2010年11月22日
君がオヤジになる前に
ホリエモンの新しい本です。
20代前半から30代中盤までの架空の人物に対して、ホリエモンがアドバイスを送るなら・・・、という体裁をとっています。
最後は、自分自身へのアドバイスになっており、大変興味深く読みました。
ステージを上がっていくスピードが合わずに、友人や知人を切っていったホリエモン。
今は、そのことは間違っていないと思いながらも、そうではない方法をとっている人物と会うことで、何らかの葛藤が生じているようです。
私自身は、ホリエモンのような超スピードでステージが変わっていった経験がないので、全く同じ感覚ではないのですが、確かにホリエモンの今までのやり方について、同意できるところが少なくありません。
私も、実は、中・高時代の友人とは今、あまり付き合いがなくなっています。
それは、物理的に九州と高松とに離れてしまったこともありますが、当時、それぞれの考え方やスピード感が合わなくなってきたからかな。と今になっては、そう思うこともあります。
まあ、ひょんなきっかけがあれば、彼らとはまた、当時のような関係に戻れるのでしょうが。
一方で、たしかにずっと同じメンバーで活動しているグループは、会社でもたまにおられます。
高校の仲間で起業して、今に至るという会社がありますよね。
仲間割れしてしまう会社の方が多そうですが(笑)。
そして、そのグループはやっぱり全員が優れている訳ではなくて、傍目からは、誰か一人のスーパーマン(たいてい社長さん)がみんなの分も稼いでいるように見えたりします。
ホリエモンには、そのリーダーの心境が理解できないようです。
ただ、傍目からはたいした仕事をしていないように見えるメンバーでも、その中心人物、リーダーからすれば、かけがえのない能力を持っているのでしょう。
それが、たぶん「チーム」として存在する意味でしょうから。
そして、一人のスーパーマンが独力で事業をするよりかは、スーパーマンに率いられた最強チームによる事業の方が、発展する規模もスピードも速いことは間違いありません。
ホリエモンが、そんな仲間を見つけて、チームとしての能力を発揮する意味を見つけたとしたら・・・、非常に楽しそうなことが起こるように気がします。
個人的には、非常に期待したいですね。
Posted by たばやん at 18:30│Comments(0)
│本の紹介