セミナーの講師を

たばやん

2007年12月05日 17:50

昨日、やってきました。


「福祉用具の契約責任」という題で、契約責任についての基本的なお話しをさせてもらいました。

場所は、飯塚市にある「総合せき損センター」です。

学生時代、飯塚に住んでいたものの、全く行ったことがなかったので、今回のご縁で初めて知ったのですが、立派な施設でした。

福祉用具というのは、健常者だけの生活をしていると、なかなか目に付かないのですが、身体的にハンデがある方にとっては、生活に不可欠な用具になります。

しかし、残念なことに大量生産、大量消費の世の中には全く合いませんから、経済的には商売になりにくいのも事実です。

なので、ケースワーカーの方や、ケアマネージャーの方が、手作りしたり、改造したりして、カスタマイズして、ようやく使われていることが少なくありません。

そのような状況で、万が一事故が起きた場合にどうすればいいのか、事前の紛争防止として、契約書をどう結んでおけばいいのかというのは、福祉用具に関わる人にとっては、切実かつ重要な関心事なのです。


ですので、昨日のセミナーに参加頂いた方は、皆さん、私のつたない話でも、熱心に聞いて頂き、講師冥利に尽きました。ありがたいことです。

逆に、自分がもっと具体的に有効な解決策をアドバイスできないことがもどかしく思いました。


善意ある個人に、過度な責任を負わしている日本の現状が、ここにもあります。

「どげんかせんといかん」

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