スポンサーサイト

上記の広告は2週間以上更新のないブログに表示されています。 新しい記事を書くことで広告が消せます。  

Posted by スポンサー広告 at

2006年12月14日

ウィニー発明者に有罪判決

がでました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061213-00000016-maip-soci

判決文をみていないので、よく分からないところもあるのですが、私は個人的には納得がいってません。
仮に使い方によれば、違法行為が可能になると分かっていたとしても、それを放置することが犯罪になるのでしょうか?
たとえば、包丁研ぎの技術は、包丁の使い方によっては、殺人の幇助になるのか。
たとえば、青酸カリを作る工場は、青酸カリの保管方法を万全にしておかないと、工場から盗み出した犯人が殺人に青酸カリを使用した場合、殺人の幇助になるのか。
ネットによる誹謗中傷により、自殺した中学生がいた場合、書き込みを許したプロバイダーは自殺幇助となるのか。そもそもネットを発明した人物は、そのまた幇助犯になるのか。

今回の事件は、これらと同じと考えてよいかどうかがまず論点だろうと思うのですが、私は同じと考えます。
どんな技術、製品、商品でも使い方によって、よくも悪くもなります。
自動車は安全運転をすれば、とても便利な機械ですが、飲酒運転という違法行為により命を落とす人は後を絶ちません。今回の裁判所の論理でいけば、飲酒運転をする人がいるのを分かっているのにそれを制限する作為をしなかった自動車メーカーは業務上過失致死の幇助犯だということになります。
しかし、自動車メーカーはどこも起訴されそうにありません。おそらく今後も、その理由で起訴されることはないと思います。
まさか、人命より著作権の方が重要だということはないでしょう。

最初から違法目的で作ったのであれば話は別ですが、便利なものを目指して、作成した結果、開発者が、これで悪いことしようと思えばできるよねと気付く技術や製品は、世の中にいくらでもあります。

しかし、肝心なのは、それを違法行為に使うか否か。そこが人間として越えてはならない良心や正義であり、そこをあえて越えて、違法行為に使用した人に対して、はじめて刑罰をもって、反省を促すべきだと考えます。
それを使い方を間違った人々にではなく、開発した人に法により処罰することは、結果的に技術開発や新製品開発を停滞させることにならないでしょうか。
それで本当の解決になるのでしょうか?

今回のウィニーに関して言えば、著作権者側の怠慢も、大きな原因のひとつにあると思います。
その辺の議論もきちんとなされずに、しかも、違反者そのものの罪をほとんど問わずに、捕まえやすい開発者をとりあえず処罰する。
最近、目の前の事象にとらわれすぎて、大局的なものの見方ができなくなりつつある日本人ですが、司法までそうなりつつあることに、大きな危機感を覚えています。
  

Posted by たばやん at 11:28Comments(2)法律

2006年12月14日

まさお君逝く

まさお君、知ってます?
テレ東系の「ポチたま」に出ていた犬なのですが、先日死んでしまったそうです。(http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/tvtokyo/story/20061213hochi088/

まさお君の愛らしい行動と、小倉久寛さんのナレーションがなんともいえず、癒やされる番組でした。犬好きなのに、自宅で飼えない、さらにレトリバー好きの私としては、人ごととは思えないとです。

悪性リンパ種で急に。ということで、番組による酷使された結果ではないようですが、全く影響がなかったとは言い切れないでしょう。
チンパンジーのパン君も、TVに出しすぎという問題もあるようですし、TVの功罪は相変わらず難しいところです。

まさお君が天国でも、自分から進んで、全国(天国にも全国各地という区分があるのかどうかは知りませんが)を旅してくれているといいのになあと思います。  

Posted by たばやん at 00:53Comments(0)一般