福岡ベンチャー弁護士の『和魂洋才』

今日は、福岡刑務所に接見に行ってきました。
福岡刑務所は、四王寺坂の近くの山中腹にひっそりとあります。

その途中の景色がこちらです


市内は、積もるまではなかったですが、山は一面、真っ白という感じで、きれいでした。
刑務所も、２センチくらい積もっていました。

刑務所に何しにいったのかというと、刑務所内で事件を起こして、起訴された被告人の国選弁護人になったのです。
刑務所内でトラブルなんて起こるのだろうか？と思われた方、最近の刑務所はどこも収容人数が多すぎて、大変なのです。

少ない人数で、多くの受刑者を監督する看守さんが、ピリピリする。→それに反感を感じる受刑者が反抗的になる。→看守がもっとピリピリ、高圧的になる。→ちょっとしたことで、大きなトラブルに。という悪循環が起きやすくなっています。

また、予算等の関係から、受刑者に十分な医療行為を行っていないおそれがあったり、いじめや暴力があったりと、犯罪者だからと一概に言ってしまえない問題を多く抱えています。

犯罪を犯さない、犯していない多くの一般市民にとっては、縁遠い、関係のないことかも知れません。
でも、だから知らないでいいという問題ではないと思うのです。

刑務所見学等、行政主催の企画もあるようです。
ぜひ、一度は、刑務所がどういうところか、見てみて下さい。
そして、色々と考えてもらえると幸いです。