2008年02月27日
検察を支配する悪魔
この間、最高裁での判決が確定した田中森一弁護士と、田原総一朗氏の対談形式の本です。
読み終えて、最後の田中弁護士の項が、印象に残りました。
真実を見通す能力、社会の実態を体感していない検察官が増えていることに、私も同じく危機感を抱きます。
今、無罪を争っている事件がありますので、ひとごととは思えません。
その事件も、検察官に、事実を見通す力(これは、特別に難しい能力ではありません。社会の中で注意深く、生活していれば備わる能力です。)があれば、そもそも起訴されなかったのではなかったのかなと思っています。
一旦、起訴されてしまえば、有罪率90%以上。
見立て間違われた方にとっては、相当過酷な戦いですが、被告人が頑張る以上、私も弁護人として最大限の努力をするつもりです。
机にしがみついて、勉強しかしたことのない、あるいは、生活に苦労したことのない頭でっかちの「悪魔」がこれ以上、増えないことを祈るばかりです。
Posted by たばやん at 10:19│Comments(1)
│本の紹介
この記事へのコメント
中には、私と一緒で、自分なりのマーケットを見つけている人もいて、ちょっと安心したりして。
Posted by louis vuitton sale at 2012年01月10日 14:39