2007年02月28日

法学部教授が不法投棄

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法を熟知した人間が法を破ることは、よくあることではあります。(いい悪いは別です)
大企業や役所のような巨大組織ほど、巨悪をなすのと同じように、権威や知識の近くにある人間の弱さがでてくるのでしょう。

今回のこの教授も、廃棄物処理法は当然知っていて、あえて行っているはずです。

それが悪いということは、いまさら言うまでもないのですが、私が同業者(?)として、恥ずかしいのは、警察にばれて、事情聴取に呼ばれた時さえも、令状がないなら帰ると言って、福岡に逃げたところです。

刑事訴訟法には、令状主義という憲法から引き継がれる法律を学ぶものであれば誰でも知っている大前提があります。
この教授は、それをいわば逆手にとって、自分の目先の身の安全を守ったのです。

人間ですから、分かっていても過ちを犯すことはあるでしょう。
しかし、それがばれたときに、さらに言い逃れをしたり、別の罪を重ねることは別次元の「罪」のように思います。

法律は、所詮他人が作ったルールにしかすぎません。犯罪は、人が決めたルールを破ることです。
そこで、さらに嘘や理屈でとりつくろうことは、私には、いわば神様あるいは自分の存在そのものとのルールを破るような気がします。
それをやっちゃあおしめえよ。と寅さんではないですが、まるで自分自身を否定するような感覚です。


この教授が、人間としての誇りや法学部教授としてのプライドまで捨てて、守りたかったものは何なのでしょうか。
あるいは、六法全書を捨てた時に、すべてを捨てたのでしょうか。
引き換えに、失ったものはとてつもなく大きいように思います。

しかし、なぜこういうのは福岡で起きるんでしょうかね(笑)


Posted by たばやん at 22:35│Comments(2)
この記事へのコメント
某国立大学法人関係者じゃなくて、ホッとしてます(笑)
Posted by 坂本剛 at 2007年02月28日 23:02
中には、私と一緒で、自分なりのマーケットを見つけている人もいて、ちょっと安心したりして。
Posted by louis vuitton sale at 2012年01月10日 12:06
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