2008年01月29日

タイムリミットトーク

昨日、QBSの講義から帰る途中、オジサンズ11というTV番組を聞いてました。


有名男性司会者の面々があつまって、出されたお題について、制限時間内にスピーチを行うという企画でしたが、びっくりしますね。


やはり、その道の方は、レベルが違います。
ほとんどの方が、制限時間内にしっかりと話のオチまでつけて、終わらしていました。


体内時計がしっかり身に付いているのでしょうね。


我々、弁護士は、スピーチをする機会が多いとは言えませんが、裁判で、尋問をする機会は多いです。
尋問でも基本的には、制限時間があります。

その中で、聞いておかなければならないこと、聞き出さなければならないこと、聞きたいこと等々の優先順位を考えながら、質問していく訳です。

中には、予定した時間を全く無視して、聞きたいことを最後まで聞き続ける弁護士もいますが、やはりスマートではないですね。


また、裁判官から見ると、ポイントがずれた尋問をしている弁護士が少なくないそうです。(反省)
常に、判決をするために必要な情報は何だろうかと考えながら、聞いていかないといけません。

でも、主尋問(証人を申請した側からする尋問のことです)は、好きなだけ準備できるのですが、反対尋問は、なかなかそうはいきません。相手方の証人と打ち合わせする訳にはいきませんから、何がでてくるか、想像できない場合もあります。

そのため、その場の証言を聞き取って、鋭い質問をしなければなりませんから、なかなか大変です。
反対尋問の時は、頭を、フル回転させています。
それでも、これだ!という問いは、なかなか出来ないですね。

もらった時間内で、ポイントを押さえ、しっかり証拠になるような供述を引き出して終わる。そういう弁護士になりたいなと思ったのでした。


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Posted by たばやん at 20:50│Comments(2)法律
この記事へのコメント
とても意義深いコメントです。

日頃の会話でも、自分が何を伝えたいか、どんな応えを求めているのか、を考えたりしますが、その積み重ね、その奥深く行き着く先が尋問だったりするのでしょうね。

ドラマや映画はシナリオがありますから、本当の尋問はその時いかに的を得た鋭い質問が出来るか、と言うことなんですね。
Posted by murakawa at 2008年01月30日 10:52
murakawa さん

こんばんは。

そうですね。
それが、一番難しいです。
Posted by at 2008年01月30日 21:44
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