ビジネスを創る

たばやん

2010年06月05日 12:15

経営法律事務所北斗も、今月でまる二ヶ月が過ぎようとしています。


もうすぐ港はでれそうかなという感じですかね。


おかげさまで、順調な滑り出しとなっています。
ありがたいことです。



うちの事務所の特色は、通常の法律事務業務ももちろん行いますが、それと同じくらい(気持ち的にはこっちが中心にしたいくらいですが)経営コンサルティングに力を入れていきたいと思っています。



弁護士が経営コンサルティング?といってもなかなか想像がつかないかもしれませんが、実態は極めて単純明快。


クライアント企業と一緒に、売上になりそうな市場がどこにあるかを考え、そこにどのように提案すれば受注できるかを練り、営業活動をかける。というだけです。



ビジネスを創る。という一番大事な仕事を一緒にやりますということですね。



今までの弁護士のイメージだとビジネスを守るため、あるいはビジネスを閉めるためという感じが強かったと思うのですが、そもそも創る時点で、強いものを創ってしまえば、守るのも簡単ですし、ましてや閉めることなんて、そう簡単にはいかないはずです。



その大事なスタート時に、活躍すべきなのが本来の弁護士の任務だと思っています。




そんなん言っても、お客さんのところにはいかないんでしょう?と思われた方、残念。
すでに営業マンとして、何度も私のクライアントのクライアント先に行っていますよ(笑)。




例えば、めでたく契約が成立しそうな時でも、お互いどのような契約にしたらいいのか、分からないことってあるんです。




例えば、請負契約がいいのか、売買契約がいいのか。とか。



買い主、売り主、委託者、受託者でそれぞれ立場が違う訳ですから、双方の立場からみれば、メリットデメリットはあります。



そんなとき、交渉中に、それぞれの条件をすりあわせて、それに一番沿った形の契約体系にすれば、後に紛争にもなりにくいですし、何よりもまとまります。




それを、お互いが自己に一方的に有利なひな形の契約書を、うちのフォーマットなんで、これを使って下さい、とか、ここはこう修正してくださいなんて、やっているのでは、まとまるものもまとまりません。



かといって、営業マンに一番いい契約体系を考えて、条件まとめてこい!と言っても、それは無理な話。



だったら、うちの弁護士を連れてってくださいな。ということになるのです。




今は、某クライアントで、ちょっとおもしろい商談を進めています。
もちろん私も打ち合わせには同席して、クライアントのみならず相手方双方の利益が最大限になる落としどころを模索しています。



それって双方代理じゃないの?と思われた同業ないし法律に詳しい方。
私は、クライアントの顧問ないし委任を受けた弁護士です。あくまでクライアントのために動くのです。



ですが、結局、ビジネスでは、一方だけが儲かる内容では続きません。
双方の利益が最大限になるところで落ち着くのが、いいビジネス。ありていにいえばwinwinですかね。



なので、結局、私の出す提案が、相手にとってもうちにとってもいい内容だということが多いのです。
相手も当然、自社の弁護士にチェックさせてますからね。



そんなことなので、営業マンや営業部長となって、我がクライアントのクライアント先にいくこともあるのです。


今の案件は、内容が知財関係なので、当事務所を使う本質的な意義が、もっともっとでてくるだろうと思っています。



うまくいけば、私も楽しくなりそうです。

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