分は大事にしたい。
そういうのが理想かなという思いに至ってきました。
まあ、大概の人は、同じような気持ちや考えに既になっているでしょうから、この考えに特に新規性も、独創性もないんですけどね。
ファンダメンタル、オーソドックスという感じですか。(なぜかしら、使えない英語を使いたがりますね(笑))。
ということで(?)、和の魂をもって、洋の技術を取り入れた、日本らしい新しい弁護士さんになりたいと思っているのです。
まとめが強引ですが、そういう心意気でやっとります!
2010年04月23日
経営指針書
3月末にドタバタで、福岡県中小企業家同友会の福友支部に入会しました。
期末の駆け込み需要のような入会になりましたが、4月からは同友会の行事にも参加しています。
同友会といっても、何をするところかよく分からなかったのですが、何度か参加させて頂いて分かったことは、経営指針書の作成をベースに経営者がお互いに切磋琢磨して経営を発展させていこうというのが、会の趣旨のようです。
経営指針書とは、耳慣れない言葉ですが、会社案内と事業計画書と決算書を足して3で割ったような感じですかね。
会社に関わる全ての人に知っておいてもらいたい事項をまとめたものというイメージでもいいかもしれません。
経営者が自身の頭の中に描いている未来像は他人からは全く分かりません。
経営者が常日頃、言葉で言っていても、大局的な説明は受けていないので、従業員からすると断片的な情報でしかなかったりします。
それでは、経営者の思いや方針はうまく伝わらないですよね。
そこで、経営指針書という形で、一度、文章に落として、それからみんなで共有していきましょうということのようです。
いいことだと思いました。
会社は、法人という一つの乗り物、器です。
当初、作った人は行き先を決めているかも知れませんが、運転手が変われば、行き先が変わるかもしれません。
このバスはどこにいこうとしているのか、それを明示するのが、経営指針書なんだろうと思います。
乗客(従業員)として、乗り込むとき、あるいは買い主(出資者、債権者)として、バスを査定するとき、とりあえずこれを読んで、乗るか乗らんか、買うか買わんか決めてつかぁさい!といえるだけのものを作っておけば、みんな安心して、選択することができますよね。
中小企業こそ、作っておくべきフォーマットのひとつでしょう。
だからこそ同友会というものが、長年継続して維持されているんだろうと思います。
うちも早く、作らないといけないと思っています。
期末の駆け込み需要のような入会になりましたが、4月からは同友会の行事にも参加しています。
同友会といっても、何をするところかよく分からなかったのですが、何度か参加させて頂いて分かったことは、経営指針書の作成をベースに経営者がお互いに切磋琢磨して経営を発展させていこうというのが、会の趣旨のようです。
経営指針書とは、耳慣れない言葉ですが、会社案内と事業計画書と決算書を足して3で割ったような感じですかね。
会社に関わる全ての人に知っておいてもらいたい事項をまとめたものというイメージでもいいかもしれません。
経営者が自身の頭の中に描いている未来像は他人からは全く分かりません。
経営者が常日頃、言葉で言っていても、大局的な説明は受けていないので、従業員からすると断片的な情報でしかなかったりします。
それでは、経営者の思いや方針はうまく伝わらないですよね。
そこで、経営指針書という形で、一度、文章に落として、それからみんなで共有していきましょうということのようです。
いいことだと思いました。
会社は、法人という一つの乗り物、器です。
当初、作った人は行き先を決めているかも知れませんが、運転手が変われば、行き先が変わるかもしれません。
このバスはどこにいこうとしているのか、それを明示するのが、経営指針書なんだろうと思います。
乗客(従業員)として、乗り込むとき、あるいは買い主(出資者、債権者)として、バスを査定するとき、とりあえずこれを読んで、乗るか乗らんか、買うか買わんか決めてつかぁさい!といえるだけのものを作っておけば、みんな安心して、選択することができますよね。
中小企業こそ、作っておくべきフォーマットのひとつでしょう。
だからこそ同友会というものが、長年継続して維持されているんだろうと思います。
うちも早く、作らないといけないと思っています。
2010年04月22日
固定観念との戦い
人は誰でも、今まで生きてきて見たり聞いたり、学んだりして経験値として蓄積したものを持っています。
それを、時に常識といったり、暗黙知といったり、ノウハウといったり、経験値と言ったり。
世の中では、結構、貴重なものとして取り扱われています。
過去の経験を覚えているだけで、お金がもらえてる人もいますよね。
今まで経験してきたことを信じることは、行動の裏付けとして安心極まりないので、昨日もできたんだから、今日もできるだろうとわざわざ思わなくても、いつもできることは当然できるものとして、我々は無意識的に行動しています。
(過去の経験に沿うと、今の)自分の考えは間違いなく正しいと断言する人も少なくありません。
私からすると、よほどの自信家か、無邪気な人かのどっちかだとしか思えませんが。
でも、それは本当に必然、正しい、あるいは「常識」なのでしょうか?
何事も、あまりに当たり前のようになっていても、実は、明日も同じようにできるとは限らないのではないでしょうか。それを信じるだけの保証をしてくれているのは、たまたまできていた過去の経験だけなのでは?
例えば、明日、突然、自転車に乗れなくなっていたり、電子メールが届かなくなっていたり、自社の商品が売れなくなっていたり・・・。
それぞれに何らかの原因はあるでしょうから、いつかまたできるようになるかもしれません。
しかし、いずれにせよ、昨日できたからといって、今日もできるという保証は誰もしていないのです。
私は、常識を常識として捉えすぎることが、固定観念だと思っています。
しかし、常識は変わりうるもの、法律も変わりうるもの。です。
固定観念にとらわれて、みるべきものを見ず(見えず?)、その結果、変革のチャンスを逃している企業や個人の方が相変わらず多いように思います。
そして、我々は、「弁護士」という既存のイメージ、固定観念とこれから戦っていくチャレンジをはじめたところです。
この固定観念は極めて頑強かつ広範に浸透しており、いつでもどこでも顔を出してきます(笑)。
いよっ、ミスター常識!と合いの手を入れたいくらいです・・・。
敷居が高い、話が難しい、気むずかしい、費用が高いなどなど。
今まで、どんだけ顧客を無視した商売をしてきとんねんとツッコミを入れずにはいられませんよね。
おかげで、我々の当面の経営課題は、いかに過去の遺物(既存の弁護士イメージ)を打破し、刷新し、我々の提供できるサービスを正確に認知してもらえるかという点に絞られています。
話を戻しますと、(経験に裏付けられていても)自分の考えや正しいと思っていることは、もはや正しくはないかもしれない。
常に自分や社会の常識を疑うことが、経営者にとっては大事だと思います。
といいながら、私は、それ(常識を疑うこと)すら、本当に正しいのかを疑っています。
堂々巡りになりそうですが、それくらい固定観念は取り除きにくいものです。
そもそも思考の枠を設定した方が考えはまとまりやすい。
例えば数学の世界で、最初からゼロや虚数の概念を持っていたら、ここまで発展していなかったかも知れません。
ですから、観念を固定することは、時として、有効であることは間違いないのです。(と、断言していいかどうかを疑いましょう(笑))
常識からいかに離れられるか、それが独創性を磨く最初のステップなんでしょうね。
それを、時に常識といったり、暗黙知といったり、ノウハウといったり、経験値と言ったり。
世の中では、結構、貴重なものとして取り扱われています。
過去の経験を覚えているだけで、お金がもらえてる人もいますよね。
今まで経験してきたことを信じることは、行動の裏付けとして安心極まりないので、昨日もできたんだから、今日もできるだろうとわざわざ思わなくても、いつもできることは当然できるものとして、我々は無意識的に行動しています。
(過去の経験に沿うと、今の)自分の考えは間違いなく正しいと断言する人も少なくありません。
私からすると、よほどの自信家か、無邪気な人かのどっちかだとしか思えませんが。
でも、それは本当に必然、正しい、あるいは「常識」なのでしょうか?
何事も、あまりに当たり前のようになっていても、実は、明日も同じようにできるとは限らないのではないでしょうか。それを信じるだけの保証をしてくれているのは、たまたまできていた過去の経験だけなのでは?
例えば、明日、突然、自転車に乗れなくなっていたり、電子メールが届かなくなっていたり、自社の商品が売れなくなっていたり・・・。
それぞれに何らかの原因はあるでしょうから、いつかまたできるようになるかもしれません。
しかし、いずれにせよ、昨日できたからといって、今日もできるという保証は誰もしていないのです。
私は、常識を常識として捉えすぎることが、固定観念だと思っています。
しかし、常識は変わりうるもの、法律も変わりうるもの。です。
固定観念にとらわれて、みるべきものを見ず(見えず?)、その結果、変革のチャンスを逃している企業や個人の方が相変わらず多いように思います。
そして、我々は、「弁護士」という既存のイメージ、固定観念とこれから戦っていくチャレンジをはじめたところです。
この固定観念は極めて頑強かつ広範に浸透しており、いつでもどこでも顔を出してきます(笑)。
いよっ、ミスター常識!と合いの手を入れたいくらいです・・・。
敷居が高い、話が難しい、気むずかしい、費用が高いなどなど。
今まで、どんだけ顧客を無視した商売をしてきとんねんとツッコミを入れずにはいられませんよね。
おかげで、我々の当面の経営課題は、いかに過去の遺物(既存の弁護士イメージ)を打破し、刷新し、我々の提供できるサービスを正確に認知してもらえるかという点に絞られています。
話を戻しますと、(経験に裏付けられていても)自分の考えや正しいと思っていることは、もはや正しくはないかもしれない。
常に自分や社会の常識を疑うことが、経営者にとっては大事だと思います。
といいながら、私は、それ(常識を疑うこと)すら、本当に正しいのかを疑っています。
堂々巡りになりそうですが、それくらい固定観念は取り除きにくいものです。
そもそも思考の枠を設定した方が考えはまとまりやすい。
例えば数学の世界で、最初からゼロや虚数の概念を持っていたら、ここまで発展していなかったかも知れません。
ですから、観念を固定することは、時として、有効であることは間違いないのです。(と、断言していいかどうかを疑いましょう(笑))
常識からいかに離れられるか、それが独創性を磨く最初のステップなんでしょうね。
2010年04月21日
「北斗」の由来
新しく設立した事務所は、「経営法律事務所 北斗」と名付けました。
頭に「経営」をもってきたのは、QBSで学んだ経営知識を最大限生かし、経営コンサルティングをメイン業務とすることを掲げたためです。
もちろん、QBSに行っただけで、経営ができるほど、経営は甘くありません。
ただ、中小どころか零細企業の経営なら、私は、実はもう30年近くやってきています。
私の実家は、日本一のうどん激戦区、さぬきうどんの香川で小さいながらも、うどん屋をやっています。
今まで30年近く、つぶれることなく継続できているのは、両親の力だけではありません。
子供ながらに、明日をもしれぬ危機感を抱きながら、経営改善の方法を考えて、新メニューを投入したり、オペレーションを改善してきたりした、私の試行錯誤の結果も含まれています。
消費税導入、税率の引き上げ、水不足、毎年なんぞかんぞあったのに、よくもったなというのが、正直な実感です。
恐ろしいくらい、新しいうどん屋ができては、つぶれていく状況をつぶさに見てきました。
夏休みは毎日毎日、やってくるお客さんの動向を、観察する癖がついてしまいました。
おかげで、夏休みの絵日記は、店の手伝いしか書くことがなかったですが(笑)。
小学1年生から看板娘ならぬ、看板息子として(笑)、零細企業、スモールビジネスの厳しさ、一方で、楽しさを骨身にしみこませてきました。
私がいつも笑顔なのは、脳天気な性格だからだけではないのかも知れませんよ。
しかも、幸いなことに飲食という水商売には、商売・ビジネスの基本が全て含まれていました。
したがって、私の経験値は、どんな業種、業態であっても、少なからず応用することができています。
そんなバックボーンもあっての、経営サポート、コンサルティングをメインに据えることにしたのです。
今後は、「名は体を表す」の通り、中小企業の経営を法律のみならず、全ての面でサポートできる法律事務所になっていければと思っております。
では、なぜ北斗か?
名前については、相当悩みました。
コピーライターの仕事は、本当に大変でしょうね。
あたれば、相当おもしろいとは思いますが。
で、悩んだ末に、ケンシロウのように世界を変えていこう!と思ったのです。北斗の拳からとりました。
というのは、後付けで、北極星からきています。
大航海時代、大西洋で、アメリカ大陸を目指した船団が北極星を頼りに航海を進めたように、今の経営者の皆さんが、我々を頼りに、あるいは羅針盤として、各自の経営を進めていってもらいたいという思いから、「北斗」とつけました。
経営にまよったら、北斗を探せばいい。
北斗が常に正しい道を指し示してくれる。
ライオンキングの1シーン(「お前の中に生きている」の曲が流れるシーンです。分かりませんね(爆))ような、そんな言葉が頂けるようになりたいなという願いを込めて名づけた次第です。
とはいえ、今は、まさに「北斗丸」自身が、出航したばかり。まだ港すら出ていません。
自らが航路に迷うことのないように、着実に進んでいきたいですね。
頭に「経営」をもってきたのは、QBSで学んだ経営知識を最大限生かし、経営コンサルティングをメイン業務とすることを掲げたためです。
もちろん、QBSに行っただけで、経営ができるほど、経営は甘くありません。
ただ、中小どころか零細企業の経営なら、私は、実はもう30年近くやってきています。
私の実家は、日本一のうどん激戦区、さぬきうどんの香川で小さいながらも、うどん屋をやっています。
今まで30年近く、つぶれることなく継続できているのは、両親の力だけではありません。
子供ながらに、明日をもしれぬ危機感を抱きながら、経営改善の方法を考えて、新メニューを投入したり、オペレーションを改善してきたりした、私の試行錯誤の結果も含まれています。
消費税導入、税率の引き上げ、水不足、毎年なんぞかんぞあったのに、よくもったなというのが、正直な実感です。
恐ろしいくらい、新しいうどん屋ができては、つぶれていく状況をつぶさに見てきました。
夏休みは毎日毎日、やってくるお客さんの動向を、観察する癖がついてしまいました。
おかげで、夏休みの絵日記は、店の手伝いしか書くことがなかったですが(笑)。
小学1年生から看板娘ならぬ、看板息子として(笑)、零細企業、スモールビジネスの厳しさ、一方で、楽しさを骨身にしみこませてきました。
私がいつも笑顔なのは、脳天気な性格だからだけではないのかも知れませんよ。
しかも、幸いなことに飲食という水商売には、商売・ビジネスの基本が全て含まれていました。
したがって、私の経験値は、どんな業種、業態であっても、少なからず応用することができています。
そんなバックボーンもあっての、経営サポート、コンサルティングをメインに据えることにしたのです。
今後は、「名は体を表す」の通り、中小企業の経営を法律のみならず、全ての面でサポートできる法律事務所になっていければと思っております。
では、なぜ北斗か?
名前については、相当悩みました。
コピーライターの仕事は、本当に大変でしょうね。
あたれば、相当おもしろいとは思いますが。
で、悩んだ末に、ケンシロウのように世界を変えていこう!と思ったのです。北斗の拳からとりました。
というのは、後付けで、北極星からきています。
大航海時代、大西洋で、アメリカ大陸を目指した船団が北極星を頼りに航海を進めたように、今の経営者の皆さんが、我々を頼りに、あるいは羅針盤として、各自の経営を進めていってもらいたいという思いから、「北斗」とつけました。
経営にまよったら、北斗を探せばいい。
北斗が常に正しい道を指し示してくれる。
ライオンキングの1シーン(「お前の中に生きている」の曲が流れるシーンです。分かりませんね(爆))ような、そんな言葉が頂けるようになりたいなという願いを込めて名づけた次第です。
とはいえ、今は、まさに「北斗丸」自身が、出航したばかり。まだ港すら出ていません。
自らが航路に迷うことのないように、着実に進んでいきたいですね。
2010年04月09日
タイトル、リニューアル!
平成22年4月1日より、「経営法律事務所 北斗」を開設することになりました。
そこで、本ブログのタイトルも一新し(といっても、ほとんど変わってませんが)、福岡ベンチャー弁護士の『和魂洋才』ということでいきたいと思います。
なにゆえ、『和魂洋才』かということなんですが、龍馬伝もブームになってますので・・・というのは冗談で、日本の、日本人の経営思想のいいところは残しながら、グローバルな視点をもって、新たな経営手法も積極的にどんどん取り入れていくべきだという考えを表したいい言葉だと思いましたので、独立に際して、自分の座右の銘にしようと思った次第です。
このブログでは、従前にもまして、経営と法律という2つの視点から、私が日頃、考えていることや、思っていること、などを伝えていければなと思っています。
今後とも、よろしくお願いします。
そこで、本ブログのタイトルも一新し(といっても、ほとんど変わってませんが)、福岡ベンチャー弁護士の『和魂洋才』ということでいきたいと思います。
なにゆえ、『和魂洋才』かということなんですが、龍馬伝もブームになってますので・・・というのは冗談で、日本の、日本人の経営思想のいいところは残しながら、グローバルな視点をもって、新たな経営手法も積極的にどんどん取り入れていくべきだという考えを表したいい言葉だと思いましたので、独立に際して、自分の座右の銘にしようと思った次第です。
このブログでは、従前にもまして、経営と法律という2つの視点から、私が日頃、考えていることや、思っていること、などを伝えていければなと思っています。
今後とも、よろしくお願いします。
2010年03月25日
サービスとは
久しぶりの更新です。
実は、四月より仕事のステージが変わりまして、このブログも模様替えする予定です。
近日中には、ご報告できるかと思います。
その関係で、設計・施工関係の打ち合わせをしています。
が、担当者のレベルに若干の問題が・・・。
自分がどのようなサービスを提供すべきなのか、よく理解できていないようです。
実は、こういう方が少なくありません。
というか、こういう人ばかりです。
サービス業である専門家はもちろん、営業マンであったり、料理人であったり、おそらくほぼ全ての職業に対して当てはまるのは、顧客の期待を超えるものを提供するということです。
お客さんの期待値を超えて初めて、割安感だったり、価値観を顧客が覚えて、こちらの求める対価を支払ってくれるのです。
ですので、顧客の期待値を正確に認識して、さらにそれを超えていく内容を提供できるスキルがなければ、ビジネスが続いていきません。
しかし、専門家に多いのですが、知識を売ればすむと思っている人がいます。
例えば、内装関係ですと、どのような素材があって、色のバリエーションがどういうものがあるのかというのは知識です。
我々弁護士でいえば、法律の規定や、判例の存在を知っていることが知識になりますね。
だけど、その知識を羅列して、提示したところでお客さんはちっとも納得しません。
それら知識を組み合わせて、創造的な回答を提供できるかどうかが大事なのです。
知識を得るだけなら、もうグーグルさんとHPで無料で知識を提供してくれている親切な人達がやってくれています(笑)。
内装の設計士さんだったら、顧客の期待を超えつつ、イメージ通りのものに仕上げるとか、弁護士だったら、法律を踏まえて、最適な解決策を提案するとか、料理人だったら、食べたことのない味を提供するとか・・・。
そうして初めて、プロとして対価をもらうことができると思うのです。
今回の私のケースだと、結局、それらの知識を聞いて、私が自分で組み合わせていくような形でイメージを具現化していきました。
彼には、私の知識が足りないところを、埋めてもらったにすぎませんでした。
これでは、次は絶対にないですよね。
事実、私は次どころか、今回そこに頼むかどうかすら分かりません・・・。
自分達が提供すべきものは何なのか、それをしっかりと認識することから、ビジネスは始まります。
実は、四月より仕事のステージが変わりまして、このブログも模様替えする予定です。
近日中には、ご報告できるかと思います。
その関係で、設計・施工関係の打ち合わせをしています。
が、担当者のレベルに若干の問題が・・・。
自分がどのようなサービスを提供すべきなのか、よく理解できていないようです。
実は、こういう方が少なくありません。
というか、こういう人ばかりです。
サービス業である専門家はもちろん、営業マンであったり、料理人であったり、おそらくほぼ全ての職業に対して当てはまるのは、顧客の期待を超えるものを提供するということです。
お客さんの期待値を超えて初めて、割安感だったり、価値観を顧客が覚えて、こちらの求める対価を支払ってくれるのです。
ですので、顧客の期待値を正確に認識して、さらにそれを超えていく内容を提供できるスキルがなければ、ビジネスが続いていきません。
しかし、専門家に多いのですが、知識を売ればすむと思っている人がいます。
例えば、内装関係ですと、どのような素材があって、色のバリエーションがどういうものがあるのかというのは知識です。
我々弁護士でいえば、法律の規定や、判例の存在を知っていることが知識になりますね。
だけど、その知識を羅列して、提示したところでお客さんはちっとも納得しません。
それら知識を組み合わせて、創造的な回答を提供できるかどうかが大事なのです。
知識を得るだけなら、もうグーグルさんとHPで無料で知識を提供してくれている親切な人達がやってくれています(笑)。
内装の設計士さんだったら、顧客の期待を超えつつ、イメージ通りのものに仕上げるとか、弁護士だったら、法律を踏まえて、最適な解決策を提案するとか、料理人だったら、食べたことのない味を提供するとか・・・。
そうして初めて、プロとして対価をもらうことができると思うのです。
今回の私のケースだと、結局、それらの知識を聞いて、私が自分で組み合わせていくような形でイメージを具現化していきました。
彼には、私の知識が足りないところを、埋めてもらったにすぎませんでした。
これでは、次は絶対にないですよね。
事実、私は次どころか、今回そこに頼むかどうかすら分かりません・・・。
自分達が提供すべきものは何なのか、それをしっかりと認識することから、ビジネスは始まります。
2010年03月16日
知財戦略コンサルティングシンポジウム2010
先日の土曜日、東京は、六本木ヒルズまで、シンポジウムを拝聴しにいってきました。
知財戦略コンサルティングシンポジウム2010と題したものです。
これは、各地方経産局の肝いりの事業であった、知財戦略コンサルティング事業について、各地での結果報告を基調としたものでした。
内容的には、どの企業さんの結果も興味深く、わざわざ東京まで行った甲斐がありました。
とはいえ、課題も明確に分かりましたね。
今回のコンサルティング事業では、各企業に弁理士、弁護士、中小企業診断士等の専門家を5~6名派遣して、半年間くらいかけて知財戦略の立案、実行を行っています。
これは、結局、経産局の予算措置があってこそ実行できるものと言わざるを得ません。
そこそこの企業が、社外の専門家を5人も6人も雇っていては、戦略のまえに会社が潰れかねません・・・。
1人の専門家に複数の専門的視点をもたせることと、企業の負担を軽減することのバランスを上手くとる方法を考えないと、とてもじゃないですが、どの企業さんもぜひ真似て下さいなんて、言えないでしょうね。
多くの中小企業の実態からすれば、専門家を雇うとしても、せいぜい1人です。
その人でおよそ全てのことを決めていってくれないと、あまり役には立たないでしょうね。
そういう意味では、実験としては意味があったと思いますが、事業としての広がりについては、疑問符を付けざるを得ませんね。
横断的知識とノウハウを有した専門家の養成、または専門家同士の有機的ネットワークの構築の方が、先決のような気がします。
実は、その候補一番手にいるのが、我々弁護士だと思うのですが、残念ながら多くの弁護士はそのことに気付いていないようで、今回のシンポジウムに参加した弁護士は、少なかったのではないでしょうか。
もったいないですね。
ちょっと手前みそですが、私もそのような経営に関する横断的知識とノウハウを企業さんに提供すべく準備してきましたが、いよいよ4月より、具体的に活動の幅を広げることができそうです。
そこでは、新しい弁護士のモデルを作ることができるように頑張りたいと思います。
知財戦略コンサルティングシンポジウム2010と題したものです。
これは、各地方経産局の肝いりの事業であった、知財戦略コンサルティング事業について、各地での結果報告を基調としたものでした。
内容的には、どの企業さんの結果も興味深く、わざわざ東京まで行った甲斐がありました。
とはいえ、課題も明確に分かりましたね。
今回のコンサルティング事業では、各企業に弁理士、弁護士、中小企業診断士等の専門家を5~6名派遣して、半年間くらいかけて知財戦略の立案、実行を行っています。
これは、結局、経産局の予算措置があってこそ実行できるものと言わざるを得ません。
そこそこの企業が、社外の専門家を5人も6人も雇っていては、戦略のまえに会社が潰れかねません・・・。
1人の専門家に複数の専門的視点をもたせることと、企業の負担を軽減することのバランスを上手くとる方法を考えないと、とてもじゃないですが、どの企業さんもぜひ真似て下さいなんて、言えないでしょうね。
多くの中小企業の実態からすれば、専門家を雇うとしても、せいぜい1人です。
その人でおよそ全てのことを決めていってくれないと、あまり役には立たないでしょうね。
そういう意味では、実験としては意味があったと思いますが、事業としての広がりについては、疑問符を付けざるを得ませんね。
横断的知識とノウハウを有した専門家の養成、または専門家同士の有機的ネットワークの構築の方が、先決のような気がします。
実は、その候補一番手にいるのが、我々弁護士だと思うのですが、残念ながら多くの弁護士はそのことに気付いていないようで、今回のシンポジウムに参加した弁護士は、少なかったのではないでしょうか。
もったいないですね。
ちょっと手前みそですが、私もそのような経営に関する横断的知識とノウハウを企業さんに提供すべく準備してきましたが、いよいよ4月より、具体的に活動の幅を広げることができそうです。
そこでは、新しい弁護士のモデルを作ることができるように頑張りたいと思います。
2010年02月04日
どうした!?トヨタ
皆さんもご存じのとおり、トヨタが揺れています。
それも企業としての本質的な価値、柱とも言うべき、「品質」で揺れています。
GMを追い抜こうとして、拡大路線を急ぎすぎたのか、あるいはプラットフォームの共通化等、設計効率の追求が行き過ぎたのか、はたまたカンバン方式のデメリットといえるような過度の分業化が招いたエアポケットなのか、今のところ、何が原因かははっきりしません。
経営の教科書的には、またひとついいお手本が出来たことには間違いないのでしょうが、日本という国、国民という狭い視点に落としてみれば、やっぱり他人事とは思えないですよね。
これでトヨタも傾くとすれば、日本企業は、大企業も中小も総崩れという印象が拭えなくなってきます。
なんとか踏ん張ってほしいものです。
注目して事態の推移をみていくべきニュースになりましたね。
個人的には、車の買い換えの際に、プリウスに試乗した時に感じた違和感が当たっていたというのがちょっとショックです。
試乗車のブレーキはしっかり効いていましたが、全体的な印象から、これは買いたい!という感じがしなかったのです。
デザインはともかく、中の内装の作りや、部品の質感がちょっと雑というか、チープというか。
それなり、値段なりなんですよね。
ハリヤーのハイブリッドにも乗りましたが、そちらもそれなり、値段なりなんです。
たしかにハイブリッドシステムにお金を掛けた分、どこかでコスト削減しなければならないのは分かっていますが、安い車でも1クラス上の品質の車を作り、市場にぶつけてこれたのがトヨタの優位性だったと思っていますので、違和感があったのです。
レクサスのハイブリッドがいいのは当たり前。プリウスでどこまで高品質が出せるかがトヨタの矜持の見せ所だと思うのですが、もはや普通の自動車メーカーになっていたのでしょう。
どこかで「トヨタ」であることよりも、「世界一の自動車メーカー」になることに目標が変わっていったのかも知れませんね。
そうなると、本来持っていた自己の競争優位性を伸ばすことではなく、他の弱点を補強するような戦略にシフトすることが多い。
海外メーカーに比べて、高級車マーケットが弱いと、レクサスブランドの確立を目指した点は、まさに弱点補強のための戦略だったといえそうです。しかし、「比較的安いのに、相当高品質な車」が売りのメーカーが、「高くて高品質な車」を売っても、そりゃ当たり前なだけです。
で、その結果、本来の特徴が消えてしまっていたとすれば・・・。
もしかしたら、トヨタにとっては、起こるべくして起きたリコール問題なのかも知れません。
それも企業としての本質的な価値、柱とも言うべき、「品質」で揺れています。
GMを追い抜こうとして、拡大路線を急ぎすぎたのか、あるいはプラットフォームの共通化等、設計効率の追求が行き過ぎたのか、はたまたカンバン方式のデメリットといえるような過度の分業化が招いたエアポケットなのか、今のところ、何が原因かははっきりしません。
経営の教科書的には、またひとついいお手本が出来たことには間違いないのでしょうが、日本という国、国民という狭い視点に落としてみれば、やっぱり他人事とは思えないですよね。
これでトヨタも傾くとすれば、日本企業は、大企業も中小も総崩れという印象が拭えなくなってきます。
なんとか踏ん張ってほしいものです。
注目して事態の推移をみていくべきニュースになりましたね。
個人的には、車の買い換えの際に、プリウスに試乗した時に感じた違和感が当たっていたというのがちょっとショックです。
試乗車のブレーキはしっかり効いていましたが、全体的な印象から、これは買いたい!という感じがしなかったのです。
デザインはともかく、中の内装の作りや、部品の質感がちょっと雑というか、チープというか。
それなり、値段なりなんですよね。
ハリヤーのハイブリッドにも乗りましたが、そちらもそれなり、値段なりなんです。
たしかにハイブリッドシステムにお金を掛けた分、どこかでコスト削減しなければならないのは分かっていますが、安い車でも1クラス上の品質の車を作り、市場にぶつけてこれたのがトヨタの優位性だったと思っていますので、違和感があったのです。
レクサスのハイブリッドがいいのは当たり前。プリウスでどこまで高品質が出せるかがトヨタの矜持の見せ所だと思うのですが、もはや普通の自動車メーカーになっていたのでしょう。
どこかで「トヨタ」であることよりも、「世界一の自動車メーカー」になることに目標が変わっていったのかも知れませんね。
そうなると、本来持っていた自己の競争優位性を伸ばすことではなく、他の弱点を補強するような戦略にシフトすることが多い。
海外メーカーに比べて、高級車マーケットが弱いと、レクサスブランドの確立を目指した点は、まさに弱点補強のための戦略だったといえそうです。しかし、「比較的安いのに、相当高品質な車」が売りのメーカーが、「高くて高品質な車」を売っても、そりゃ当たり前なだけです。
で、その結果、本来の特徴が消えてしまっていたとすれば・・・。
もしかしたら、トヨタにとっては、起こるべくして起きたリコール問題なのかも知れません。
2010年01月26日
自社ブランド・・・
先日、あるメルマガを読んでいますと、うち(メルマガ発行会社)もいつかは自社ブランドで商品を出したい旨の記述がありました。
たしかに、自社の名前や自社のブランド名が付いた商品が市場に出回るとなると感慨無量でしょうね。
そこをひとつの目標とするのも悪くありません。
一方、先日のNHKスペシャルでは、液晶テレビのOEM製造を行っている会社が取り上げられていました。
その会社は、一日数万台のテレビを製造していますが、そのいずれも自社のブランド名は付けられていません。
黒子に徹することによって、その会社は巨額の利益を上げています。
単純にどちらがいい悪いをいうつもりはありません。
どちらもそれなりのメリット、デメリットがあります。
問題なのは、それらを検討することなく、あるいは検討しても最終的には感覚的に判断してしまって、自社の方向性を見誤ることです。
自社の利益を最大化するためには、自社ブランドにこだわる必要がない場合も少なくありません。
特にベンチャーの場合は、アイデアを売ることが一番の利益を最大化する方法で、自社の名前がでるかどうかは問題外ということもあり得ます。
また、そこまでは考えつくとしても、本当に「売って」終わってしまう会社も多いような気がします。
売ってしまえば、1回の商売で終わります。
いかに継続的に売上が立つ仕組みをつくるのかが、重要なのにそこまで考えが及ばない経営陣もいますが、残念と言わざるを得ないですね。
誰もが右肩上がりで成長はできないからこそ、知恵を総動員して、企業を成長させる方法を考え抜かないといけません。
その時に、感情的には惹かれるけれども、合理的な判断の際には邪魔なものって意外に多いものです。
「自社ブランド」という魅惑的な言葉も、そのひとつかも知れませんね。
たしかに、自社の名前や自社のブランド名が付いた商品が市場に出回るとなると感慨無量でしょうね。
そこをひとつの目標とするのも悪くありません。
一方、先日のNHKスペシャルでは、液晶テレビのOEM製造を行っている会社が取り上げられていました。
その会社は、一日数万台のテレビを製造していますが、そのいずれも自社のブランド名は付けられていません。
黒子に徹することによって、その会社は巨額の利益を上げています。
単純にどちらがいい悪いをいうつもりはありません。
どちらもそれなりのメリット、デメリットがあります。
問題なのは、それらを検討することなく、あるいは検討しても最終的には感覚的に判断してしまって、自社の方向性を見誤ることです。
自社の利益を最大化するためには、自社ブランドにこだわる必要がない場合も少なくありません。
特にベンチャーの場合は、アイデアを売ることが一番の利益を最大化する方法で、自社の名前がでるかどうかは問題外ということもあり得ます。
また、そこまでは考えつくとしても、本当に「売って」終わってしまう会社も多いような気がします。
売ってしまえば、1回の商売で終わります。
いかに継続的に売上が立つ仕組みをつくるのかが、重要なのにそこまで考えが及ばない経営陣もいますが、残念と言わざるを得ないですね。
誰もが右肩上がりで成長はできないからこそ、知恵を総動員して、企業を成長させる方法を考え抜かないといけません。
その時に、感情的には惹かれるけれども、合理的な判断の際には邪魔なものって意外に多いものです。
「自社ブランド」という魅惑的な言葉も、そのひとつかも知れませんね。
2010年01月15日
パラドックス13
久しぶりに本の紹介です。
この年末年始は、本を読んでやるぞ!と意気込んでいたのですが、とある事情からそれもままならず、休み用に買い込んだ本がそのままになっています。
いわゆる「積ん読」ってやつですね。
こりゃいかんということで、まず手始めに、物理的に大きいハードカバーのこの本を読んでやりました。
最近、東野圭吾にハマッてまして、内容もよく見ないまま買いましたが、面白かったです。
理屈的にそんなことがあるのかどうかは分かりませんが、地球に何らかの影響がでる「13秒」の間に何かがあった人達に起こった出来事が綴られています。
最後にひっくり返すパターンではないので、結末は予想できるのですが、この本の主題はもう少し別のところにあります。
結構、深い話でした。
映画にできそうな本ですね。
よかったら読んでみて下さい。
2010年01月14日
債権者集会
会社や個人の方が破産を申し立てると、裁判所において、破産管財人が選任されることがあります。
破産管財人の主な仕事に、破産した会社等に残っている財産の換価があります。
例えば、保有していた不動産を処分したり、在庫商品を処分したりすることになります。
管財人には弁護士がなることが多いんですが、この換価業務は普通の商売、ビジネスに限りなく近いので、法律知識だけではなんともならないことがままあります。
在庫を売るといっても、できるだけ高く売らないといけない訳ですから、その業界の事情や仕組みを分かってないと、なかなか上手くいかないと言うことになります。
なので、弁護士の中でも向き不向き、好き嫌いが出てくる仕事になりますね。
で、その換価業務の状況を債権者の方に説明する機会が、債権者集会と呼ばれる手続になります。
今日は、大型倒産事件の債権者集会がありました。
債権者集会は、文字通り債権者、つまり破産したところにお金を貸したり、代金を払ってもらってない方々に集まってもらいます。
したがって、第1回目の集会の時などは、怒号が飛び交ったりすることもあって、緊迫することもあります。
今日は、2回目ということもあって、そういうこともなく落ち着いた集会でした。
管財人としては、やっぱり内心ほっとしますね(笑)
一時、破産も少なくなったように思いましたが、最近また厳しい企業が増えてきているような気がします。
それぞれで頑張るしかないんでしょうけども。
破産管財人の主な仕事に、破産した会社等に残っている財産の換価があります。
例えば、保有していた不動産を処分したり、在庫商品を処分したりすることになります。
管財人には弁護士がなることが多いんですが、この換価業務は普通の商売、ビジネスに限りなく近いので、法律知識だけではなんともならないことがままあります。
在庫を売るといっても、できるだけ高く売らないといけない訳ですから、その業界の事情や仕組みを分かってないと、なかなか上手くいかないと言うことになります。
なので、弁護士の中でも向き不向き、好き嫌いが出てくる仕事になりますね。
で、その換価業務の状況を債権者の方に説明する機会が、債権者集会と呼ばれる手続になります。
今日は、大型倒産事件の債権者集会がありました。
債権者集会は、文字通り債権者、つまり破産したところにお金を貸したり、代金を払ってもらってない方々に集まってもらいます。
したがって、第1回目の集会の時などは、怒号が飛び交ったりすることもあって、緊迫することもあります。
今日は、2回目ということもあって、そういうこともなく落ち着いた集会でした。
管財人としては、やっぱり内心ほっとしますね(笑)
一時、破産も少なくなったように思いましたが、最近また厳しい企業が増えてきているような気がします。
それぞれで頑張るしかないんでしょうけども。